特定非営利活動法人 国連UNHCR協会 新理事長 田中明彦就任のお知らせ

公開日 : 2019-03-13

国連UNHCR協会は、2019年3月12日の理事会をもちまして、滝澤三郎(たきざわ さぶろう)の任期満了に伴い、田中明彦(たなか あきひこ)が新たに理事長に就任したことをお知らせいたします。

 

田中は国際政治を専門とし、東京大学副学長等を経て、独立行政法人国際協力機構(JICA)理事長を務めた緒方貞子元国連難民高等弁務官の後任として、2012年4月に国際協力機構理事長に就任、現在は政策研究大学院大学の学長を務めています。国連UNHCR協会において2018年6月より特別顧問を務め、この度、理事長に就任いたしました。

 

理事長就任にあたり、田中は次のように抱負を述べました。

「国際政治を専門とする私は、長年にわたり日本が果たすべき役割について考えてきました。世界では、紛争や迫害により強制的に家を追われた人の数が6850万人を超えています。この未曾有の危機に対し、日本の民間社会からの貢献が一層求められています。協会職員一丸となり難民支援の拡大に尽力してまいりますので、お力添えのほど、何卒よろしくお願いいたします。」

略歴

1977年3月    東京大学教養学部教養学科国際関係論分科卒業

1981年9月    マサチューセッツ工科大学政治学部大学院卒業(Ph.D. 取得)

1981年8月〜1983年3月 (財)平和・安全保障研究所研究員

1982年4月〜1986年3月 上智大学法学部非常勤講師

1983年4月〜1984年4月 東京大学教養学部助手

1984年4月〜1990年3月 東京大学教養学部助教授

1986年4月〜1987年1月 ルール大学(ボーフム)客員教授

1990年4月〜1998年3月 東京大学東洋文化研究所助教授

1994年9月〜1995年7月 オクスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジ客員研究員

1998年4月〜2000年3月 東京大学東洋文化研究所教授

2000年4月〜2002年3月 東京大学大学院情報学環教授、東京大学東洋文化研究所教授(併任)

2002年4月〜2006年3月 東京大学東洋文化研究所長、同教授

2006年4月〜2012年3月 東京大学大学院情報学環教授、東京大学東洋文化研究所教授(兼任)

2008年7月〜2010年3月   東京大学国際連携本部長

2009年4月〜2011年3月  東京大学理事・副学長

2011年4月〜2012年3月 東京大学副学長

2012年4月〜2015年9月 独立行政法人国際協力機構理事長

2012年5月         紫綬褒章受章

2015年10月〜2017年3月 東京大学東洋文化研究所教授

2017年4月〜現在        政策研究大学院大学長

2018年6月~2019年3月  国連UNHCR協会特別顧問

2019年3月 国連UNHCR協会理事長就任

専門

国際政治学、東アジアの国際政治、開発協力

主要著書

『世界システム』(東京大学出版会、1989年)

『日中関係1945-1990』(東京大学出版会、1991年)

『新しい「中世」』(日本経済新聞社、1996年、サントリー学芸賞受賞)

『安全保障』(読売新聞社、1997年)

『ワード・ポリティクス』(筑摩書房、2000年、読売・吉野作造賞受賞)

The New Middle Ages: The World System in the 21st Century (Tokyo: The International House of Japan, 2002)

『複雑性の世界』(剄草書房、2003年)

『アジアのなかの日本』(NTT出版、2007年)

『ポスト・クライシスの世界』(日本経済新聞出版社、2009年)

Japan in Asia: Post-Cold-Wat Diplomacy (Tokyo: Japan Publishing Industry Foundation for Culture, 2017)

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