大丈夫だよ、出ておいで。デクワネー郊外の親戚の家のドアの隙間から覗いているシリア難民ザカリヤくん(2歳) 国連UNHCR協会

レバノンのシリア難民を支えるUNHCRの緊急支援

シリア難民が多く暮らすレバノンでは冬に気温が一気に下がり、冷え込みます。

レバノンは自国の経済も厳しい中で、対人口比で世界で2番目にたくさんの難民を受け入れている寛容な国でした。

しかし、今レバノンは新型コロナウイルス感染症の対策や今回のベイルートの大爆発で国家自体が深刻な状況に置かれています。
この状況下で、今冬、レバノンのシリア難民は苦境に直面することが懸念されます。

皆様からのご寄付はそのとき世界で最優先の難民援助活動に充てられます。レバノンのシリア難民への緊急援助はこの冬UNHCRが最優先で行う援助活動のひとつです。

日本からひとりでも多くの難民の命をつなぐべく、難民支援へのお力添えを心よりお願い申し上げます。

冬に追い詰められるレバノンのシリア難民

雪嵐による甚大な被害

昨冬も、レバノンは冬の嵐に襲われました。被災した難民は3万人に及びます。

シリア難民のシャキバさん

シリア難民のシャキバさん(67歳)夫婦が暮らす仮設シェルターは雪嵐によって埋もれてしまい、駆け付けた親戚によって救助されました。シャキバさんは病気の夫を抱えており、UNHCRから緊急支援を受けることになりました。

都市部の劣悪な住環境

ベイルートで暮らすシリア難民の一家

何年にもわたる避難生活で、わずかな貯金も底をつき、都市部では家賃が安い「建築中の建物」「破壊された建物」などで越冬せざるを得なくなっています。

レバノンのベイルート付近に避難しているシリア難民は約20万人。ベイルートは今回の爆発により危機的状況にあります。

広範囲に及ぶ建物の損壊、新型コロナウイルス感染症の急増による医療崩壊。経済・社会状況の悪化は難民・避難民など弱い立場の人を一層追い詰めています。

■レバノン:ベイルート大爆発の被害にあったシリア難民の一家を訪ねました

2020年8月4日午後6時、中東レバノンの首都ベイルートで大規模な爆発が起きました。ベイルートで爆発の被害にあったシリア難民のアーメッド・カロットさん一家を訪ねました。アーメッドさん一家はシリア・ハサケ県からベイルートに避難しています。
「あの爆発の瞬間、妻と2人の息子は自宅の居間にいました。私が急いで家に戻ったとき、目にしたのは3人が家中の窓ガラスなどの下敷きになっている姿でした。必死に3人を救い出し、急いで病院に連れて行きました」
「下の息子、ザカリヤは頭に深い傷を負い、25針縫いました。上の息子、ヤーヤの顔も傷や打撲の跡だらけで今もその痛みに苦しんでいます。

あなたのUNHCRへのご支援は
シリア難民の命をつなぐことができます

たとえば爆発により家に住めなくなった家族が家を借りる・修理するための「現金給付」を届けられます

ザカリヤ君と父親

なぜ 「現金給付支援」 なのでしょうか?

難民個別の状況を考慮しない定型の支援ではなく、難民が状況に合わせて“冬を生き延びる上で最も必要なこと”に資金を使うことができるという柔軟性があります。

都市部に避難している難民は分散しているため、物品の支援を迅速にすべての対象者に届けることは困難です。全国にあるATMを利用することにより、迅速かつ安全に支援を届けることができます。

越冬に必要な資材を難民自身が避難先で購入することにより、受入国の経済活性化に役立ちます。また、地域住民とのコミュニケーションの機会が増え、良好な関係を築くことにつながります。

UNHCRは 極度の貧困状態にある難民家庭 に、緊急支援として現金給付を行っています。避難先の一般市民の生活基準に合わせるのではなく、生きるために必要な、最小限の物やサービスを積み上げた「命をつなぐ必要最小限の金額」が支給されています。

爆発で家が損壊した家族のためにUNHCRは「シェルターキット」の提供も行っています

あなたのご支援は例えば ――
 
爆発で家が損壊した家族のための「シェルターキット」22000円で1家族分
 
爆発により家に住めなくなった家族が家を借りる・修理するための「現金給付」
54000円で1家族分
108000円で2家族分