ニーラゴンゴ火山噴火により、コンゴ民主共和国ゴマで約35万人に緊急支援が必要

本稿はジュネーブの国連欧州本部(パレ・デ・ナシオン)で行われた記者会見におけるジャッキー・キーガンUNHCRコンゴ民主共和国ゴマ事務所長による報告の要約です

公開日 : 2021-06-02

2021年6月1日 ― UNHCRは、5月22日にコンゴ民主共和国のゴマ市近辺にあるニーラゴンゴ山の噴火で被災した数千人への援助活動を継続しています。約35万人に緊急の人道支援が必要と推定されています。

推定45万人がゴマを逃れ、そのうち約12万人が北キブ州東部の近隣の町サクに到着しました。また、約8000人が国境を越えてルワンダに渡りましたが、多くの人は帰還しています。

現在、避難した人々のほとんどは受け入れ家族のもとに身を寄せていますが、混雑した教会や学校に滞在している人々もいます。火山噴火後、避難した人々に住まいや、寝具用マット、毛布、調理器具といった基本的な物資が緊急に必要です。

噴火後、この町では余震や揺れが千回以上発生しています。そのほとんどは小規模なものですが、建物を倒すほど強い地震も発生しています。

流れ出した溶岩によって多くの人々の家が破壊され、さらなる噴火が発生したら多くの人々が危険にさらされるゴマの8か所の地域では、避難命令によってさらに多くの人々が避難を強いられています。

UNHCRはゴマ西部のサクの町に到着後、迅速に避難命令に従った人々の援助を開始し、現在は他地域のニーズにも応えています。5月28日以降、UNHCRは学校や教会の混雑を緩和するために共同シェルターを、そして防水ビニールシート、毛布、衛生用品といった救援物資を避難民へ提供しています。

この援助活動は国際社会の継続的な協力の一環として提供されていますが、すべてのニーズに応えるには十分ではありません。現地では、シェルターが最も緊急に必要とされている他、水と食料も必要です。UNHCRは現在、学校や教会から避難民が退去し、子どもたちが教室へ戻れるよう、避難所の建設に注力しています。

多くの人々は受け入れ家族によって受け入れられています。コンゴでは紛争または自然災害によって頻繁にこのようなことが見受けられ、人々は寛容に避難民を手助けし、わずかな所有物を分け与えています。

また、多くの人々にトラウマの兆候が表れており、受け入れ地域では、地域の病院の医師たちの要請による社会心理的サポートも必要です。学校も同様です。UNHCRは国連児童基金(UNICEF)や他団体と協力し、避難した家族の支援にあたっています。UNHCRは、ゴマから北東70キロメートルにあるルチュルの町にも、すでにこの地で暮らす多くの難民、そして噴火後に逃れた人々へ援助を届けるため、チームを送りました。

地震は小規模になってきていますが、地下におけるマグマの流れについては今も問題視されています。もしゴマへの帰還が可能なら、または可能になった時、再建は大変でしょう。この町は活火山の麓にあり、移動する割れ目の上に位置するのです。

さらに、UNHCRは直近の民主同盟軍(ADF)の攻撃への対応、噴火前に道路が崩壊し、スタッフが退却したことによって中断されていたマジシ地域における紛争から避難した人々への配給計画を含む、北キブ州の紛争に関連した緊急対応を再開しています。

北キブ州の困難は、この直近の避難以前の段階ですでに多大であり、紛争や暴力行為により今年だけで45万人を含む、200万人以上が家を追われています。

原文はこちら(英文)
Some 350,000 people in urgent need of help in Goma


コンゴ民主共和国ニーラゴンゴ火山噴火

一人でも多くの避難民を保護するため、UNHCRは現地で救援活動を実施していますが、この活動を続けていくためには、皆様のご協力が必要です。どうぞ、今すぐご支援ください。

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