UNHCR、ティグレ北部(エチオピア)の破壊された難民キャンプに到着

本稿はジュネーブの国連欧州本部(パレ・デ・ナシオン)で行われた記者会見におけるボリス・チェシルコフUNHCR報道官による報告の要約です

公開日 : 2021-03-29

2021年3月26日 ― 安全面が今も懸念される中、UNHCRは2020年11月以来初めて、エチオピアのティグレ地域北部にあるシメルバ/ヒサット難民キャンプ各々へ再びアクセスできるようになりました。

この地域での国連人道問題調整事務所(OCHA)との共同ミッションの最中、UNHCRは両キャンプが完全に打ち砕かれ、人道支援のための施設がすべて強奪、破壊されていることを確認しました。

ヒサットでは、ゾーンAとして知られるこの地域のシェルターのほとんどが、UNHCRの事務所や職員用の宿舎と同様に、焼け落ちていることが判明しました。このミッションによって、今年の初め、衛星画像や難民からの言葉が何を示していたのかが確認されました。

UNHCRはこの地で暮らしていたエリトリア難民の安否を深く懸念しています。彼らは皆、これらのキャンプから逃れました。

この共同ミッションでは、シェラロの町も訪問。この地域で難民は離散し、安全と支援が緊急に必要とされている、と理解されています。次のミッションでは、この地に住む人の数を特定し、UNHCR及びエチオピア政府機関である難民・帰還民機関(ARRA)が援助を届けて自発的な移住を計画できる可能性を探っていく予定です。

この危機の前、ヒサットとシメルバという北部の2か所の難民キャンプでは難民約2万人が生活をしており、7000人以上が自力またはエチオピア当局の支援を経てマイアイミとアディハラシュにある別の2か所のエリトリア難民キャンプにたどり着きました。また、UNHCRは今までにヒサット、シメルバから来た難民2000人以上と、シャイア、メケル、アファル、アジス・アベバで連絡を取っています。

マイアイミ及びアディハラシュのキャンプでは、移って来た難民に食料や救援物資が提供されました。彼らは今、すでに許容人数を超えているキャンプ内で親類と暮らしていたり、学校や共同の建物、新たに建てられた約500張の緊急シェルターで生活したりしています。新たシェルター100張を設置中ですが、これでもまだ十分ではありません。特に、来たる雨季に備え、さらに到着してくる難民が宿泊するための別の場所を至急見つけることが最優先です。

UNHCRの個別受付、カウンセリング、登録の各サービスが両キャンプで再開しています。UNHCRとパートナー団体は子ども保護、性差に基づく暴力に対するサポートを拡大させています。

地元当局は、シェラロ行政区域内でエチオピア人約9万5000人が避難を強いられていることを報告しています。先月2月、約4万7000人が当局によって登録されましたが、この後も到着して来ていると推定されています。今現在、国内避難民の大多数は受入コミュニティー内で、約3万人が5か所の居住地で暮らしています。シメルバキャンプでは、人道支援チームが、国内避難民2000人以上と、キャンプ内で避難所を探す非常に弱い立場におかれた受入コミュニティーの人々を見つけました。

シェラロとシメルバに避難しているすべての人々は、食料、シェルター、保健、水、衛生を含む命を守る援助を緊急に必要としています。UNHCRは国連共同声明の中で、この危機に影響を受け、安全と援助を求める人々が、どんな民族であろうと国内外の境界線を超えられることを含め、自由で安全な行動ができるようになるよう、すべての党派に繰り返し訴えています。UNHCRは庇護を求める権利が完全に尊重されることを要請しています。

原文はこちら(英文)
UNHCR reaches destroyed camps in northern Tigray


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