UNHCRとパートナー団体、シリア・アレッポ最古の学校を修復

公開日 : 2019-10-21

2019年9月12日 ― 「今、僕には大好きな遊び友達がたくさんいます。」

6年生のハムザは大喜びで学校へ通います。「ここは今まで見た中で、一番美しい学校です。すべてが大好きです。教室、窓、運動場、黒板、すべてです」と彼は言います。

女子生徒も通学
修復された学校には、女子生徒も通学しています

UNHCRとプレミア・アージェンス・インターナショナル(PUI)は、アレッポで最も古い校舎の1つを修復し、2019年、地元のコミュニティーに返還しました。

これは大きな一歩です。なぜなら、この学校はシリア危機以前には2,000家族が暮らしていた古都アレッポ近郊のアル・ジャロームにある2つの小学校のうちの1つなのです。1950年に建設されたこの施設は、当時、中等教育課程の男子245人を受け入れていました。今は男子も女子もここで学んでいます。

修復された学校のビフォー/アフター

修復前の学校
修復後の学校
修復前の学校
修復後の学校
修復前の学校
修復後の学校

古都アレッポ近郊のアル・ジャロームにて、UNHCRとプレミア・アージェンス・インターナショナル(PUI)はこの学校を修復しました

3つあった学校のひとつは、もはや利用できません。破壊され、損傷し、他の目的や避難する家族を受け入れるために使われたからです。

「ここにある僕たちの家に戻ってみると、自分の家を見分けられませんでした。なぜなら、すべてが破壊されていたのです。家のすべての窓やドアが壊れていました」とハムザは回想します。

(動画右下の設定で字幕をオンにしていただければ、日本語字幕が表示されます)

住民の日々の生活を豹変させた長期に及ぶ戦闘の末、シリアの中で最も苦しんでいる都市の1つがアレッポです。

戦闘の間、住民はアレッポ内の近隣や外の地域に逃れました。国境を越え、隣国へ渡った人もいます。その時、学校は閉鎖されました。

2017年、徐々に人々はこの地域に戻り始めました。「僕の町、僕の家に戻って来て、本当に幸せです。僕の夢は、医者になって人々を助けることです。」


緊急レポート:難民の教育の機会が失われています

紛争や迫害、児童労働や早婚など、今、様々な理由で多くの難民の子どもたちが教育をあきらめています。UNHCRは、一人でも多くの難民・国内避難民の子どもに教育を提供するために、多角的なアプローチで教育支援に取り組んでいます。どうぞ今すぐ、支援の手を差し伸べてください。

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