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イエメンに船で支援物資を輸送、停戦合意を前に支援拡充の準備

停戦を前に支援活動の準備

ジンジバルのアルオラ近郊で破壊された建物の間をろばの荷馬車が通る横で遊ぶ子どもたち。

ジンジバルのアルオラ近郊で破壊された建物の間をろばの荷馬車が通る横で遊ぶ子どもたち。

ジュネーヴ、2015年5月12日―6万人のための毛布やマットレス、台所用品を運ぶUNHCRの救援船が、イエメンのホデイダ港に到着した一方、UNHCRは12日に停戦合意がなされた場合に支援を確実に拡大する準備をしています。

 

UNHCRのエイドリアン・エドワーズ報道官は、8日に救援物資がホデイダに到着したという知らせを歓迎すると同時に、「より多くの人に向けた、明白で緊急の支援ニーズがあります」と記者会見で述べました。さらに、合意が成立し停戦が実現した際には次の日から人道支援を行うため、UNHCRがイエメンの首都サヌアに救援物資を最大限空輸する最終準備を行っていると付け加えました。

 

「イエメン中で数十万人が基本的なニーズを満たすのに困難を抱えており、支援が非常に不足しています」とエドワーズ報道官は強調しました。空輸計画では、ドバイにあるUNHCRの備蓄品から救援物資を3便輸送することになっています。現在行われている25万人を対象にした、より大規模な救援物資輸送の一部として、マットレス、毛布、台所用品、ビニールシート合わせて300トンを送り届けます。

 

アクセス困難地域への追加支援を計画

「この空輸に加えて、UNHCRはすでにイエメンにある物資をさらに配布し、以前はアクセスが困難だった地域で迅速なニーズの評価を行おうとしています。UNHCR職員と事業実施パートナーは、避難を強いられた人々数万人に救援キットを渡す準備をしています」とエドワーズ報道官は述べました。

 

こうした人々の中には、サヌアの約150㎞北に位置するサーダでの空襲から最近避難した人も含まれています。彼らの多くは徒歩で避難し、公共施設に住んでいます。UNHCRのチームは、イエメン北部のアマナアルアスミマー、アムラン、ハッジャで最も脆弱な2万1000人に支援をする予定です。南部については、UNHCRはアデン、ラハジ、アビヤン、シャブワで弱い立場に置かれた1万7500人にさらに救援物資を送りたいと考えています。

 

「人道的停戦はイエメンで非常に求められている平和には不十分ですが、それでも、国内の在庫が枯渇し市民の苦痛が増していくにつれて、支援を届けることが決定的に重要なのです」とエドワーズ報道官は強調しました。

 

UNHCRは、周辺の州の脆弱な人々に次の配給をするため、サヌア、アムラン、ハラダ、エデンに支援物資を運搬し、前もって置いておくためにどのような停戦をも利用する計画です。医薬品や配給品は東部のマイファー一時受入センターに、食糧や灯油、ディーゼル重油はカラズ難民キャンプに送られる予定です。

 

衝突激化により保護、支援のニーズが高まる

3月下旬に戦闘が激化して以降、ソマリア難民約2000人がエデンの都市部からカラズ難民キャンプに避難してきました。このうちの多くは親戚の避難先に身を寄せることができましたが、新たに到着する家族が増加し、UNHCRは追加のテントを提供しなければなりませんでした。

 

「私たちは停戦の間に難民や庇護希望者の保護活動を強化したいとも考えています。現在直面している問題を理由に庇護希望者として登録を希望する移民幾人かから、電話相談窓口で依頼を受けました。」

 

かつては日雇い労働者や召使いとして働いていた難民の多くは、衝突で生活手段を失い、現金支援を必要としています。UNHCRは難民コミュニティのリーダーや他の福祉活動との話し合いを再開させたいと考えています。

 

「職員のために太陽光電池と太陽光パネルを配布する予定です。戦闘のために、多くの職員が電気が不足している自宅で働くことを強いられています。サヌアでは数日間停電がありましたし、エデンの一部では依然電気のない状態が続いています」とエドワーズ報道官は述べました。

 

UNHCRと事業実施パートナーは、国際人権法を尊重し、一般市民やその社会基盤に対する攻撃を停止し、緊急の支援物資を届けられるようにするため、すべての関係者に停戦を守るよう要請しました。

 

イエメン全体で最近の衝突により市民30万人以上が避難しました。また、以前からの衝突のため国内で避難していた33万人に加えて、イエメン国内のソマリア難民を中心とした25万人も影響を受けました。さらに3月下旬から様々な国出身の2万7000人がイエメンを離れ周辺地域に避難しました。

 

詳細はこちらから。(英文)

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