学園祭から広げる「支援の輪」
2016年度夏季インターンとして国連UNHCR協会でインターンをした日本大学3年生の増田さんが、日本大学の募金活動団体である「N.募金」のメンバーと協力して行った「富桜祭(ふおうさい)」での活動を報告いたします。
公開日 : 2017-03-01
インターンを通した「N.募金」の発展・貢献
肌寒さを感じるようになってきた2016年10月下旬に、日本大学国際関係学部では、年に1度2日間開催される文化祭が行われました。私たちはこの国際関係学部の文化祭を「富桜祭(ふおうさい)」と呼んでいます。模擬店の出店、ステージ発表、アーティストを招いたイベントの開催など例年のものに加えて、今年は「N.募金」の募金箱を各模擬店に設置するという新しい取り組みを行いました。
そもそも「N.募金」は何かというと、日本大学の全学部及び付属高等学校等のスケールメリットを活用し,各学園祭で行っている募金活動の統一名称です。集まった募金は毎年,国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の公式支援窓口である国連UNHCR協会へ寄付され,社会貢献につなげております。
しかし私は、日本大学付属の高校に通い、さらに現在、日本大学3年生でありながらこの活動を知りませんでした。私は、「N.募金」を2016年夏に国連UNHCR協会の短期インターンで「N.募金」をさらに発展させるという業務に携わるようになってから、日大が行っているこの活動について知りました。このインターンを通して私がするべき一番重要なことは、まずは、「N.募金」の知名度を日本大学の内で高めていくことでした。
そこで今回、知名度を向上させるために目をつけたのは「募金箱」の活用です。国際関係学部では、前年までは文化祭実行委員のブースに一つしか「N.募金」の募金箱は設置されておらず、その存在に気づかない人がほとんどでした。そこで、模擬店など、人の目につくところに募金箱を設置し、多くの人が募金をしやすい環境づくりに取り組み今年はその案を国際関係学部で実行した結果、前年を上回る募金額を集めることに成功したと同時に、N.募金の知名度も学生の間で広げることができました。
2017年以降、他の学部にも新しい提案をしていくことでN.募金の知名度と募金額の向上を目指すと同時に、活動範囲を広げていきたいです。
日本大学 国際関係学部 三年 増田愼也
(2016年8月にインターンとして勤務)

2017年2月23日に日本大学会館大講堂にて、日本大学全学文化行事エヌドット募金目録贈呈式および感謝状授与式が行われました。