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いま、シリア国内で起きていること
飢えにさらされたマダヤ

写真:シリアの街を巡回するUNHCR職員

シリア東アレッポにて、救援物資を届けるUNHCR職員

シリアを離れ諸外国に逃れる難民が急増した昨年、日本でもこの状況は大きく報道され、広く知られるようになりました。ヨーロッパにたどり着いた人の数は昨年末までに100万人以上にのぼり、その約半数がシリアからの難民でした。一方で、シリア国内に留まり、危険と隣り合わせの、食べるものさえ十分にない暮らしを強いられている人がいることも、いま起きている現実です。

UNHCRは、シリア国内に留まっている避難民にも支援を続けてきました。2015年はシリア全土でエリアごとに必要な救援物資を200万人以上に、冬季に必要な支援を50万人に届けました。ところが、長期にわたる紛争の及ぼした影響で支援団体がアクセスするのさえ難しい地域があり、国内に留まる避難民すべてに十分な支援を行きわたらせることが難しいのが現状です。

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逃れたくても逃れられない人たち

写真:難民の子どもUNHCRは他の支援団体と協力し、シリアの首都ダマスカス郊外のマダヤに1月11日、食糧や薬をはじめとする支援物資を40台以上のトラックで届けました。包囲された同地に、今回の支援以前に救援物資が届いたのは昨年の秋のこと。それから3カ月近くもの間、食糧不足が続いたことで現地の人はやせ細り、それでも生き残るために草木を食べることで飢えをしのぎ、失われてしまった命もあったといいます。今回届けられた食糧や薬は、向こう一カ月間、この地に住む人がなんとか生き延びるだけの量にすぎません。

なぜマダヤに支援を届けることが難しかったのか、そして、なぜ人々はこの地を去ることができなかったのか。その理由として、同地周辺に埋められた無数の地雷の存在も挙げられます。UNHCRがまず取り組むべき課題。それは、必要な支援を、いつであれマダヤに届けられるようにすることなのです。

飢えに苦しむ人を、これ以上増やさないために

このような事態は、シリア国内のほかの場所でも起きています。UNHCRの推定では、いま同国で40万人がマダヤと同じような状況下で飢餓にさらされた状態にあります。紛争の中、国内の避難民が飢餓に追い込まれるこの状況を一日も早く終わらせる必要があります。

起きてしまったことを変えることはできません。そして、何もしなければ、飢餓に苦しむ人たちはただ増えていく一方で、決して減ることはありません。UNHCRは、紛争のなかで飢餓に追い込まれている人たちのもとへ、必要とされる支援を届けていくことに引き続き取り組んでいきます。いま助けを必要とする一人でも多くの国内避難民を支えるため、ぜひ皆様のご支援をお願いいたします。

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