キヤノンオープンギャラリーにて開催中「UNHCR 難民アスリート写真展」に、パラリンピアンのイブラヒム・アル・フセイン選手が訪問
コンテンツの要約2022年 6月17日(金)、キヤノンオープンギャラリー2(品川)にて開催中の「UNHCR 難民アスリート写真展 乗り越える。希望の体現者たち」をイブラヒム選手本人が訪問。
公開日 : 2022-07-06
シリア出身のイブラヒム選手は、リオ大会と東京大会で難民選手団のメンバーとしてパラリンピックの競泳種目に出場。2021年に開催された東京パラリンピックに難民選手団として再び選出され、競泳 男子 100m 平泳ぎ・50m 自由形に出場した経歴を持つパラリンピアンです。現在は、水泳の他にも、車いすバスケットボールにも取り組んでいる二刀流の選手です。
今回は、東京大会以降の再来日となりました。自身が立ち上げた障がいをもった難民にスポーツを通じて希望を届けることを目的として活動する、非営利団体ATHLOS FOUNDATIONの活動として日本に約2週間滞在。自身の写真が展示されている「UNHCR 難民アスリート写真展」を訪れました。
©CANON
INC. キヤノンギャラリーのエントランスにて記念撮影をするイブラヒム選手
ギャラリーのエントランスでは、ダイナミックで臨場感の溢れる写真に対面。当日はキヤノン サステナビリティ推進部 郡司典子本部長はじめ、キヤノン社員の関係者の皆さまにお出迎えいただき、イブラヒム選手にも瞬く間に笑顔が広がりました。
イブラヒム選手からは難民問題について関心を寄せ、写真展の開催実現をサポートいただいたキヤノンの皆さまに感謝の言葉が贈られました。
©CANON INC. サステナビリティ推進部 郡司典子本部長と当時の様子を振り返る様子
イブラヒム選手は内戦下のシリアで、狙撃手に撃たれた友人を救おうとした際に砲撃に巻き込まれ、ふくらはぎから下の右足を失う大けがを負いました。一度は生きる意味を失いかけた時もあったと語るイブラヒム選手ですが、それでもあきらめず幼少期から取り組んでいたスポーツで、再び逆境を乗り越えて2度のパラリンピック出場を果たします。
©CANON INC. 自身の写真の前で笑顔を見せるイブラヒム選手
難民選手団に選出された難民アスリートは国籍や言語が違いますが、イブラヒム選手にとっては家族のような存在であるとそれぞれの選手の素晴らしさを紹介してくれました。
©CANON INC. イブラヒム選手が”兄弟”と慕うアフガニスタン出身のアバス・カリミ選手(競泳 男子 50m バタフライ・男子 50m 背泳ぎ)の写真の前で記念撮影をする様子。
当写真パネルの制作は、国連UNHCR協会監修のもと、難民支援を志す学生組織「Youth UNHCR」のメンバーが中心となって企画し、掲載する写真の選択、文章の作成・編集などを行いました。キヤノンはデザインを担当し、完成したパネルデザインをキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」で出力しました。
詳しくは、現在開催中の「UNHCR 難民アスリート写真展 乗り越える。希望の体現者たち」にてご覧いただけます。まさに、写真展のタイトルの通り「希望の体現者」である選手一人ひとりのエピソードは圧巻です。
是非、この機会に多くの皆さまにご来場いただけますと幸いです。
■ 開催概要
日 時 2022年6月11日(土)~7月12日(火)10:00~17:30 *日・祝日は休館
会 場 キヤノンオープンギャラリー2
東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー2階
JR品川駅(2階)港南口方面より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分
主 催 国連UNHCR協会、キヤノン
入場料 無料
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