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UNHCR、ボートでイエメンからアフリカへ避難する難民に備える

海を渡る難民への対応

イエメンからの難民を乗せたボートをオボックの港に護送するジブチの沿岸警備艇

イエメンからの難民を乗せたボートをオボックの港に護送するジブチの沿岸警備艇

ジュネーブ、4月10日(UNHCR)――UNHCRは4月10日、イエメンでの戦闘から逃れるためにボートでアフリカへ避難すると見込まれる13万人もの難民を受け入れる準備を進めると同時に、イエメン国内で恐怖にさらされている数十万人の他の難民やイエメンの人々への支援にも取り組んでいると述べました。

 

UNHCRのエイドリアン・エドワーズ報道官は、「イエメンの22の行政区のうち14の行政区が空爆や武力衝突の影響を受けており、UNHCRは9日、すべての国に対してイエメンから避難してくる民間人の自国領土への入国を認めるよう求める各国政府あての見解文書(ポジション・ペーパー)を発行しました」と述べました。

 

エドワーズ報道官は記者会見で、アフリカの角からイエメンへのこれまでの難民の流れ――これにより、25万人の難民のほぼすべてがイエメンで登録されました――は、今では逆転しつつあると話しました。この10日間で、およそ900人が、ジブチや、ソマリアのプントランドやソマリランドに向けてアデン湾を渡りました。

 

「難民たちによれば、イエメンを離れようとしても、燃料不足やボートの操縦者に払うお金が高くてそうできずにいる人がもっと大勢いるということです」とエドワーズ報道官は話します。「港は閉鎖され、ボートが出航できないそうです。」

 

UNHCRは、すでに1万5000人近い難民を受け入れているジブチに、今後6か月間にわたり最大3万人の難民を受け入れる緊急対応策を検討しています。ソマリアのソマリランドとプントランドでは、UNHCRとその事業実施パートナーは、最大10万人を受け入れる準備を始めました。イエメンから脱出する人々には、もともとアフリカからイエメンに逃れてきていた難民と、母国を脱出するイエメン人の両方が含まれます。

 

「UNHCRは、捜査・救助活動が行われない紅海やアデン湾を横断して逃げようとする人たちの身の危険を非常に憂慮しています」とエドワーズ報道官は述べました。「2014年には、イエメンへの航海中に246名が命を落としたと報告されています。」

 

イエメン国内での支援

一方、イエメン国内でUNHCRは、25万人の難民や、これまでの暴力行為によって避難を余儀なくされた33万人のイエメンの人々、そしてこの2週間で暴力による被害を受けた数千人を超える人々への支援を可能な限り続けています。難民は主にソマリア人で、エリトリア人やエチオピア人、イラク人、シリア人もいます。

 

UNHCRは、すべての国に対してイエメンへの人々の強制的な帰還を中断するよう求めました。

エドワーズ報道官によれば、すでにそこで暮らすソマリア難民1万8000人への人道支援サービスが続くイエメン南部のアル・ハラズ難民キャンプでは、都市部の戦闘から新たに逃れてきている人々に対して、シェルターや他の支援物資の提供が行われているといいます。

 

都市難民と困難な支援

「都市部では、戦闘が激しくなるにつれて、多くの難民がますます脆弱になりつつあります」とエドワーズ報道官は述べました。人々は生計手段を失っており、さまざまなサービスを利用することができず、また、UNHCRに報告されたある事例では、首都サナアに暮らす難民の6家族は自分たちの家が空爆で破壊されるのを目の当たりにしたとのことです。

 

「国内避難民の多くは学校や病院で寝泊まりしています」と彼は話しました。「親戚や受け入れ家族と一緒の人たちもいます。毛布やマットレスなどの救援物資が緊急に必要です。UNHCRはイエメン南部に3万人分の備蓄をしていますが、道路の封鎖や治安の悪さで、被害を受けた人々への配給が妨げられています。」

 

難民ボート救助の要請

皮肉なことに、難民がイエメンからアフリカに逃れる一方で、数百人もの庇護申請者がイエメンの海岸に到着し続けているとUNHCRは述べました――彼らは状況をよくわかっていないか、すでに密航業者の手中にあるかのいずれかです。エドワーズ報道官は、アデン湾内の船舶に対して、イエメンへ、あるいはイエメンからの難民を乗せて遭難したボートがあれば、救助の手を差し伸べるよう訴えました。

 

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