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悪化する暴力から逃れるため、5万人を超える人々がブルンジから避難

希望に満ちたかつての取り組み

ルワンダのマハマ難民キャンプで、ブルンジから来た他の大勢の難民の中で支援を待つ高齢の女性

ルワンダのマハマ難民キャンプで、ブルンジから来た他の大勢の難民の中で支援を待つ高齢の女性

UNHCRは5月8日、4月半ば以降5万人を超えるブルンジの人々が近隣諸国に避難しており、選挙前にブルンジで起きた暴力は、近年のアフリカにおける難民の歴史の、最も希望に満ちた進展のいくつかを台無しにする恐れがあると警告しました。

 

2005年にブルンジ内戦が終結して以降、かつて避難を余儀なくされた何千人もの人々の窮状への解決策が、10年を超える紛争の後、見いだされました。これらの解決策には、世界最大規模にして最も成果を上げた自発的帰還プログラムの1つも含まれており、UNHCRはブルンジが50万人近いブルンジ難民を帰還させる手助けをしました。

 

隣国タンザニアは、1972年に暴力から逃れてきていた大勢のブルンジ難民を受け入れた国の1つでした。タンザニアは近年、そのうちのおよそ20万人のブルンジ難民とその子孫に市民権を与えました。UNHCRは、これほど多くの難民が受け入れ国によって現地社会に統合されたのをいまだかつて目にしたことがありません。ほかの数千人の難民は、8000人を超える人々の米国への定住をはじめ、無事に第三国定住を果たしました。

 

選挙前の暴力から逃げる人々

しかし、UNHCRのエイドリアン・エドワーズ報道官はジュネーブで記者団に対して、この数週間にわたる選挙前の暴力によって、何万人もの人々が隣国のルワンダ、タンザニア、コンゴ民主共和国(DRC)に逃げ出したと述べました。

 

「彼らの多くは国境を超えてルワンダに入りました(2万5004人)が、タンザニアの入国制限が撤廃されると、この一週間で同国に庇護申請を求める人々も急増(1万7696人)しました。さらに、8000人近くがコンゴ民主共和国の南キブ州に入りました。これらすべてのケースにおいて大多数を占めるのは、保護者のいない大勢の子どもを含む、女性と子どもです」とエドワーズ

報道官は話しました。

 

ルワンダへの避難と新たな難民キャンプ

ブルンジの首都ブジュンブラでは、5月4日以降抗議行動が再び始まり、日々の暴力が報告されています。不安は各県にも広がってきました。ルワンダに新たに到着した人々は、与党党員の青年組織であるイムボネラクレ(Imbonerakure)の青年過激派(彼らは標的にする人々の家に赤い印を付けます)による嫌がらせや脅迫を受け、ブルンジから逃げてきたと話しています。

 

「これまでにも暴力の連鎖を経験しており、予防的な措置として離れることを決めた人もいます。また、国を離れる前に、その土地家屋を売る人がいることも報告されています。おそらくそれは、治安の悪化が長引くという予想の表れでしょう」とエドワーズ報道官は指摘しました。

 

新たに到着する人の多くが、ブルンジ北部のンゴジ県とムインガ県から来ています。しかし、UNHCRは5月第1週に、多くの高校生や大学生を含む、都市部から到着する人々も確認しました。報道官は「われわれは現在、ルワンダ政府と連携し、最大6万人を収容できる新たな難民キャンプ、マハマに難民を移送しています」と述べました。

 

避難時の試練

多くの人が、ブルンジを離れようとする際にさまざまな試練に見舞われました。武装集団から性的暴行の脅威にさらされたり、封鎖された道路を通るのにお金を握らせなければならなかったりしたと話す女性も何人かいました。子どもを連れて何時間も、茂みの中を歩いてきた人もいました。

 

コンゴ民主共和国での取り組み

コンゴ民主共和国ではこれまでに、7661人のブルンジ人が難民として登録されています。現地の家庭が新たな到着者を受け入れていますが、その数は増える一方で、提供できる支援が手一杯になりつつあります。UNHCRは、ケヴィムヴィレの一時滞在センターやサンゲの別のセンターで、弱い立場に置かれたおよそ500人の難民の支援を行っています。すべての難民を移送することができ、彼らがきちんと安全を確保しながら、学校や保健センターなどの施設を利用できる場所を特定する作業が進んでいます。

 

タンザニアで登録を待つ人々

UNHCRのエドワーズ報道官によれば、タンザニアでは現在、4000人近くが登録されているものの、今も1万3000人を超える人々が手続きを待っているといいます。推定1万人のブルンジ人が、タンガニーカ湖のカグンガ島に到着しました。

 

「われわれは、最大600人を運べる古いフェリーを使って彼らの移送を始めました。庇護申請者全員が村や島からニャルグス難民キャンプに運ばれています。彼らはそこで、シェルターを建て、いくつかの野菜を育てることができる1区画の土地をもらいます」とエドワーズ報道官は付け加えました。

 

ブルンジ政府への要請と近隣諸国への感謝

UNHCRは、ブルンジ政府当局に対して、人々の移動の自由を認めるよう訴えました。「国境が常に開かれていることもまた、非常に重要です。そしてわれわれは、この点に関する近隣諸国の姿勢と、受け入れコミュニティが難民に提供している支援に感謝しています」とエドワーズ報道官は強調しました。

 

詳細はこちらから。(英文)

 

 

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