村上雅則さん(国連難民親善アスリート)

公開日 : 2013-01-08

村上氏主催チャリティ・ゴルフコンペにて赤野間理事長と共に
村上氏主催チャリティ・ゴルフコンペにて赤野間理事長と共に

このたび、国連難民親善アスリートとの拝命をいただき、大変名誉なことと思っています。

私が本格的にボランティア活動を始めたのは1995年からです。1964~65年に私が大リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツでプレイしていた頃、ピッツバーグ・パイレーツにロベルト・クレメンテという素晴らしい外野手がいました。

1965年、ピッツバーグでのゲーム前に彼と話すことができました。そのとき彼はボランティア活動のことを熱心に話してくれました。

クレメンテは1972年、シーズン最終戦で3000本安打を達成したプレイヤーです。その彼がその年のニカラグア大震災のボランティア活動で12月31日救援物資を運ぶ飛行機に乗り、フロリダからニカラグアに飛び立った時に悲劇が起こったのです。飛行機はカリブ海にエンジントラブルで墜落し、彼は亡くなってしまいました。数々のタイトルを獲得した最高の選手でした。

コミッショナーは翌年、社会貢献した選手への賞をすぐにロベルト・クレメンテ賞と命名し、それから現在までMLB(メジャーリーグベースボール)では、多大に社会貢献をした選手を毎年1人選び表彰しています。私は彼のこの行動に深く感銘し、私も私のできることで社会に貢献できればと考えました。知的発達障害のある方々へのボランティアや様々なことに、現在まで18年間微力ながらお手伝いしてまいりました。今後は特にUNHCR支援に力を入れてまいりたいと存じます。

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国連 UNHCR 協会は、2012年12月に、野球評論家の村上雅則さんを初の国連難民親善アスリートに任命いたしました。今後2年間、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の公式支援窓口である国連UNHCR協会の日本国内での広報・募金活動の拡大のためにご協力いただきます。
プレスリリースはこちらから 

これまでに、歌手の森進一さん、ヴァイオリニスト・作曲家の川井郁子さん、バレリーナの吉田都さんが、国連難民親善アーティストとして協力してくださっています。

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