世界の母親と子どもたちから、「ありがとう」!

公開日 : 2024-03-08

スーダン、コンゴ民主共和国、ウクライナ……。ニュースでは報じられていなくても、今も世界で多くの緊急事態や人道危機が続き、UNHCRの支援が必要とされています。着の身着のまま家を追われ、窮地にある人々の多くは母親と子どもたちです。そうした脆弱な立場にある人々へ思いを寄せ、温かい励ましの声やご支援をお送りくださったすべての皆様へ、厚く御礼申し上げます。
今回は、皆様へ心からの感謝を込めて、世界各国から届いている活動のご報告と、UNHCRジュネーブ本部の入山由紀子職員からの感謝のメッセージをお送りいたします。

「破壊された家に住めるようになりました」

シリアの母子

キンダさん(48歳)は、シリアのデリゾールに住む、3人の子を持つシングルマザーです。子どものうちムハマドさん(23歳)は障がいを抱えています。一家は安全を求めて避難先を転々とし、苦しい生活が続きました。デリゾールの戦闘が落ち着き故郷へ戻りましたが、自宅の壁には穴があき、激しく損傷していました。そこで、UNHCRは家屋の修復支援を行いました。「UNHCRは、壁と電気ケーブル、水のネットワークを修理してくれました。支援がなければ、私は再び家に住めるように修理はできなかったでしょう。これまで私たちは貧困と飢えに苦しんできました。食べ物がなく、夕食を食べないこともありました。紛争前のように、家族が安心して落ち着いた生活ができることを願っています」。

スーダンを逃れ、シェルターと物資を受け取った家族

スーダンの母子

5人の子の母のマハシンさん(35歳・黄色い服の女性)は、スーダンから2人の子どもたちと避難を余儀なくされました。彼女はスーダンでは幼稚園の先生で、現地NGOと協力し予防接種の啓発活動にもあたっていました。
チャドに逃れた後、幸い他の3人の子どもと母親に再会することができたマハシンさん。国境地帯で数週間寝泊まりした後、UNHCRの支援で難民キャンプへ移動し、シェルター、毛布、ソーラーランタン、調理器具セット、石けんなどの援助物資を受け取りました。

「支援が受けられるとは思いませんでした。奇跡です」

ウクライナの母子

エリナさん(41歳)は、ウクライナで暮らす7歳の子を持つシングルマザーです。親子は2016年以降、何度も避難を強いられてきました。
2022年に本格的な侵攻が始まると、住んでいたドネツク州を出てドニプロ州へ避難し、ゼロから生活を始めました。
最初に住んだモジュラーハウスでは辛い暮らしでした。「最初の冬はひどかったです。停電、寒さ、暗さ。何度も病気になりました。2つ仕事をかけ持ちしましたが、息子におもちゃやお菓子を買ってと言われても買えませんでした」。
エリナさんは、国内避難民としての書類の期限が切れていたため、ウクライナ政府からの助成金を受けられずにいましたが、UNHCRの法的サポートにより受給できるようになりました。また、冬に必要な薬を買ったり暖房費にあてられるよう、UNHCRから現金給付支援も受けました。「こうした支援が受けられるとは思っていませんでした。奇跡です。未来により自信が持てます。息子にプレゼントも買ってあげられるでしょう」。
2023年12月、ホリデーシーズンを目の前にエリナさんは嬉しそうな笑顔でした。

母親と子どもたちの命と健康を守る

アフガニスタンの母子

アフガニスタン・ナンガルハル州のクリニックで、診察を受ける男の子。UNHCRが建設したこのクリニックは地域の約3万5000人のヘルスケアを担い、住民や新しく避難してきたり帰還してきた人々などに対し、外来診察、予防接種、栄養支援、母親と子どもへの特別ケアなど様々な医療サービスを提供しています。また、UNHCRは女性の助産師の養成にも取り組み、妊産婦死亡率と乳幼児死亡率が世界的にも高いアフガニスタンで、母親と子どもたちの支援に力を入れています。

「戦闘が終わるまで、この家が私の避難場所」

コンゴ国内避難民

ジャニンガさんは5人の子の母親です。100歳という高齢で未亡人の彼女は、コンゴ民主共和国北キブ州での暴力により家族と家を追われました。
「100歳なので外での寝泊まりも十分大変です。戦闘から走って逃げるなんていっそう悪いです」と話すジャニンガさんは、この日UNHCRから緊急シェルターの提供を受けとり、笑顔がこぼれました。「戦闘が終わるまで、この家が私の避難場所になります」。
UNHCRはこのブシャガラ国内避難民居住地で、ジャニンガさんのように脆弱な立場にある人々に対し、約3000戸のシェルターを建設しています。

「皆様のご協力で、困難な状況の人々に支援を届けられます」

ジュネーブ本部 緊急事態・保安・供給局 入山由紀子

入山職員

ご支援者の皆様

この度はUNHCRの難民援助活動へ多大なご協力をいただき、心より感謝申し上げます。皆様の寛大かつ迅速なご支援のおかげで、UNHCRは緊急事態の中で母と子の命を守る活動を続ける事ができます。皆様からの心温まる応援と励ましのお声に勇気づけられ、より一層緊急事態への準備・対応に貢献できるよう臨んで参ります。本当に有難うございました。引き続きUNHCRの活動へのご理解、ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

今後も、UNHCRと一緒に家を追われた人々をご支援ください

今回ご紹介したのは、世界のUNHCRの活動の一部です。上記以外にも、母親と子どもたちに対して、自立生計支援や教育支援、心のケアなど多岐に渡る活動にあたっています。皆様のご支援は、世界各地の難民・国内避難民のために今日も大切に活用されています。あなたのご寄付が、誰かの命を守り、笑顔につながっているのです。
ぜひこれからもUNHCRと一緒に、世界の最も弱い立場にある人々を応援してください。

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