【続報】パキスタン洪水

たくさんの皆様からのご支援、誠にありがとうございます。皆様のご支援で可能となった、UNHCRの救援活動をご紹介いたします。

公開日 : 2022-10-07

テントから顔を出す少女今回のパキスタン洪水で最も甚大な被害を受けた被災地のひとつ、カイバル・パクトゥンクワ州にて、UNHCRのテントから顔を出して微笑んでくれたアフガン難民の少女

パキスタンの国土の3分の1を襲ったモンスーンの豪雨・洪水の被害に遭った難民、そして受け入れコミュニティ。雨水に覆われた町の様子はここ日本でも広く報道され、多くの方々が温かいお気持ちを寄せてくださいました。皆様からのご支援、本当にありがとうございます。

皆様のご支援のお陰で、UNHCRは現地で被災者の命を守るための救援活動を開始するとともに、命を守る支援を届けるために、23回の空輸を実施。すでに120万点の救援物資を届けています。(* 10月2日現在)

このたびは、たくさんの皆様からのご支援で可能となっているUNHCRの救援活動の模様をお伝えします。

皆様のご支援は、被災者の元へ

シェルター支援/救援物資

UNHCRは、テント、多目的に利用できる防水シート、毛布、就寝用マット、調理器具等、洪水被害を受けたコミュニティの尊厳を守るために不可欠な救援物資をパキスタン被災地に届けました。

届けられた主な救援物資
テント:3万800張、ビニールシート:10万6000枚、中長期型シェルター(Refugee Housing Unit):2000棟、就寝用マット:20万3000枚、調理器具:5万セット、蚊帳:16万8000枚、バケツ、水汲み容器:各10万個、毛布:28万5000枚

救援物資の配布は今後も拡大していく予定です。

テントに避難する被災家族
救援物資を受け取る被災地の家族
救援物資
防水シートや石けん等、配布された救援物資

保健

UNHCRはパートナー団体から、蚊に刺されることによって感染する疾患であるデング熱の報告を受け、報告された難民居住区で迅速な調査を実施。
また、マラリアのリスクを軽減させるため、UNHCRはパートナー団体を通じて、ペシャワール地区とノウシェラ地区にある、難民が暮らす2つの村等に3500枚の虫除けネットを配布しています。

現金給付

ボランティアやパキスタンの県職員との連携により、パンジャブ州で現金による緊急支援を開始。洪水の被害を受けた56世帯に現金給付が実施されました。この支援は他の地域でも進行中で、この洪水で最も弱い立場に置かれた人々を対象としています。

保護

被災地のニーズを明確に把握するため、他国連機関と共同で被災地の実地調査を実施。また、保護対応を強化する取り組みの一環として、UNHCRは保護強化に取り組むため、シンド州へのミッションを展開しています。調査結果は洪水対応におけるより広範な保護対策に反映する予定です。
加えて、災害対応と復興がジェンダーに配慮した包括的なものであることを確認し、メンタルヘルスと心理社会的支援サービス、ジェンダーに基づく暴力の予防、子ども等、年齢に応じたレクリエーション活動を進めていくため、地元当局との話し合いを進めています。

テントの側で遊ぶ子どもたち被災地に建てられたシェルター

なお、難民が暮らす被災地の村々では、144校ある学校のうち、143校が機能していますが、34校は大きな被害を受けたことが確認されています。教育を継続させるため、被害を受けた学校の復旧にさらなる支援が必要とされています。

気候変動に脅かされ、故郷を追われる人々を守るために

UNHCRパキスタンのTwitterより

「気候によるこれほどの規模の殺戮は見たことがありません」
アントニオ・グテーレス国連事務総長は、パキスタンへの大規模かつ緊急の資金援助を呼びかけています。

9月に開催された第74回国連総会に先駆け、アントニオ・グテーレス国連事務総長(第10代国連難民高等弁務官)は、パキスタンの被災地を訪問。世界へ向けて早急の支援を訴えました。また、国連総会でも、パキスタン、アフリカの角、サヘル、小さな島々、開発途上国等、世界で最も弱い立場にある人々が、地球温暖化や気候危機の原因であるCo2(二酸化炭素)等の温室効果ガスの排出量が多い国々の強硬姿勢のために恐ろしい代償を払っている、と警告を鳴らしています。

世界の情勢が目まぐるしく変わっていく中、今回のパキスタンにおける洪水の報道は減りつつありますが、被災地域では9~10月も雨季が続き、予断は許さない状態です。UNHCRはパキスタン政府と協力し、難民と受け入れコミュニティの人々の命と生活を守るため、これからも援助活動を実施していきます。どうぞこれからも、UNHCRの活動をご支援ください。

救援物資を運ぶトラック
救援物資を運ぶUNHCR職員

UNHCRは故郷を追われた人々の命を生活を守るため、世界中で人道的な緊急事態に対応しています。2021年はアフガニスタン、ミャンマー等の緊急事態に対応し、2022年2月にはウクライナにて、いち早く救援活動を展開してきました。

「国連難民サポーター」の皆様による毎月のご支援により、UNHCRは常に救援物資を備蓄し、緊急事態に対応できるだけではなく、学校教育や自立支援といった長期的な支援を進めることができます。ぜひ、毎月のご支援、または毎月のご支援の増額をご検討いただければ幸いです。

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パキスタン洪水 これからもご支援ください

パキスタン洪水の被災地域では、農地等でも大きな被害が出ており、人々の生活は著しく脅かされています。被災した人々に、これからも救援活動を拡大していくため、そして子どもたちに教育を授けるため、これからもどうぞご支援ください。

※当協会は認定NPO法人ですので、ご寄付は寄付金控除(税制上の優遇措置)の対象となります。

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