エチオピアのティグレ地域で衝突が続く中、深刻化する人道危機

これは、ジュネーブのパレ・デ・ナシオンで行われた当日の記者会見で、UNHCRのババル・バロック報道官が述べたことを要約したものです

公開日 : 2020-11-17

2020年11月13日 ― UNHCRは、数千人(うち半数以上は子ども)に避難を強いているエチオピア連邦政府とティグレの武装勢力の間で続いている衝突がぼっ発する、エチオピア北部における危機の悪化を強く懸念しています。

11月初旬に暴力行為が発生して以来、1万4,500人以上の子ども、女性、そして男性が安全を求めてスーダンへ逃れていますが、現状、援助を提供するための限界を越えています。一方、ティグレ内におけるエリトリア難民9万6,000人への支援は著しく阻害されており、国内で避難を強いられるエチオピア人の数は増加している、との報告もあります。

UNHCRはあらゆる党派に、ティグレのすべての民間人のために、安全保障を尊重するよう呼びかけています。

エチオピアでは、11月12日の戦闘がエリトリア難民6,500人を受け入れているシメルバ難民キャンプ付近にも及び、キャンプからの大規模な流出が懸念されています。UNHCRは、50キロメートル離れたヒサットキャンプに既に到着し始めている難民を受け入れる準備をしており、この地域でのさらなる移転を検討しています。

ティグレ内での人々の生活や対応状況は停電によってさらに困難になってきており、食料や燃料の供給は著しく不足してきています。また、伝達手段は遮断され、情報を入手できない状態です。

安全を求めて隣国スーダンへ逃れる難民の数は急激に増加、わずか1日で4,000人以上が国境を越えています。その多くはカッサラ州ハムダエットの国境地点を渡っていますが、ガダーレフ州のルギを横断する人もいます。

人々は着の身着のままで到着し、彼らが準備をする時間もなく急いで逃れて来たことを示唆しています。到着する子どもたちは疲弊し、恐怖に怯えています。その多くはティグレ内のヒメラから来ており、ラウヤンやディマといった近隣の町から来る人々もいます。

UNHCRはパートナー団体と共に援助を強化していますが、到着する人々の数は現地の許容範囲を遥かに超えています。

ハムダエット国境の一時滞在センターは300人を受け入れる収容能力がありますが、すでに6,000人で埋め尽くされています。衛生施設は不十分なため、衛生状態に影響を及ぼしています。

ルギを通って国境を越える人々は、国境から35キロメートル離れた場所に位置するヴィレッジ8と呼ばれる滞在センターで一時的に受け入れられます。温かい食事が世界食糧計画(WFP)とムスリムエイドからの援助により提供されています。地元コミュニティーもまた、難民に食料を提供する寛大な支援を実施しています。

スーダン赤十字社は、近日中に医療支援を強化する計画で、新型コロナウイルス(COVID-19)を含む医療検査を実施するため、ハムダエットに保健スタッフと必要な医療を配置しました。

逃れて来る人々が増加しているため、スーダン政府は国境から80キロメートル離れた場所にあるウム・ラクバに、受入人数約2万人の難民キャンプを建設することを承認しました。追加のサイトも現在検討されています。


エチオピア 紛争と干ばつにより深刻化する難民危機

エチオピアでは、紛争や気候変動による干ばつなどの影響で多くの人々が国内外に避難を強いられています。彼らを支えるため、ぜひ継続的なご支援をお願いいたします。

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