気温、氷点下。あなたにこの冬、暖かさを届けたい。

ウクライナでは、2022年に始まったロシアによる本格的な侵攻以降、国内で508万人以上が家を追われ、国外へ620万人以上*が逃れるなど、未曾有の人道危機となっています。激しい戦闘が続く中で二度目の冬が迫っており、多くの人々が防寒対策が不十分な家や共同シェルターなどで、氷点下となる厳しい寒さに直面します。

* 2023年10月時点

またウクライナだけでなく、長年の紛争で多くの人が家を追われたままのシリアや、貧困や食料不足、地震の被害に苦しむアフガニスタンなど、中東の多くの地域でも冬は氷点下の寒さとなり、命の危機に直面する過酷な季節となります。

UNHCRはすでに防寒支援を開始していますが、必要な資金が追い付いていない状況です。

当協会はこうした状況を受け、ダイレクトメール（お手紙の送付）を通してUNHCRウクライナ・ウジホロド事務所で支援にあたる日本人職員からのメッセージや、世界各地の難民が冬を乗り切るために不可欠な支援などをお伝えし、ご協力をお願いするキャンペーンを実施することになりました。

UNHCRは、1950年に設立された難民援助活動を行う国連の機関です。難民支援への貢献が高く評価され、1954年と1981年にノーベル平和賞を受賞しています。また、日本人として初めて、緒方貞子さんがトップの国連難民高等弁務官を約10年間務めました。世界の難民の命を守り、保護する責務を負うUNHCRの援助活動は、皆様のご寄付に大きく支えられています。