緊急事態:シリア難民 防寒支援が急務 シリア、ヨルダン、レバノン 気温 マイナス1度 厳しい冬が目の前に迫っています。寒さに震える難民の子どもたちに、今すぐ支援が必要です。国連UNHCR協会

難民支援にご協力ください

シリア、そしてヨルダン、レバノンなど周辺国にも厳しい冬が到来
今難民の子どもたちが、命の危険に直面しています。

シリア危機が始まってもう8年半。現在、ヨルダンなどシリアの周辺国に避難しているシリア難民は約564万人を超えています。これから訪れる冬の厳しい寒さは、着の身着のまま逃れてきた難民のすでに困窮している生活を容赦なく直撃し、特に幼い子どもたちや高齢者などは命の危険にさらされます。本格的な冬の到来を前に、一刻も早くUNHCRの防寒支援を届けることが急務です。

雪の季節が目の前に迫っています。寒さに震える子どもたちに、今すぐ支援が必要です。

「ただ家族で抱き合って、温めるしかありませんでした」(ジーナ/33歳)

ヨルダンの難民キャンプで私たち職員を迎えてくれたのは、2歳の男の子を抱いたジーナ(33歳)。妊娠8か月の母親でした。シリアの自宅は爆撃で破壊され、ヨルダンへ避難してきました。2~13歳まで6人の子を抱える一家。家から持ってこれたのは、一人につき服を2着だけでした。
 
11月の難民キャンプはすでに凍えるような寒さで、立っていると震えが止まらないほどでした。
 
一家は、当初は布のテントに住んでいて、暖房器具もなく本当に寒かったと話します。「テントで暖房もなくて、どうやって温かくしていたのですか?」そう尋ねると、穏やかに話していたジーナの表情がみるみる曇りました。「ただ家族で抱き合って、温めるしかありませんでした。」ジーナはそう言って黙りこみ、涙ぐんでしまったのです。母親としてどれだけつらい思いでいたのか、痛いほど伝わった瞬間でした。
 
幸い一家は、この年はUNHCRから越冬支援の現金給付を受け、ガスヒーターの燃料を買い、シェルターの雨もりも修理できました。ジーナは、「本当に助かりました」と、実際に修理した箇所を見せてくれました。今、新しく家族が増えたジーナ一家。今年も厳しい冬の寒さとの闘いが始まっています。この冬も、一家のように多くのシリア難民が、切実にUNHCRの支援を必要としています。

動画:ご存知ですか?中東の冬は零下の寒さになることを

難民の暮らしに寄り添って支える、UNHCRの防寒支援

シェルターの壁や天井を防寒仕様に

寒さをしのぐ、シェルターの防寒対策
 
ヨルダンなどシリア周辺国では冬は気温が零下になり、シェルターは凍えるようなすきま風で底冷えし、夜も眠れない寒さとなります。UNHCRは、難民キャンプやキャンプ外に暮らす難民にシェルターの壁や天井を補強・補修するための防寒材や工具を提供。凍てつく寒さから難民を守ります。

厳しい貧困生活の生命線

医療費にも、暖房費にも。現金の給付支援
 
長期の避難生活で厳しい貧困に陥っている難民。冬は暖房費がかかるだけでなく、寒さで感染症にかかる子どもが多くなり医療費もかさみます。写真の男の子はアブドゥル(5歳)。体調を崩し、給付された現金で購入した薬を飲んでいるところです。食事の回数を減らすほどの貧困の中、各家庭が冬に最も必要な物を購入するための不可欠な支援です。

過酷な冬を少しでも暖かく

冷え込む日々に、暖房器具の提供
 
雪が降るほど厳しい寒さにもかかわらず、暖房器具さえ持たないシリア難民が多くいます。凍傷になってしまう子どもたちも多く、寒さから身を守るためにストーブや燃料などの提供が緊急に必要です。

防寒支援物資をすべての難民に

冬を越えるために不可欠な物資の提供
 
保温性の高い毛布や防寒具、防水シートなどは、紛争から着の身着のまま逃れてきた人々の冬の避難生活に不可欠です。UNHCRはパートナー団体と連携し、家族の人数に応じて必要な物資を提供しています。

寄付・募金する

「皆様がお寄せくださる支援は、私たちUNHCR職員が必ず難民のもとに届けます」

UNHCRヨルダン・ルウェイシェッド事務所所長 副島 知哉

副島知哉職員の写真

シリア危機が始まってもう8年半。ヨルダンには今も約66万人のシリア難民が避難を余儀なくされています。その半数以上は18歳未満の子どもです。
ヨルダンの冬は過酷です。難民キャンプのある北部や東部だけでなく、難民の多くが避難する首都アンマンでも、氷点下近くまで気温が下がります。国境地帯では氷点下5度以下にもなり、雪が降ることもあります。吹きさらしの砂漠では、5~6枚の上着を着こんでもとても耐えきれない寒さです。
 
ヨルダンに暮らすシリア難民の78%がヨルダンの貧困ラインを下回り、月に100ドル(約1万1,000円)以下で暮らしています。彼らの多く(83.6%)は難民キャンプ以外の地域に避難していますが、難民の就労は著しく限られているのが現実です。家賃すら払えず、路上生活の危機にある人も少なくありません。避難民の家庭のほとんどは、毛布や暖房器具等を買う余裕さえありません。
 
シリアの人々は紛争で多くを失い、生まれ育った故郷を追われ、避難してなお苦しみの中にあります。。皆様がお寄せくださる支援は、私たちUNHCR職員がこれからも必ず難民のもとに届けます。彼ら・彼女らがこの厳しい冬を無事に乗り越え、家族で暖かい春を迎えることができるように、どうぞ支援の手を差し伸べてくださいますよう、心よりお願い申し上げます。

副島職員は、2019年7月よりUNHCRバングラデシュ・コックスバザール事務所に異動となり、引き続き難民の保護・支援活動に尽力しています。このメッセージはヨルダン在職中に書かれたものです。

今すぐ寄付する

過酷な冬を前に、一刻の猶予もありません
凍えるような寒さのなかで苦しむ難民を、決して見捨てることはできません。

防寒支援物資を受け取った難民の少年の写真

シリアの紛争が長期化し、564万人にも及ぶシリア難民の避難生活を長く支えてきたUNHCRは、今深刻な資金不足にあります。
防寒支援を縮小せざるを得ない事態に、現場では大きな危機感を抱いています。このままでは多くの命が危機にさらされます。
最も寒い時期が目前に迫るなか、2019年にシリア難民支援に必要な資金のうち、44%しか集まっていない緊急事態となっています。どうぞ皆様、難民へ一刻も早く支援を届けるため、ぜひご協力ください。

UNHCRは世界中の難民の保護と支援を行なっています。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援し、水や食糧・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなどの避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う日本の公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。

難民とは、紛争や迫害、人道危機により生命の安全を脅かされ、他国に逃れなければならなかった人々です。
また、難民の約50%が18歳未満の子どもです。

緊急の防寒支援が必要です!

あなたのご支援でできること

  • 24,000円で

    現金の給付支援(2家族1か月分)

  • 16,000円で

    毛布(6家族分)

  • 8,000円で

    防寒具(3人分)

※1ドル=113円換算

  • 当協会へのご寄付は、税控除(税制優遇)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
  • ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、そしてUNHCRの活動を報告させていただきます。
  • Webでご寄付いただく際の皆様の個人情報はSSL暗号化通信により守られております

*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。