緊急事態:シリア難民 越冬支援が急務 シリア、ヨルダン、レバノン 気温 マイナス1度 凍えるような寒さのなかで苦しむ難民を、決して見捨てることはできません。 国連UNHCR協会

難民支援にご協力ください

シリア、そしてヨルダン、レバノンなど周辺国にも厳しい冬が到来
今、難民の子どもたちが、命の危険にさらされています

シリア危機が始まってもう7年半。現在、シリアの周辺国に避難しているシリア難民は564万人を超えています。ヨルダンには今も約67万人のシリア難民が避難を余儀なくされ、その半数以上は18歳未満の子どもです。
着の身着のまま祖国から逃れてきた人々にとって、これから訪れる冬の厳しい寒さは、ただでさえ困窮している暮らしを容赦なく直撃し、支援なしでは多くの尊い命が危機にさらされます。本格的な冬の到来を前に、一人でも多くの難民にUNHCRの防寒支援を届けることが急務です。

雪の季節が目の前に迫っています。寒さに震える子どもたちに、今すぐ支援が必要です。

「ただ家族で抱き合って、暖めるしかありませんでした」(ジーナ/33歳)

2017年の冬、国連UNHCR協会の職員がヨルダン・ザータリ難民キャンプを訪問しました。そこで会ったのは2歳の男の子を抱いたジーナ(33歳)。妊娠8か月の母親でした。シリアの自宅は爆撃で破壊され、ヨルダンへ避難してきました。2~13歳まで6人の子を抱える一家。家から持ってこれたのは、一人につき服を二着だけでした。
 
11月の難民キャンプはすでに凍えるような寒さで、立っていると震えが止まらないほどでした。
 
一家は、当初は布のテントに住んでいて、暖房器具もなく本当に寒かったと話します。「テントで暖房もなくて、どうやって暖かくしていたのですか?」そう尋ねると、穏やかに話していたジーナの表情がみるみる曇りました。「ただ家族で抱き合って、暖めるしかありませんでした。」ジーナはそう言って黙りこみ、涙ぐんでしまったのです。母親としてどれだけつらい思いでいたのか、痛いほど伝わった瞬間でした。
幸い一家は、昨年はUNHCRから越冬支援の現金給付を受け、ガスヒーターの燃料を買い、シェルターの雨もりも修理できました。ジーナは、「本当に助かりました」と、実際に修理した箇所を見せてくれました。今、新しく家族が増えたジーナ一家。今年も厳しい冬の寒さとの闘いが始まっています。この冬も、一家のように多くのシリア難民が、切実にUNHCRの支援を必要としています。

難民の暮らしに寄り添って支える、UNHCRの防寒支援

床にマットを敷き防寒対策

寒さをしのぐ、シェルターや住居の防寒対策
 
気温が零下にもなるヨルダンなど周辺国の冬は、難民にとって過酷です。UNHCRは難民キャンプで仮設住居を提供していますが、厳しい寒さに備え補強や修繕のための資材と道具を配布しています。難民キャンプの外の、古い家屋や建設途中の建物等で暮らす難民にも同様の支援を行います

ひっ迫する家計の生命線

医療費にも、暖房費にも。現金の給付支援
 
長期の避難生活で厳しい貧困に陥っている難民。冬は暖房費がかかるだけでなく、寒さで感染症にかかる子どもが多くなり医療費もかさみます。写真の男の子はアブドゥル(5歳)。体調を崩し、給付された現金で購入した薬を飲んでいるところです。日々の食糧すら調達が難しいなか、厳しい冬を乗り越えるための支援が必要不可欠です。

過酷な冬を少しでも暖かく

冷え込む日々に、暖房器具の提供
 
雪が降るほど厳しい寒さにもかかわらず、暖房器具さえ持たないシリア難民が多くいます。凍傷になってしまう子どもたちも多く、寒さから身を守るためにストーブや燃料などの提供が緊急に必要です。

防寒物資をすべての難民に

冬を越えるために不可欠な物資の提供
 
保温性の高い毛布や防寒具、防水シートなどは、紛争から着の身着のまま逃れてきた人々の冬の避難生活に不可欠です。UNHCRはパートナー団体と連携し、家族の人数に応じて必要な物資を提供しています。

寄付・募金する

「皆様のご支援は、私たちUNHCR職員が必ず難民のもとに届けます」

UNHCRヨルダン・ルウェイシェッド事務所所長 副島 知哉

副島知哉職員の写真

シリア危機が始まってもう7年半。ヨルダンには今も約67万人のシリア難民が避難を余儀なくされています。ヨルダンの冬は過酷です。難民キャンプのある北部や東部だけでなく、難民の多くが避難する首都アンマンでも、氷点下近くまで気温が下がります。国境地帯では氷点下5度以下にもなり、雪が降ることもあります。吹きさらしの砂漠では、5~6枚の上着を着こんでもとても耐えきれない寒さです。
 
ヨルダンに暮らすシリア難民の85%がヨルダンの貧困ラインを下回り、月に100ドル(約1万1,000円)以下で暮らしています。彼らの多く(81%)は難民キャンプ以外の地域に避難していますが、難民の就労は著しく限られているのが現実です。家賃すら払えず、路上生活の危機にある人も少なくありません。避難民の家庭のほとんどは、毛布や暖房器具等を買う余裕さえないのです。
シリアの人々は紛争で多くを失い、生まれ育った故郷を追われ、避難してなお苦しみの中にあります。皆様がお寄せくださる支援は、私たちUNHCR職員が必ず難民のもとに届けます。彼ら・彼女らがこの厳しい冬を無事に乗り越え、家族で暖かい春を迎えることができるように、どうぞ温かい支援の手を差し伸べてくださいますよう、心よりお願い申し上げます。

動画:子どもたちを冬の寒さから守るUNHCRの支援

今すぐ寄付する

過酷な冬を前に、一刻の猶予もありません

シリアの紛争が長期化し、564万人にも及ぶ難民の避難生活を長く支えてきたUNHCRは、今深刻な資金不足にあります。防寒支援を縮小せざるを得ない事態に、現場では大きな危機感を抱いています。このままでは多くの命が危機にさらされます。
どうぞ皆様、今すぐのご支援をお願いいたします。

UNHCRは世界中の難民の保護と支援を行なっています。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援し、水や食糧・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなどの避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う日本の公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。

今すぐに防寒支援が必要です!

あなたのご支援でできること

  • 17,000円で

    現金の給付支援(1家族1か月分)

  • 10,000円で

    毛布(2家族分)

  • 5,000円で

    防寒具(2家族分)

※1ドル=113円換算

  • 当協会へのご寄付は、税控除(税制優遇)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
  • ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、そしてUNHCRの活動を報告させていただきます。
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*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。