紛争は、僕たちから全部奪っていった。家も、電気も、水も、学校もなくなった。シリア危機7年 今こそ、支援が必要です 国連UNHCR協会

2011年3月。シリアで紛争が始まってから、すでに7年が過ぎました。

最大の激戦地の一つ、アレッポでは4年近く続いた空爆が終わり、人々が戻り始めました。しかし、壊滅的な被害を受け廃墟になった町は、未だに水も電気もなく、医療や教育も崩壊したままです。人々は全てを失いました。2018年、約420万人が家の修復支援を必要としている状況です。UNHCRは、シリア全土の11の県で、96のコミュニティセンターを運営し、子どもたちの教育支援や心理ケア、出生登録、家族と離れ離れになった人々の再会支援など、人々の保護活動に全力であたっています。

一方、2013年から包囲下にあり、空爆が続くダマスカス近郊・東グータ。道路は封鎖され全ての物資が圧倒的に不足し、人々の生活は極限まで追い込まれています。急性の栄養失調に苦しむ5歳未満の子どもは約12%と推定されていますが、ほとんど食糧も尽きている約40万人の市民はどうすることもできません。医療施設や学校すら爆撃されている今、最も犠牲となっているのは、なんの罪もない子どもたちです。

皆様、どうぞ忘れないでほしいのです。紛争は続いています。シリアの状況は改善されていません。子どもたちの命は、今も失われ続けています。今こそ、シリアの人々へ支援が必要なのです

難民支援にご協力ください

今知ってほしい、シリア危機に関する事実

シリアの人口の半数が家を追われ避難しています シリア難民の大多数を受け入れているのは近隣5か国です 大部分のシリア難民が極めて厳しい貧困に苦しんでいます シリアの子どもたちは教育の機会を失っています シリア危機は、第二次世界大戦よりも長く続いています

イラク・クシュタパ難民キャンプで暮らすシャベン(7歳・右端)と家族。紛争の始まった年に生まれ平和を知らないシャベンは、2013年にシリアから避難してきました。今はキャンプ内の学校に通い、夢は医師になることです。彼女はシリアに戻る希望をほとんど抱いておらず、「ここの方が安全だから、このキャンプにいたいの」と話します。

アレッポの破壊された自宅へ戻ってきたばかりのアボ・フサム(左端)と家族。UNHCRからマットレスなど日常生活に必要な援助物資を受け取りましたが、アボは現在仕事がなく収入がないため、一家は完全にUNHCRからの支援に頼るほかない状況です。

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「人々の命を救うために、UNHCRの挑戦が続いています。どうぞ、皆様の力をお貸しください」

シリア・カミシリ事務所 石原朋子職員

石原朋子職員写真

着の身着のまま、全身砂まみれで避難してくる人々。 彼らは、ここシリア北東部でUNHCRが毎日支援にあたる人々です。
長年、過激派組織の支配下にあったラッカでは、今も人々が地雷の犠牲となり、毎日誰かが病院へ搬送されています。つい先日も、私たちの訪問先から2、3キロ先で地雷が爆発しており、UNHCRの現場は常に危険と隣り合わせです。人々の帰還のためには、地雷の危険がないことを確認し、水道や電気等の公共サービスを復旧させることが必要なため、UNHCRは避難民キャンプでの支援と並行し、シェルターや水道などの修復を開始する予定です。

シリア人親子再会の写真

再会を果たした親子

また、多くの子どもたちが親と離ればなれになっており、そうした子どもたちの保護もUNHCRの大切な活動です。
デリゾールのある少年は、外出中に家が爆撃に遭い、がれきの山と化した自宅と、どこにも家族がいないことに激しいショックを受けていました。家族を探そうと懸命な彼を、UNHCRは避難民キャンプへ移送。彼の家族の捜索に尽力すると共に、少年の保護を続けました。そして数か月後のある日、彼の父親が息子を探しにキャンプまでやってきたのです。息子と再会を果たした父親は、少年を抱きしめたまま涙をこらえきれず、「息子を守ってくれて本当にありがとう。とても恩返ししきれません」と声をしぼりました。私自身も支援に関わっていたので、本当にうれしく、大きなやりがいを感じた瞬間でした。

UNHCRは世界中の難民の保護と支援を行なっています。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援し、水や食糧・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなどの避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う日本の公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。税控除(税制優遇)のご案内 当協会は認定NPO法人です。当協会へのご寄付は、税控除(税制優遇)*の対象になります。お送りする領収証は確定申告にもご利用いただけます。*所得税・相続税・都民税・法人税

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UNHCRの懸命な援助活動が続いています 避難生活に必要な物資の提供 住居の修復支援 弱い立場にある人々の保護 教育の整備

UNHCRは、これからもシリアの人々と力を合わせ、援助活動に全力であたっていきます。どうぞ、皆様の温かいご支援をお願いいたします。

当協会は認定NPO法人ですので、ご寄付は税控除(税制上の優遇措置)の対象となります。

*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。

皆様のご支援でできること

  • 毎月3,000円を1年で

    調理器具セット18家族分

  • 毎月4,500円を1年で

    医薬品48人分

  • 毎月12,000円を1年で

    テント2張

※1ドル=113円換算