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2,000人以上の命:2018年の地中海での死亡者数

これはチャーリー・ヤクスリーUNHCR報道官が2018年11月6日のジュネーブ、パレ・デ・ナシオンで開かれた記者会見で述べた内容の要約です。

2018年9月、スペインのマラガ港で、サルバマール・ハマル・スペイン湾岸警備隊船を降りる、難民と移住者たち

2018年11月6日 ― 今週、スペインの海岸で約17人が死亡したと見られ、今年地中海で失われた命は2,000人を超えました。UNHCRは、このような状況に対処するための緊急対応を繰り返し求めています。地中海はこの数年間、難民と移民にとって世界で最悪の海路となっています。このような状態であり続けることは、すべての人にとって容認できないはずです。

 
2018年、これまでに約10万人の庇護希望者と移民がヨーロッパに到達し、2014年以前のレベルに戻ったことになりました。しかし、2,000人の溺死者数は、特に中部地中海での死亡率が急上昇していることを意味しています。 9月には8人に1人の命が失われました。この主な理由は、捜索と救助の規模が大幅に低下したためです。

 
この観点から、UNHCRは、アクエリアスを含む捜索救助活動(SAR)を希望する多くのNGOに課せられた法的および物流上の制限について引き続き非常に懸念しています。これらは中部地中海に多重の影響を与え、現在は捜索救助活動機能を持ったNGO船籍はありません。

 
NGOによる地中海の救助活動が完全に停止した場合、2015年にイタリアの海洋救出作戦「マーレ・ノストルム」が終了し、地中海中部海域の事件で何百人もの人々が死亡したのと同じような危機的な状況に戻る危険があります。

 
UNHCRはリビア湾岸警備隊(LCG)の救助努力を歓迎します。なぜなら彼らがいなければさらに多くの命が失われているからです。
それでもなお、現在約100マイルに及ぶLCGの活動範囲に加えて、LCGはさらなる支援が必要です。捜索救助活動を支援する能力を持つ船舶は、援助を必要とする人々を助けることを許されるべきです。

 
UNHCRは、国際水域(すなわち、リビア領海12海里を越える水域)で救助された人々は、安全な状態でないリビアに戻されるべきではないと繰り返し表明しています。

 
死亡者の最も大きな割合はイタリアに渡る人々が占めると報告され、一方スペインが新たに到着した人々の主要な目的地になりました。今年報告された全死亡者の半分以上となっています。スペインに48,000人以上が到着し、イタリアには約22,000人、ギリシャには27,000人が到着しています。

 
救助された乗客をどこに停泊させるかについて、ボートごとにその時々のアプローチで対応する手詰まりな状況から脱却することが急務です。 UNHCRは、ここ数か月、国際移住機関(IOM)と協力して、捜索救助活動の明確さと予測可能性を提供する地域的な解決策を提案したことを繰り返し述べています。

 
UNHCRはまた、人々にますます危険な旅を強いられている避難の根本的原因と、この動きを促進させる要因に対処するよう国際社会に呼びかけています。

 
原文はこちら(英文)
2,000 lives and counting: Mediterranean death toll in 2018

こうしている今も、地中海を渡り危険な旅を強いられている難民がいます

シリア紛争から逃れ多くの難民が地中海をわたって危機が叫ばれた2015年。今現在もリスクを冒して地中海をわたりヨーロッパをめざす人はあとを絶ちません。1人でも多くの難民の命を守るため、私たちの活動に力をお貸しください。

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