日本でも報道されているように、ウクライナで軍事行動が開始され5か月が経過、他国連機関の発表によると、346人の子どもを含む5110人の命が奪われました*。こうしている今も、空爆やミサイル攻撃による民間人の犠牲者は増え続けており、安全を求めてウクライナ国外へ避難するため国境を越えた人は1000万人を突破したことが8月1日に発表されました。さらに、ウクライナ国内では約630万人が故郷を追われています。(* 2022年7月現在)
避難を続けるのが困難なため、または親類等の避難を助けるため、帰還する人々もいますが、激しい爆撃で破壊された故郷へ戻ることを選択した帰還民へも、さらなる支援が必要です。

国際人道法に則り、いかなる時も、市民の命、市民のインフラは守られ、保護されるべきです。そして、ウクライナの人々は緊急の支援を必要としています

ウクライナでの戦争は、莫大な苦しみを生み出しました。
もしこの危機がさらなる大惨事になるのを止めようとするのであれば、罪なき被害者たちへの支援を続けていくことが重要です。

フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官

UNHCRは1994年からウクライナでの支援活動を開始。何千人もの民間人が犠牲となった2014年のウクライナ紛争勃発後も、銃撃が止まないドネツクやルハンシク等の現地で、国内避難民等の支援対象者に重要な救援物資や避難所を提供してきました。また、急激な時代の流れの中で無国籍者となってしまった人々、社会的セーフティネットから抜け落ちてしまった人々の支援にもあたっています。

2018年、ウクライナ東部ドネツクにて、破壊された家々での生活を強いられる支援対象者を訪問するUNHCR職員

今回の危機でも、UNHCRはウクライナやポーランド、ハンガリー、ルーマニア、モルドバ等の近隣諸国の当局、その他のパートナー団体と協力して支援を拡大し、毛布や寝袋等、避難を強いられる人々が必要とする支援を届け、逃れて来た難民が性的搾取や人身売買に遭わないよう、リスクを的確に把握し、国境地域等でモニタリングを続けるのみならず、ライフラインを守るための現金給付、子ども・女性の保護等を実施しています。

ウクライナ国内では、市民や市民の住宅、民間の施設への攻撃が続き、安全な輸送経路も確保されていないことから、何万人もの市民の命や生活が脅かされ、保護のリスクも高まっています。被害を受けている地域では、女性や子ども、障がい者、高齢者、その他マイノリティといった非常に弱い立場に置かれた人々が、移動手段、食料、水、薬、救急等、あらゆる必要なサービスの利用が困難な状況です。UNHCRは地元当局、パートナー団体と連携しながら人道支援を実施しており、受入施設の開設、救援物資やシェルターの提供、国境地域での支援の強化等を実施しています。

ウクライナ北東部スーミに入り、国内避難民等に緊急援助物資・食料・医薬品を届けるUNHCR

しかし、避難を強いられている人々のニーズに応えるため、UNHCRはさらに支援を拡大していく必要があります。この紛争で心に傷を負った多くの人々のためには心理社会的カウンセリングが不可欠であり、また、身分証明書や市民手帳を持たずに逃れた人が新しい身分証を受け取るための支援も必要です。引き続き国内での保護活動、救援物資の提供を継続すると共に、家屋に被害を受けた人々が屋根や窓、ドア、壁を修理できるよう支援するプログラムの強化等も実施しており、ドネツク州、ルハンシク州、キーウ周辺の地域では、これまでに2万4300世帯が降り注ぐ雨を防ぐための緊急シェルターキットを受け取りました。激しい爆撃を受けている地域のシェルターに身を潜めている人々へ緊急支援を提供する努力を続ける一方で、避難を強いられる人々への中長期的な支援、復興と持続的解決に向けた基盤作りのための支援もさらに拡大しなければなりません。

皆様のご支援により、故郷から避難を余儀なくされているウクライナの人々を保護し、安全を守る援助活動が可能となります。

ウクライナの危機開始から約5か月。今現在も紛争は続き、こうしている今も、爆撃から逃れ、命がけで避難をしている人々がいます。どうぞ、今すぐご支援ください

UNHCRユーエヌエイチシーアール(国連難民高等弁務官事務所)とは?

1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援し、水や食料・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなどの避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。1991~2000年の間、緒方貞子さんが第8代国連難民高等弁務官を務めました。
この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う日本の公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。

  • 皆様のご寄付は、ウクライナ及びヨーロッパ地域での救援活動に充当させていただきます。
    UNHCRは今回のウクライナ緊急対応において5億1000万米ドルの初期資金を必要としていますが、3月23日時点でその70%が充当されていました。皆様のご支援に厚く御礼申し上げます。しかし、戦闘の長期化、そして避難を強いられる人々のさらなる増加を受け、4月26日、UNHCRは12億4700万米ドルの必要予算を新たに発表したため、今後もウクライナ及びウクライナから避難する人々への救援活動のための募金活動を継続いたします。
  • 当協会へのご寄付は、税控除(税制優遇)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
  • ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、UNHCRの活動を報告させていただきます。
  • Webでご寄付いただく際の皆様の個人情報はSSL暗号化通信により守られております
皆様からのご寄付によって 多くの命が助かります。
X

このウェブサイトではサイトの利便性の向上を目的にクッキーを使用します。詳細はプライバシーポリシーをご覧ください。

サイトを閲覧いただく際には、クッキーの使用に同意いただく必要があります。

同意する