国連UNHCR協会は、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の公式支援窓口です。 《寄付は税控除の対象になります。》

  • 0120-540-732(平日10:00-19:00)
  • メニューを開く

支援の現場から

「お医者さんになりたいの。だって人を助けることができるから」

イエメンにご支援をありがとうございます。
子どもたちの夢は消えていません。

冒頭でご紹介したのはイエメンで避難生活を送る11歳の少女・ヒンドの言葉です。いまだ紛争が続くイエメンで、人々は長期にわたる避難生活を送りながら、ヒンドのように懸命に前を向いて生きようとしています。「避難を強いられている人々から、私は『耐える』ということがどういうことかを学びました」。現場で援助活動にあたるUNHCRの職員の言葉です。人々の命と、そしてヒンドのような子どもたちの夢をつなぐのは、皆様からのご支援でした。心からの感謝を込めて、イエメンでの援助活動の成果をお伝えいたします。

逃れてきた人たちを受け入れ、安全な場所を用意

北部ジャウフ州に逃れてきた親子。簡易避難所の前で

UNHCRはイエメン国内で他団体と協働し緊急事態に即応。避難を強いられた人々を保護して避難場所・仮設住居を用意し、緊急援助物資を届けています。逃れてきた人々の状況、心身の状態を把握したうえで支援のニーズをくみ取り、医療や心理的ケアをはじめ必要な支援を受けられるよう関係機関と連携します。
7月、イエメン西岸のフダイダ州での戦闘の激化により3万5000家族が避難し、首都サナアにも多くの人が逃れてきました。UNHCRはサナアで9つの一時滞在施設を用意。移動式チームを組織し、人々が必要な支援を受けられるよう登録を行い、緊急乾燥食糧・援助物資の配布をしました。

イエメン北部で救援物資の配布名簿に記された自分の名前を確認する避難民

避難民に配布された緊急援助物資の数々

2018年上半期皆様のご支援のおかげで多くの人が支援を受けました シェルターキット 1万5827人 緊急援助物資 10万5847人 現金の給付支援 1万7892人

UNHCRがイエメンの避難民と協力して建てたユニークな仮設住居の動画をぜひご覧ください!

泥・堆肥などのユニークかつエコな素材を使った4700戸の小屋は約3万人の安全な避難場所に。素材の採用には、この国の気候を知り尽くした人たちの生活の知恵が生かされています。

“健康”を守る仮設住居の提供

過密状態の避難所や衛生環境の悪化は、コレラをはじめとする感染症の蔓延にもつながりかねないため、UNHCRは適切な仮設住居を用意するよう努めています。コレラの流行が心配される6月の感染率は昨年の同時期よりもかなり低く抑えることができましたが、蔓延のリスクは依然としてあり引き続き警戒が必要です。

【写真】
抵抗力の弱い子どもは、とりわけ感染症の犠牲になりやすい。昨年10月末からのジフテリアの全国的な流行により91人が命を落としていることから国連は当局と協働しジフテリアのワクチンの接種を270万人の子どもを対象に実施するキャンペーンを展開

避難している人々を受け入れる地元コミュニティの支援

UNHCRのサポートを受けているクリニックで診療を受ける子ども

紛争によりあらゆるものが破壊され、経済が衰退し生計の手段も失われつつあるイエメン。国内で避難を強いられている人々や他国からの難民を受け入れている地元コミュニティも疲弊しつつあるため、逃れてきた人々を懸命に支えてきた地元コミュニティへの支援も不可欠です。イエメンでは現在45%の医療施設しか機能しておらず、貧困から医療を受けることができない人もいるため、UNHCRは地元コミュニティの人々も医療サービスを受けられるよう支援を続けています。

温かいご支援をありがとうございます

皆様がお寄せくださったイエメンの人々への温かいお気持ちに、あらためて深く感謝申し上げます。皆様から託していただいたご支援のおかげで、UNHCRは現地で粘り強く援助活動を続けています。しかし、先日も爆撃に多くの市民が巻き込まれ子ども40名を含む51人が命を落とすなど、未だに多くの犠牲を払い続けている紛争に終わりは見えません。UNHCRは、この最悪の人道危機に巻き込まれている人々に寄り添い、その現実を国際社会に訴え続けます。今後も同国で避難生活を送る人々の窮状に心をとめていただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

国連UNHCR協会の公式サイトではイエメンをはじめ、シリアやバングラデシュ等、難民支援の現場から、さまざまな最新情報をご紹介しています。
⇒ 最新情報はこちら

一覧ページへ戻る

国連UNHCR協会について
UNHCRを知る
UNHCRを支援する