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支援の現場から/最新ニュース

「ありがとう!涙が出るくらいうれしい!」
シリアからの感謝のメッセージ

「紛争に苦しむ、何の罪もない子どもたちや幼子を抱えた母親、廃墟の街でやり直そうとする人々。小さな命と人々の希望を守るために、どうぞ今すぐあなたのお力をお貸しください。」 シリア・アレッポから高嶋由美子UNHCR職員がそう訴えて、数か月。ここ日本から、本当にたくさんの方がその呼びかけに応え、温かいご寄付をお寄せくださいました。皆様の温かいお気持ちに、心より感謝申し上げます。

今回は、皆様お一人おひとりへの「ありがとう!」のメッセージと、現地で日夜続いているUNHCRの援助活動を、感謝の気持ちを込めてご報告いたします。

「不発弾ってどんな形?見つけたらどうする?」
― 不発弾・地雷の回避教育 ―

写真:啓発活動を行うUNHCR職員紛争がもう9年も続いているシリアでは、住民の2人に1人が、不発弾や地雷の脅威とともに暮らしています。何百人もの犠牲者が出ているため、UNHCRはパートナー団体と協力し、子どもたちをはじめ住民にそうした危険物についての知識・情報を提供し、対応の仕方などの啓発活動を行っています。
移動チームがシリア国内の遠隔地も訪問し、その危険を伝えました。もし不発弾を見つけたら?教えられているのはこの3つです。「止まって。後ろへ下がって。そして報告してください」。

演劇やゲーム、絵を描くなどのアクティビティを通して不発弾について学ぶ子どもたち

「これからは、子どもたちに勉強を教えてあげられます」
― 帰還民への識字・教育サポート ―

写真:勉学に励むエルハムエルハム(30歳)はアレッポに暮らす4人の子の母。実は彼女は小学6年生まで学校に通いましたが、卒業後に両親の意向でわずか13歳で結婚しました。その後紛争が起こり、エルハムは何度も避難を強いられ、両親やきょうだいと連絡が取れなくなりました。激しい戦闘下でエルハムの子どもたちは6年間も学校に通うことができませんでした。
エルハムはなんとか子どもたちに勉強をさせたいと、隣人に助けを求めますが、驚いたことに、一家が暮らしていたアパートでは彼女が一番教育を受けており、近隣の住民はみな読み書きができなかったのです。
エルハムは自分が学力を身に着けようと決意し、UNHCRが支援するコミュニティセンターの識字教育に通い始めました。現在は9年生を修了して、国際バカロレアの試験のために猛勉強中です。「知識を得たことで、強くなった気持です。もう子どもたちの前で自信を持てます」。

識字教室で勉強するエルハム(左から2番目)

「これでラマダンのお祝いの料理が作れるわ!」
― すべてを失った人々に生活必需品の提供 ―

写真:勉学に励むエルハムウム(60歳)はアレッポに暮らす避難民の女性。ラマダン(イスラム教徒の断食月)に、UNHCRは彼女と家族に調理器具のセットや水くみ容器などを提供しました。物資の入った箱を開けた瞬間、ウムは満面の笑みで喜びの声をあげました。「これで今日、我が家の25人にイフタール(夜明けから日没までの断食が解けた後の食事)のごちそうが作れるわ!」あまりのうれしさに涙ぐんだ彼女。
ウムはきっと今日も、この調理器具を使って家族のために温かい料理を作っていることでしょう。

ウムのように、多くの避難民や帰還民が、UNHCRから毛布やマットレス、ソーラーランタンなど援助物資を受け取りました。

2年ぶりに避難先から戻り、UNHCRから配布された毛布で眠る少年。自宅は破壊され、祖母の家で暮らしている

「一日12時間働いていたけど、勉強できるようになりました」
― 働く子どもたちへの学習支援 ―

写真:勉学に励むアフマドアフマドは、家族を支えるために退学したシリアの210万人の子どもの一人です。「僕は作業場で一日12時間働いていました。家族を支える必要があったからです」。でもアフマドは、教育を受けることが未来への鍵だと分かっていました。幸い週に3回、一日に2時間の休憩を取れることになり、アレッポでUNHCRが支援するコミュニティセンター内の、補習クラスに通えるようになりました。
「教育なしに生きていくことはできません。僕にはまだ未来があります。こうして教育を少しでも受けていますから」。このクラスには約20人の子どもたちが通い、アラビア語、数学、科学など、教育を続けるための基礎的な内容を教えています。この日、教室には子どもたちが一斉に答えを叫ぶ大きな声が響き渡り、「勉強したい」という気持ちがあふれているかのようでした。

元気いっぱい、補習クラスで手をあげるアフマド(子どもたちの右から2番目)

日本の皆様、ご支援をありがとうございます。

シリア・UNHCRアレッポ事務所長 高嶋由美子

写真:勉学に励むアフマドアレッポよりお手紙で失礼いたします。日本は暑い夏だと聞いていますが、アレッポでも既に40度を越す猛暑です。
この度、皆様のシリア国内避難民及び難民の方々への温かいお心を預かることが出来まして心より感謝しています。そして、同時に皆様のご支援の輪を、現地の本当に支援が必要となる人々に届ける責任を改めて感じ、現地で皆様のお心を届けられるように努力していきます。
今回、皆様の温かいご支援により、シリア国内避難民や難民の方々への人道支援が届けられることになりました。厳しい状況は依然として続くかもしれませんが皆様の支援が、シリアの人々の明日の希望につながるようにしていきたいと思います。本当にありがとうございました。どうぞこれからも、温かいご関心とご支援をよろしくお願いいたします。

これからも、シリアの人々に心を寄せてください。
UNHCRと一緒に、シリアの復興を支えていきましょう

最後までこのメッセージを読んでくださった皆様に、心から感謝申し上げます。
皆様のご支援があったからこそ、UNHCRは今日まで、シリアの人々の命と希望をつなぐ支援を行うことができました。この紛争が終わり平和な生活が戻る日まで、どうぞUNHCRと一緒に、シリアの復興を支える力となってください。

 

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