あなたのご支援に、心からの「ありがとう」を。

現地からのThank Youレポート

公開日 : 2021-11-02

「難民」であり、「女性」であること。

これが彼女たちにとって、障がいとなることがないように。彼女たち一人ひとりが、コミュニティや社会の力となり、一員となる。UNHCRは、そんな社会づくりを目指した援助活動に取り組んでいます。皆様からのご寄付は、難民の女性や女児たちを保護・支援するために活用されています。
皆様への感謝の気持ちを込めて、UNHCRからの支援により様々な障がいを乗り越え、たくましく生きる難民の女性たちの姿をご紹介します。

難民の女性がコミュニティの、社会の一員となること。
UNHCRは、そんな環境づくりに取り組んでいます

南スーダン

南スーダン国内避難民サルワさん(37歳)

「女性には、男性の前で話す権利はないと思っていました。若い女性たちに、それが間違いだということを示したいです」

南スーダン国内避難民のサルワさん(37歳)は内戦で夫を失った後、7人の子どもを連れてここ、ドンボスコまで避難しました。今、彼女はこの地域のコミュニティリーダーを務め、ここに住む避難民の女性たちの権利の向上に尽力しています。サルワさんは仕立て屋の家庭に生まれてきちんとした教育を受けておらず、『女性には男性の前で話す権利はない』と教わってきました。しかしUNHCRの支援を受け、地域のコミュニティリーダーになることを推薦されてから、彼女は誇りをもってリーダーの役割を務めています。そしてサルワさんのおかげで、この地域で性暴力の被害に遭った多くの難民の女性たちが、助けを求め声を上げることができるようになったのです。

バングラデシュ

ロヒンギャ難民のライラさんとサルマさん

「水汲み場の場所について、意思決定に参加できてよかったです」

バングラデシュのクトゥパロン・キャンプに住むロヒンギャ難民のライラさんとサルマさんは、コミュニティが主導する水汲み場に関するプロジェクトに参加しました。
「以前は丘の上に水汲み場があり、特に妊娠中の女性にとっては上るのが危険でした。水汲み場は女性にとって、安全な場所にあることが重要です。」
水汲みを担うことが多い女性たちが声を上げたことで、今は妊娠中の女性でも安心して行きやすい場所である丘の下で、水汲みができるようになりました。

コンゴ民主共和国

コンゴの国内避難民ジョスリーンさん

「避難民の女性に、生理ナプキンを」:生理用品生産工場を建設

コンゴの国内避難民であるジョスリーンさん(38歳)は、UNHCRの支援により建設された生理用品や石けんを生産する工場で働き、8人の子どもたちを育てながら生計を立てています。長期化する紛争により何も持たずに避難する女性たちの多くは、きちんとした生理用品を所持しておらず、ナプキンを購入するような金銭的余裕もない人がほとんどです。
「以前は皆、ワックスプリントで作られた防水性もなく、肌が荒れてしまうナプキンを使っていました。しかし工場で生産されているナプキンは、衛生的で防水性もあり、そして洗って繰り返し使えるので、皆安心して使っています。」 
きちんとした生理用品を持っていない難民・避難民の女性たちの多くは、月経期間中に仕事や教育など、様々な行動が制限されてしまいます。UNHCRは、ジョスリーンさんのような女性たちが衛生的なナプキンを入手し、月経期間中も仕事や教育の機会が制限されることがないよう、包括的な支援に取り組んでいます。

UNHCRが届けた支援

40/58 の世界の難民居住区で実施した女性参画プログラムを通じて、リーダー等の役割を務める女性の参画比率の増加や維持が見られました。

約54万人 のアフリカ地域の女性たちにナプキンなどの生理用品を届けました。

ヨルダン

シリア難民のジハンさん

「職業訓練を受けたおかげで、就職することができました」

ヨルダンに住むシリア難民のジハンさん(25歳)は他の難民の女性たちと共に、アラビアの伝統菓子をつくる職業訓練を受けています。コロナ禍の影響で職を失ったジハンさんを救ったのは、UNHCRの支援を受けた団体が実施している職業訓練プログラムでした。
「両親は高齢で他の兄弟たちも学校に通わなければいけない年齢だったので、私が彼らを支えなければなりませんでした。」
シリア難民の女性は、内戦で家族を亡くすなどで自身が一家の大黒柱となることも少なくありません。UNHCRは就労支援プログラムを通じて、ジハンさんのような難民の女性のスキル向上や就職支援を行っています。しかし、難民の女性たちの権利を保護し、彼女たちが取り残されることなく就職や教育などの機会を得られるようになるためには、まだまだ資金不足など、様々な課題があるのが現状です。
どうか、難民の女性たちがこのような困難に立ち向かい、彼女たちが厳しい環境の中でも尊厳のある生活が送れるよう、引き続き温かいご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。


これからも、故郷を追われた人々をご支援ください

皆様からの温かいご支援、ありがとうございました。どうぞこれからも、故郷を追われた人々に温かいご支援をお寄せください。

※当協会は認定NPO法人ですので、ご寄付は税控除(税制上の優遇措置)の対象となります。

X

このウェブサイトではサイトの利便性の向上を目的にクッキーを使用します。詳細はプライバシーポリシーをご覧ください。

サイトを閲覧いただく際には、クッキーの使用に同意いただく必要があります。

同意する