すぐに来てくれて、ありがとう 現地からのThank you report

公開日 : 2019-01-07

そんな声が聞こえてきそうな子どもたちの明るい笑顔。
インドネシア・スラウェシ島地震の発生後、UNHCRは被災した人々が必要としている緊急援助物資を迅速に届けました。こうした一つひとつの活動は、皆様からのご支援によって形になっています。日頃の感謝を込めて、スラウェシ島地震をはじめ自然災害におけるUNHCRの活動内容を例に皆様のご寄付がどのように使われているのかをお届けします。

※UNHCRの援助活動は難民保護を目的としていますが、自然災害が難民・国内避難民にも関わりがあり、被災国政府より支援依頼があった場合は現地で援助活動を行います

自然災害時にも生きる 難民援助活動の柱・命を守るシェルター支援
インドネシア・スラウェシ島地震

「想像を絶する、壊滅的な被害」。昨年9月28日に発生したインドネシア中部スラウェシ島での地震が残した爪痕を、UNHCRの職員はそう描写しました。地震と津波により2000人以上の命が奪われ、20万人もの人が避難を強いられる中(インドネシア国家防災庁10月21日発表)、UNHCRは政府と連携し、まず被災した人々のニーズを把握。本震後も津波と余震が続く現地で、不安な日々を過ごす人々がすぐに必要とする支援を迅速に届けました。
(※2018年10月30日現在)

地震により壊滅的な被害を受けた村を歩き、生存者の安否確認をするUNHCR職員

同地に設置したUNHCRのテント。緊急事態下で人々の安全とプライバシーを守る空間に

【動画】
「テントの中は、外から完全に遮断されているので、女の子はここで着替えができます」

現地で難民の援助活動をしていたからこそ実現した迅速な支援
ネパール地震

2015年4月25日、マグニチュード7.8の大地震がネパールを直撃。同国に避難している難民の援助活動にあたっていたUNHCRは、政府からの支援依頼を受けて即座に動きました。家屋の補強に使える防水シートや電気の供給網が破壊された現地ですぐに役立つソーラーランタンを、地震発生直後から配布。2週間後、再度大きな地震が発生し、死者が8700人を超え、約280万人が屋外での生活を強いられる中、援助活動を続けました。

「また勉強できることが、うれしいです」
子どもたちの大好きだった学校も、地震により倒壊。UNHCRは震災後、子どもたちが再び教育を受けられるよう、政府やパートナー団体とともに175の仮設校舎を建てました。

 

Thank You for Your Support!

遠く国境を越えて届いた世界からのご支援は、
人々を支え、前に向かって歩き出す力になっています。

一刻の猶予も許さない不測の事態が起きた時、UNHCRは時として、国際社会からの支援が届くよりも先に動き、人々の命を守る援助活動を展開します。
その迅速な活動をとりわけ力強く支えているのは、世界中からお寄せいただいている毎月のご寄付です。
多くの方が月々ご寄付を積み重ねてくださっているからこそ、いざという時の援助活動の速やかな資金繰りが可能になります。
どうか、難民の援助活動をはじめ、緊急事態におけるUNHCRの援助活動を、毎月のご支援を通して支えていただけますよう、この機会にご検討をいただけますと幸いです。
皆様の温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

(写真)
スラウェシ島地震で7歳と3歳の息子を失ったリア。
「息子を思うたびに涙が出ますが、娘のチカが『泣かないで』と言うのです。だから、2人がちゃんと天国へ行けますように…と祈るのです」


UNHCRはこれからも、故郷を追われた人々を1人でも多く支えるため、全力で援助活動にあたります。

どうぞ、これからも皆様の温かいご支援をお願いいたします。

※当協会は認定NPO法人ですので、ご寄付は寄付金控除(税制上の優遇措置)の対象となります。

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