【支援企業】株式会社ピープルフォーカス・コンサルティング

公開日 : 2013-06-01

株式会社ピープルフォーカス・コンサルティングは、ビジネスコンサルティングの中でも、人材開発と組織開発に焦点を当てたサービスを提供。組織の競争優位性を高めるとともに、クライアント企業のビジョンや戦略をサポートしている。 

日本企業が直面するグローバル化支援のためのプログラムとその幅広い実績があり、組織開発のリーディングカンパニーとして組織活性化のための多くのプログラムを実施している。これらの業務で培った知識やノウハウを活かして「世界平和、人材育成に関わる活動をしている非営利団体」に対して、組織開発コンサルティング、キャリア・プランニング研修、リーダーシップ研修等の形で無償提供している。 

また2003年より毎年、「世界平和と子ども達の幸福のために捧げる」ため、会社として毎年継続的に寄付金拠出を行い、国連UNHCR協会に対して2001年から毎年ご寄付をいただいている。 

株式会社ピープルフォーカス・コンサルティングのファウンダー(創業者)であり、かつ国連UNHCR協会の理事を務める黒田由貴子氏にお話を伺った。

UNHCRへのご寄付やご支援を始めたきっかけはどんなことですか?

NPOの活動にもともと興味があり、社会人になる際に、NPOに行くか企業に行くか迷いました。企業に決めたのは、ビジネスが社会に対して果たす影響力の大きさです。企業の本来的な意義は、世の中を前進させる社会的ニーズに応えることだと考えますが、その恩恵を享受できない弱者が必ず存在し、それをCSRがフォローすべきだと考えたのです。

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セミナーや人事研修のノウハウは、NGO・NPOの支援にも活かされる

難民はその最たるものです。弊社は、その社名が示すとおり、ピープルにフォーカスをしておりますので、人道支援の面で貢献したいと考えました。当初は寄付ぐらいしか思いつかなかったのですが、UNHCRを含め諸団体への寄付を行っていく中で、徐々にNPOから人や組織運営に関する相談を受けるようになりました。

そこで、弊社のノウハウを活かし、無償でNPO・NGOのキャパシティビルディングを支援することも始めました。単に寄付するに留まらず、本業を通じた支援をすることで、弊社ならではのCSRができることを嬉しく思っております。

売上の1%をCSRに充てることにこだわる理由は何ですか?

持続性、計画性は、難民支援でも大事な視点だと思います。一般的には利益の何%かを社会貢献にと考える企業が多いですが、この場合、その金額の変動が大きく、赤字になったらもう継続できなくなります。解消されない社会問題を企業側の論理で止めた場合、しわ寄せはまた弱者にいきます。

それを避けるために、利益ではなく売上高に連動させることにしました。もちろんこれは社員の理解があってのことです。幸い今までのところは順調に来ていますが、今後もし弊社の業績が悪化するようなことがあっても、売上1%の拠出は堅持するという覚悟を皆がしています。

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社員たちは、研修やコンサルティングという業務に携わっているので、今日1日の自分の働きが、どれくらいの売上を生むか、そして難民のためにどれだけ寄付できるかが、数字としてすぐに認識できます。利益連動だと寄付額が決算時までわからないのとは異なり、売上連動であれば、日々の自分の仕事の中で、「会社と国際社会の両方のために、これだけ貢献できたんだ」と実感できます。
これは社員の仕事へのモチベーションアップにも繋がっています。社員のアンケート調査によると、「壁にあたったり、落ち込んだ際に、『私がここでもうひと踏ん張りすれば、一人の命が救えるかもしれない』と考えると俄然エネルギーがでてくる」とコメントを寄せた社員がいました。
社会貢献をすることが、ビジネスの売上も促進するという波及効果を生みだしていると感じています。

今後の国連UNHCR協会の募金活動にひとこと

世の中にはいろいろな弱者がいて、すべてを救済することはできません。そんな中で難民は、母国の保護を受けられない状況にあるため一番頼る先がありません。日本の生活保護者は、日本にいる限りとりあえず政府からの保護が与えられます。時として国からも危害を加えられる可能性のある難民には、もっと世界的な関心と支援が必要です。

協会からは、難民の状況や寄付の使い道などについて詳細な報告をいつもいただき、社員への充分な説明で信頼関係が保てます。また以前、社員を対象に、元事務局長の根本かおるさんにも難民の状況について講演会をしていただきました。支援の現場での生々しい話は、ややもすると「難民問題なんて、遠い国の話だ」と思いがちな私たちに、大きなインパクトを与え、問題をよりリアルに身近なこととしてとらえる機会を与えてくれました。

他の企業に対しても、こういった講演は推進すべきだと思います。また弊社の事例なども含めて、企業の難民支援モデルを構築し、仕組みや効果をはっきり提示すると、さらに支援の輪が広がっていくのではないでしょうか。ビジネス界と難民支援の世界をつなぐ具体策となればよいと思っています。

株式会社ピープルフォーカス・コンサルティング
東京に本社を持つ、組織開発と人材開発中心のビジネスコンサルティング会社。組織のグローバル化支援の実績も多い。

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http://www.peoplefocus.co.jp/
インタビュー:国連UNHCR協会(2013年6月)

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