俳優 広瀬すずさん 特別インタビュー「一緒の船に乗っていける存在に」

昨年2023年11月に開催した第18回難民映画祭オープニングイベントに駆けつけてくださった俳優 広瀬すずさんの特別インタビューをお届けいたします。

公開日 : 2024-03-27

広瀬すずさんは国民的俳優として様々な作品に出演し、国内外で幅広く活躍されるかたわら、東日本大震災や新型コロナウイルスの支援を目的としたチャリティなど、社会貢献活動にも積極的に関わってこられました。
ウクライナ人道危機が発生した2022年には、被害を受けている人々のために「私なりの支援プロジェクト」と題したクラウドファンディングを実施。1000万円を超える寄付を集め、多くの方々に「行動することの大切さ」を伝えられました。

また、昨年2023年11月に開催した第18回難民映画祭のオープニングに駆けつけてくださり、ウクライナをはじめ世界で故郷を追われている人々への想いや、俳優として感じる映画の力について伺いました。

インタビュー記事:


―2023年11月に開催した第18回難民映画祭のオープニングイベントで、広瀬すずさんが映画の力、難民支援への想いをお話してくださったことは本当に心強く、多くの人に気づきを与えてくれました。どのような想いで応援に駆けつけてくださったのですか?

 

 

2023年11月に開催された第18回難民映画祭オープニングイベントの様子

 

(広瀬)
そうですね。映画のもつ力ってとても大きいと思うのですが、中でもドキュメンタリー映画は本当にリアルな人々の姿を実感することができて、一気に距離が縮まるので、すごく意義のある時間だと思っています。難民映画祭のオープニングには、私自身の難民支援の経験や想い、また映画の持つ力について一人でも多くの人に伝わればいいなと思って参加させていただきました。

―俳優として活躍される中で、映画の力についてどのように感じていますか?

(広瀬)
私は映画を演じるのも観るのも好きなので、映画は特別な存在ですね。映画館に行って、2時間3時間スクリーンとだけ対面して作品を堪能できる時間は、私にとって特別な時間です。映画を観終わった後、自分に無い感情を知った時や、共感できてワッと心を奪われた時に、お腹の底から叫びたい気持ちになったり、いろいろな響き方があって共鳴できる時間です。映画のそういうところが好きで、すごく力になる存在ですね。

2022年ウクライナ支援のためのクラウドファンディングを実施 「最初はひとりでやろうと」

 

2022年にクライナ人道危機で被害を受けている人々を支援するため、広瀬すずさんが立ち上げた
クラウドファンディング「私なりの支援プロジェクト」

 

―広瀬さんはウクライナ人道危機が発生した2022年に、被害を受けている人々のために「私なりの支援プロジェクト」と題したクラウドファンディングを実施されましたね。広瀬さんがチャリティを始めたきっかけや、実際に活動をして感じられたことを教えていただけますか?

(広瀬)
最初は1人でチャリティをやろうと思ったのですが、どこかのタイミングで自分の名前が出てしまうので、まずは事務所に確認するべきだと思いました。事務所に相談するなかで、こういう表に立つお仕事をさせていただけているからこそ、できることがあるのではないかと気づくことができました。それは多くの方に「一人ではできないけれど、人の船に乗ってみたら少しでも力になれるかも」と実感してもらえるということ。

きっと私と同じように、「何かできることはないかな」と思っている方々はすごく多いのではと思っていました。私は今25歳ですが、同世代のみなさんや、私より若いみなさんも参加できるような形が何かできたらと思い、お世話になっているスタッフさんやカメラさんなど周りの方々に相談したところ、快く引き受けてくださったんです。

想像以上に行動してみてよかったと思いました。私と同じように支援をする必要性を感じていた方からもお礼を言われたのは、やってよかったなと思った瞬間でしたね。


「一緒の船に乗っていける存在に」

―「私なりの支援プロジェクト」は、広瀬すずさんの思いが周りの方々に通じたからこそ実現した取り組みだったと思いますし、若い方々にとって広瀬さんの行動が大きな勇気になったのではないかと思います。広瀬すずさんより同世代の方々をはじめ、みなさんに最後に一言お願いします。

(広瀬)
私が表に立つお仕事をさせていただいているからこそ、一人でも多くの方に知っていただける、そして一緒の船に乗っていけるような存在になれればと思うことが多々あります。
とくに同世代のみなさんは、なかなか自分で行動することが難しかったりすることもあると思うのですが、難民の方々にも私たちと同じように人生があり希望があることが、難民映画祭を通して、そして私自身を通して、一人でも多くの方に届いたらいいなと思っています。
このような機会をいただけて大変感謝しています。



※本インタビューは、2023年11月に開催した第18回難民映画祭オープニングイベントでのインタビューをもとに構成しています。

 

広瀬すずさん略歴
静岡県出身。フォスター・プラス所属。
2012年にデビュー後、数々の映画・ドラマに出演。
2018年には第41回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞を受賞。
2019年、NHK連続テレビ小説100作目となる「なつぞら」にてヒロインを務めた。
また、同年に舞台「『Q』:A Night At The Kabuki」に出演し、紀伊國屋演劇賞の個人賞を最年少で受賞。
2025年公開予定の映画「片思い世界」では主演を務める。
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