貧困のため薪が買えない。それでも、生き残るために。
アフガニスタンでは紛争のため、350万人が家を追われました。また、干ばつや政情不安、深刻な経済低迷の影響で、多くの人々が食料を手に入れることすら困難な状況にあります。その中で迎える冬。アフガニスタンの冬は、平均気温がマイナス15℃に達するほど過酷です。混乱の中で家を追われ、衣食住さえも不十分な環境で避難生活を送る国内避難民にとって、冬は命さえも危険にさらされます。寒さから身を守るためには有害なガスを排出するとわかりつつ、古いカーペットの切れ端やプラスチックの破片、街で拾った燃えるゴミなどを燃やしているのです。
シリア難民の10人に9人が、極度の貧困の中で暮らしています。
レバノンでは、急激な経済低迷と新型コロナウイルスによる不況、そしてウクライナでの戦争による物価高の影響を受け、多くの人々が貧困に苦しんでいます。ベッカー高原では21万5000人以上のシリア難民が、雪深い高地で避難生活を送っています。昨年は、10年に1度も雪が降らなかった地域も雪に見舞われるほど大雪が降りました。人々は極度の貧困から食費を減らし、病院に行くことも控え、そして借金を抱えることを余儀なくされています。その中で迎える冬は、難民の命も危険にさらします。
戦争によって、ウクライナの人々は多くの犠牲を払いました。
これ以上つらい冬にしたくありません。
ウクライナでは戦争によって、多くの人々が命を奪われ、家を破壊され、すべてを失いました。未だ戦争に終わりの兆しが見えない中、人々は破壊されたままの住居で極寒の冬を迎えています。電気、ガス、水道を含む主要なインフラが遮断されたままの地域も多いです。
ウクライナの人々が少しでも暖かく、安全に、そして尊厳のある環境で暮らせるよう、早期の支援が不可欠です。
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