国連難民サポーターに就任 サッカー元日本代表 北澤 豪さん 「難民問題への理解 まずは一歩踏み出すことから」
公開日 : 2022-05-23
国連難民サポーターの就任にあたり、北澤 豪さんよりコメントをいただきました。
難民問題への理解
まずは一歩踏み出すことから
誰も難民になりたくて、なっている人は一人もいません。
また教育やスポーツは生まれながら人間に与えられた平等の権利です。
2021年に開催された東京2020オリンピック・パラリンピック大会では、難民選手団が来日しました。どんな逆境にも立ち向かう彼・彼女たちの姿は、教育やスポーツは平等の権利だということを世界に示し、希望を与えてくれたのを覚えています。
世界の大きな問題になっている難民問題を理解する上でも、まず大切なことは、一人ひとりの心と心のつながりだと思っています。そしてサッカーをはじめスポーツは国境も民族の違いも関係なく、心がひとつになれる最高の手段です。
スポーツを通じて、世界で今も過酷な状況にある人々と触れあい、日本に住む私たち一人ひとりができることを、皆さんと一緒に取り組んでいければ幸いです。
北澤さんは幅広い活動を通じてサッカー界の発展に貢献する傍ら、次世代の選手の育成や社会貢献活動にも積極的に従事し、スポーツのみならず環境問題や教育支援、女性自立支援などの大切さを日本の人々に発信しています。サッカー界を牽引する北澤さんに、難民の苦境だけではなく、彼らの持つ力強さ、困難に立ち向かう創造力、そして希望を、スポーツを通じて日本の皆さんに伝えていただきます。
(※)「国連難民サポーター」とは:国連UNHCR協会では、寄付を通じて難民支援に参加くださる支援者の皆様とともに、UNHCRの日本国内での広報・募金活動拡大のためにご協力くださる著名人の方に「国連難民サポーター」として活躍していただいています。現在活躍中の国連難民サポーター(著名人)は、北澤 豪さんのほか7名の方々です。
詳細はこちら https://www.japanforunhcr.org/news/2017/2119
■北澤 豪さん プロフィール
サッカー元日本代表選手。中学時代は読売サッカークラブ・ジュニアユースに所属。修徳高校卒業後、本田技研工業株式会社に入社。海外へのサッカー留学・日本代表初選出を経て、読売クラブ(現 東京ヴェルディ)で活躍(J1リーグ通算264試合)。日本代表としても多数の国際試合で活躍した(日本代表国際Aマッチ 59試合)。03年現役を引退。
(公財)日本サッカー協会参与 フットサル・ビーチサッカー委員長、(一社)日本障がい者サッカー連盟会長、(一社)日本女子サッカーリーグ理事としてサッカーのさらなる発展・普及に向け活動を行っている。
また、国際協力機構(JICA)サポーターとして社会貢献活動にも積極的に取り組み、サッカーを通じて世界の子ども達を支援できる環境作りを目指している。2022年、日本初のeスポーツ専門の高等学校 「eスポーツ高等学院」名誉学院長に就任。