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ベン・スティラーが会った難民の家族

「故郷を離れざるを得なかった人たちに会い、彼らが直面している状況を知ることが重要だと思った」と、ハリウッド俳優で、自身でも監督を務めるベン・スティラー。2016年2月、ベンはドイツの首都ベルリンの緊急シェルターに身を寄せている難民の家族たちと対面しました。
 
「とにかく印象に残ったのは、私が会った難民の家族たちが、困難な状況の中でも未来をみつめ、家族を支えるために行動していることでした。紛争によって平穏な暮らしや住みなれた家を失い、そのうえ違法な業者に命を託してまでも危険な海の旅を経てヨーロッパに渡ったなんて、想像を絶することです。しかし、それでも彼らは前を見ている。とりわけ子どもたちの将来に関して、しっかりした目的意識を持っていると感じました」。

ベン・スティラーが会った難民の声をお伝えします。

Ben Stiller Meets アーメッドとナディア、その息子ムスタファ

シリアのアレッポからドイツに逃れた家族の一人息子である12歳のムスタファ。多くのシリア人の子どもと同じように、ムスタファは紛争のなかで学ぶ機会を失いました。住んでいた家が爆破された後、一家はトルコに逃れ、なんとか生計を立てようとしましたが、難民の彼らが同地で安定した職を得ることは容易ではありませんでした。当時はムスタファも、1日の半分を労働に費やしていたといいます。この状況を打開するため、財産のすべてをなげうって、一家はヨーロッパに渡る決心をしました。現在はドイツの緊急シェルターで暮らし、ムスタファは再び教育を受けるためにドイツ語を勉強しています。

Ben Stiller Meets ナジェマルディーンとダラル、そして3人の子どもたち

ベルリンの緊急シェルターに住んで3か月の夫婦ナジェマルディーンとダラル、そして2歳の息子アーメッドと4か月の双子の娘、ゼイナとザハラの一家。夫婦は幼い子どもたちを連れて武装勢力に制圧されたイラクのモスルから逃れ、シリアとトルコを経由し、危険な海の旅を経てヨーロッパにたどり着きました。定員をはるかに超えたボートに家族が乗り込んだとき、末の娘たちはまだ生後1か月。命をかけたその船出が、いかに厳しいものであったかは想像に難くありません。ギリシャの海岸にたどり着いて安堵したのもつかの間。その後も厳しい陸路での旅を続け、家族5人、なんとかドイツにたどり着いたのです。生まれて間もない乳飲み子が成長するのを待つことなく母国を後にしたことからは、当時いかに危機の差し迫った状況に彼らが置かれていたのかということがわかります。

Ben Stiller Meets ハサンとナヘッド、そして2人の子どもたち

2015年7月、頻発する爆撃から逃れるため、住みなれたふるさとであるシリアのアレッポを逃れるという苦渋の決断をした一家。ヨーロッパに渡るために密航業者に大金を支払い、危険な海の旅を経てヨーロッパに上陸しました。現在はドイツのベルリンにある緊急シェルターに身を寄せて生活していますが、徐々にここでの暮らしに順応し、ゆくゆくは自立した生活を送ることが一家の目標です。夫婦の一番の関心事は、8歳の息子モハメッドと5歳の娘メイヤーをもう一度教育の場に戻すことであり、そこで大きな鍵を握るのもやはりこの国の言葉であるドイツ語です。子ども達を含め、一家はドイツ語学習に奮闘中です。
 
「ヨーロッパに多くの難民が押し寄せ、そこには多くの課題が山積しています。その解決は決して簡単ではありませんが、何より重要なのは苦しい生活を強いられている一人ひとりに支援が行き届くことだと感じています」と、ベン・スティラー。長引く紛争のなかで増え続ける難民。こういった状況が続いているからこそ、私たちも自分にできる支援の形を考えて行動を起こし、紛争により難民となった人たちを支えていくことがますます重要になってきています。皆さまから託していただいた支援を、UNHCRは難民の援助活動につなげます。温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

ベン・スティラー プロフィール

アメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン出身の俳優・映画監督・脚本家。10代から自主映画を制作しはじめ、1986年にブロードウェイの舞台で俳優デビュー。1994年から、映画「リアリティ・バイツ」で監督業にも進出を果たしている。
主な主演作は「ナイト ミュージアム」「メリーに首ったけ」「ミート・ザ・ペアレンツ」など。また、監督作に「ズーランダー」「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」「LIFE!」などがある。

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