南スーダンでの治安の悪化がさらなる避難の引き金に

公開日 : 2016-02-09

南スーダンの現状

ジュネーブ、1月8日 ―UNHCRは、南スーダンの南部に位置する西エクアトリア州の深刻な治安の悪化と、一般市民への影響についてますます懸念しています。

UNHCRは、武装勢力と政府軍の間の局地的な戦闘と、法律や秩序の明らかな崩壊が、ジュバから300キロ西のヤンビオ内やその近くで報じられていると警告しました。

「銃による発砲が日常的に多発し、武装した若者によるカージャックや国有財産への攻撃、市民の家の略奪、性的暴力などの犯罪の増加が報じられています」と、エイドリアン・エドワーズUNHCR報道官は、1月8日、ジュネーブの記者たちへのブリーフィングで語りました。

最近のヤンビオを訪問した国連の視察団によれば、イクピロの近くで200近くの家が燃やされ、さらに数百の家が略奪されていました。人々は町の中心部や近くの村に避難し、さらに、国連の推定によると12月の始めより西エクアトリアのヤンビオとタンブラ地域で避難を余儀なくされた人々の数は1万5000人とされています。

この暴力によって、人々は家から逃れ、1月第2週の始めから数百キロ南東の近隣国ウガンダへ避難をしています。ウガンダでは日々500人もの難民が登録され、この人数は最近の数字の4倍に達しています。暴力と同様、難民は、不作による食糧不足も避難の要因として挙げています。

12月、UNHCRは、”Arrow Boys”という名で知られる地元の集団と南スーダン軍の西エクアトリア州での戦闘により、4000人以上の人々がコンゴ民主共和国の北東に位置する遠く離れた地域へ避難したと報告しました。

1月1日の時点で、ドゥング周辺の地域に新たに到着し登録された人の数は6181人に達しました。この数は、すでに難民として南スーダンに住んでいた南スーダン人4164人とコンゴ人2071人も含んでいます。

「全体的に見て、今まで比較的安定していた南スーダンの地域に警鐘を鳴らす状態が進展しています。西エクアトリアに住む難民7400人への人道的アクセスがとても心配です」とエドワーズは言います。

UNHCRの取り組み

UNHCRはこれらの難民の安全性について政府当局と連絡を取り合っており、国連平和維持軍がパトロールだけでなく難民をより安全な地域へ移転させるなどの、追加の保護活動に関して交渉を行いました。

その間、この動向が少なくともしばらくは続いていくと推定し、UNHCRと、ウガンダ政府とパートナー組織は、ウガンダ北部での援助活動を拡大しています。

2013年12月に南スーダンで勃発した衝突では、230万人が避難を余儀なくされました。このうち65万人は難民として国境を越え、165万人は国内で避難しました。

詳細はこちら(英文)
Growing insecurity triggers new South Sudan displacement

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