南米ベネズエラ緊急事態 今すぐ、ご支援ください 国連UNHCR協会

南米ベネズエラ緊急事態 避難民が5年で6,000%増加

南米ベネズエラという国から、何を想像するでしょうか。世界有数の産油国であるベネズエラは、世界遺産の国立公園を持ち、カリブ海リゾートとして知られ、名曲「コーヒールンバ」が生まれた国でもあります。そして、ベネズエラは伝統的に、さまざまな国から何千人もの難民を受け入れる「難民受入国」でした。
しかし、政情不安と社会経済の混乱、食糧危機等から、2014年以来、340万もの人々が家を追われ、安全を求めて国境へ向かっています

難民支援にご協力ください

毎日5,000人ものベネズエラ人が近隣諸国へ渡っています

2014-2018年 庇護申請

政情不安と暴力行為、食糧や医薬品、生活用品の不足により、多くの家族の生活が崩壊し、2018年には毎日5,000人ものベネズエラ人が近隣諸国へ渡りました。そして、推定270万人のベネズエラ人を南米とカリブ諸国が受け入れています。
 
人々の避難の影響を最も受けている隣国コロンビアはすでに110万人のベネズエラ人を受け入れている他、ペルーには50万6,000人、チリには28万8,000人、エクアドルには22万1,000人、アルゼンチンには13万人、そしてブラジルにも9万6,000人以上の人々が押し寄せています。(* 2019年2月現在)
何十万ものベネズエラ人が、正式な書類や法的許可もない状態に陥っています。この事態によって、人々は社会的セーフティネットを受けられない非常に弱い立場に置かれ、搾取・虐待・性的暴行・差別・排外等にさらされています

動画:南米ベネズエラ:340万人が故郷を追われています

(動画右下の設定で字幕をオンにしていただければ、日本語字幕が表示されます)

「薬の在庫が無くなっていたため、娘は適切な治療を受けられませんでした」

ブラジルで避難生活を送るエリジオ・テヘリナ(33歳)

ワラオ系住人コミュニティのリーダー、テヘリナと彼の子どもたち

「私の7か月の娘は亡くなりました。」ワラオ系住人コミュニティリーダーだったテヘリナは話します。残る5人の子どもも飢きんで弱り、苦しんでいました。地元の市場で食べ物を見つけられなくなり、残された唯一の選択肢は国を離れることでした。「ブラジルに来ると決めたのは、子どもたちが飢えていたからです。食事は夜に一日一食。夕食をほんの少しだけでした。」ベネズエラ第二の先住民であるワラオ系住民の故郷ではHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の大流行により地域が荒廃し、たくさんのワラオ系住民の子どもが麻疹(はしか)でも亡くなっています。

「ほぼ全員、年齢の割に体重が4~5キロ軽く、身長は平均よりも低いのです」

国境なきハート* 児童保護センター サンドラ・ロドリゲス(* UNHCRのパートナー団体)

「国境なきハート児童保護センター」に避難する子どもたち

避難する子どもたちをケアするためにコロンビアのボコタに設立された「国境なきハート児童保護センター」では、医師による無料検診も実施し、栄養失調の症例を発見します。 「子どもたちの多くは、これまで牛乳や牛肉を食べたことがありませんでした」とロドリゲスは語ります。バランスの取れた朝食と昼食をセンターで食べることで、多くの子どもが、センターにいる間に1~2キロ体重を増やすことができます。また、このセンターでは、今後、子どもたちが地元の学校制度について行けるよう支援することも目標としています。

UNHCRは家を追われたベネズエラの人々のために
人道支援活動を実施しています

避難を強いられているベネズエラの人々のニーズに応えるため、UNHCRは以下のような緊急支援を開始しています。

  • シェルター、ヘルスケア、現金給付といった公式援助
  • 保護者のいない、または家族とはぐれた子ども達の保護の強化
  • 家族が法的に他国に滞在するための書類化
  • 各国への国境開放および保護要請

UNHCRとブラジル地元当局によってシェルターへ避難したベネズエラの少女

UNHCRは1人でも多くのベネズエラ人に人道支援を届けるため尽力しています

難民を支援する

UNHCRは1人でも多くの難民・避難民を保護するため、活動を続けています

UNHCRユーエヌエイチシーアール(国連難民高等弁務官事務所)とは?

国連UNHCR協会ロゴ

1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援し、水や食糧・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなどの避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。
この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う日本の公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。

UNHCRの難民支援にご協力ください

コロンビア ― ベネズエラ国境を越える人々。1日3万人が国境を越える日もある

「逃れて来る人々は飢餓、医療の欠如、政情不安、脅迫、そして恐怖を語りました。彼らは家族であり、女性であり、子ども、若い少年・少女であり、時には何日も徒歩で旅をして避難を強いられ、非常に弱い立場に置かれた人々です」とエドゥアルド・ステインUNHCR-IOMベネズエラ難民・移民担当特別代表は語ります。
南アメリカ/カリブ地域史上最悪と言われる今回のベネズエラ難民危機によって避難を強いられている人々のため、UNHCRは地元当局と協力して援助活動に尽力しています。しかし、増え続ける難民と、彼らを支える受入国を支援するために2019年に必要とされる1億4,600万米ドル(約164億9,800万円)のうち、まだ7%* しか集まっておらず、資金不足が続いています(* 2019年2月現在)
故郷を追われるベネズエラの人々の尊厳と未来を守るため、どうぞ、今すぐ、ご支援ください

皆様のご寄付できること

  • 10,000円で

    難民登録7人分

  • 20,000円で

    調理器具セット10家族分

  • 60,000円で

    テント1張

※1ドル=113円換算

*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。