【2015夏休みスペシャル!高校生が訪問にきました~第2日目~】

公開日 : 2015-08-15

8月6日(木)に、横浜国際高校から1年生1名、2年生2名、引率教員1名の計4名が国連UNHCR協会に足を運んでくださいました。(第1日目、兵庫高校の高校生訪問のブログ記事はこちらから)

当協会の中村職員が高校生からの質問にお答えし、オンライン広報インターン4名とSNSでの難民に関する情報発信についてディスカッションを行いました。オンライン広報インターンは大学生を中心に構成され、難民の情報、現状、支援の必要性をFacebook、Twitter、LINE等を通して情報を発信しています。 

高校生からの質問内容をいくつかご紹介します!


1.難民を受け入れる国にとってのメリット・デメリットは何ですか?
 
メリットは、難民の人たちと接することで新たな文化を知り、国に新たなイノベーションが起こることが挙げられます。彼らの存在を通して、自分自身学ぶこと、得るものが増えるのではないでしょうか。

一方で、受け入れ国の負担は重いものです。例えばレバノンは、人口約440万人の国です。そこにシリア難民が110万人以上避難しています。そのため、国の経済が切迫しているのが現状です。

2.インターン業務のやりがいはなんですか?
 
自分たちが書いた記事を通して、支援者様から寄付があった場合、難民支援に貢献しているという実感が湧きます。大学の授業を通して学ぶだけでなく、協会でのインターンシップを通して、難民の生の声や現状にふれることにより、自身のキャリア形成を考えることにつながっています。

SNSで発信している記事の内容に関して、高校生からは「同世代の難民の話が知りたい。支援者様の意見が聞いてみたい」等、貴重なご意見を頂きました。

短い時間でしたが、参加してくださった高校生からは、

「まずは協会のSNSをフォローして、情報を得たい。もっと難民問題について勉強したいと思った」、「視野を広げるために、語学に力を入れて勉強していきたい。大学生になったら協会でインターンをやってみたい」等のご感想を頂きました。

また、引率教員の方は「高校では、語学習得に力を入れて勉強しているので、インターン生が翻訳業務もしていることを知り、培った語学力を生かせるいう見本を見られて良かった。今後、生徒たちが大学で何を学ぶのか、考えてもらうきっかけになった。そして将来、次世代のリーダーを担う役として様々な場所で経験していってほしい」 とおっしゃっていました。

最後に、中村職員は高校生へ「難民問題をもっと知るためには、難民が生まれる背景に注目してほしい。例えばアフガン難民に関心をもったら、彼らはなぜ難民になったのか、どのような歴史がアフガニスタンにはあるのか、なぜその地域で内戦が起こっているのか。そこまで掘り下げて考えてほしい」というメッセージを送りました。

横浜国際高校のみなさん、ありがとうございました。

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