避難の危機が悪化し、低賃金での児童労働を強いられるコンゴ民主共和国の子どもたち
コンゴ民主共和国タンガニーカ州での暴力から逃れた人々にとって、生き延びることは困難で、その重荷は子どもたちに降りかかっています。学校へ行く代わりに、多くの子どもは家族を支えるために働くのです
公開日 : 2018-06-19
14歳のフランソワーズは、タンガニーカ湖岸の砂を25キログラム用の袋に詰め、頭の上にのせて注意深くバランスを保っています。これが、痩せ細った10代の子どもがこの数か月で習得したことです。
カレミ(コンゴ民主共和国)2018年6月5日 ― 彼女だけではありません。明け方の朝いつも、子どもたちの集団 ― わずか5歳の子どももいます ― が、コンゴ民主共和国南東部タンガニーカ州の州都カレミ郊外の、誰も歩いていない通りに群がっています。フランソワーズのように、何年にも及ぶ戦闘で子どもたちは教室から追い出され、家族を養うために低賃金の児童労働を強いられています。


何人もの民間人が、家を追われています。今、彼らはカレミ近辺/周辺やタンガニーカ州の他の地域にある、汚く混み合った場所に避難しています。さらに多くの人々が生計を維持しようと格闘し、子どもたちは労働を強いられています。
「砂運びを辞めて、学校へ戻りたいです」

「私の人生の全ては、戦争からの避難です」と、額の汗をぬぐいながら、フランソワーズは言います。「砂運びを辞めて学校へ戻りたいです。」
Vania Turner and Andreas Kirchhof
原文はこちら(英文)
Congolese children forced into cheap labour as displacement crisis worsens
原文はこちら(英文)
Congolese children forced into cheap labour as displacement crisis worsens
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