UNHCRとUNICEFが難民女性と子どもの保護計画を開始

公開日 : 2016-03-14

マケドニア旧ユーゴスラビア共和国のビノジュグレセプションセンターの児童支援施設の外にいる子どもたち。ここでは、難民の家族が心理社会的な支援を含む広範囲のサービスを受けている。

UNHCRとUNICEFが難民女性と子どもの保護計画を開始

UNHCRとUNICEFの新規計画「ブルードット」

ジュネーブ、2月26日(UNHCR)―――2月26日、UNHCRとUNICEFは、増加の一途をたどるヨーロッパに到着する子どもたちや特別な必要性のある人々の保護を拡大するために、共同の新規計画を発表しました。

UNHCRとその姉妹機関は、ヨーロッパの中でもっとも頻繁に使われる移動ルート沿いに、「ブルードット」と呼ばれる、子どもと家族の保護を援助する施設20か所を拡大させていることを公表しました。

共同声明の中で、両国連機関は、これらの特別な支援センターは、ブルードットのシンボルの下で、子どもたちやその近親の人々にとっての安全な場所、不可欠なサービス、家族の探索、保護、そしてカウンセリングを各センターで提供することになると話しました。

展開する「ブルードットハブ」

そのブルードットハブは、移動中のぜい弱な家族や個々人、特に身内と一緒ではなくはぐれてしまい、病気、トラウマ、暴力、搾取、そして違法取引の危険性にさらされている多くの子どもたちを支援することを目的としています。

最初のブルードットハブはギリシャ、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国、セルビア、クロアチア、スロベニアで現在開業中、もしくは開業しようとしています。20のハブ全てが3か月以内に活動中となる予定です。その新規企画はIFRC(国際赤十字赤新月社連盟)や現地のパートナー組織にも支えられています。

レスボス島にあるモリアレセプションセンターのブルードットは1月末から機能していて、既にかなりの成果につながりました。

難民の移動の現実

この週の初めのある晩、24歳のアフガニスタン人の母、ロシャンはボランティアの人々に付き添われてそこで働いているUNHCRスタッフに近づきました。そこで3歳の息子を伴って、彼女はパキスタンからイランとトルコを通過する旅の間に密航業者から虐待を受けたと告白しました。

「密航業者たちは嘘をつき強奪し彼女や同伴していたほかの女性たちに暴行を加えたのです」と、レスボスのモニーク・ルダコゴラ保護担当官は語りました。トルコでは密航業者が、ロシャンを沖に連れていきギリシャ行きのゴムボートに乗せる前に25日間、彼女を収容施設に留めました。UNHCRスタッフはロシャンに庇護と家族再統合の方法に関する助言をし、密航業者が与えた情報を修正しました。

ブルードットハブは、女性や子どもがヨーロッパに渡る人々の3分の2を占める時にできました。女性と子どもは2015年9月には海から到達した人々の27パーセントであったのに対して、2月には60パーセントを占めました。ブルードットは一人で旅をしている子どもや青年たちを見つけ出して保護し、彼らと家族を可能な限り、そして最善の利益を考慮して、再統合しようとしています。

しかし困っている子どもたちを探し当てることは困難です。いくつかの国では、若い放浪者たちが、引き留められることを避けるために成人のふりをし、自身を搾取される危険にさらしています。2015年、9万人以上の同伴者がいないもしくは身内とはぐれてしまった子どもたちが、ヨーロッパの主にドイツとスウェーデンで、登録され庇護申請をしました。

難民の移動の現実

ブルードットハブの存在はわかりやすく、各国の赤十字社とNGOパートナーを含む種々の組織から提供される、標準化され一貫した基本的なサービスを提供しています。しかしブルードットハブは、各国が戦争や暴力から逃れている人々、特に特殊な必要性のある人々を支援し保護するために各国ができる限りのことを行う責任や義務に取って代わるものではありません。

詳細はこちら(英文)
UNHCR, UNICEF launch plan to protect refugee women and children

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