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支援の現場から

コンゴ民主共和国の行方不明の子どもの母親たちが沈黙を破る
コンゴ民主共和国の強制避難の危機が深まる中、数千人もの子どもたちが行方不明になっていると見られる

ファイザ(31歳)は、自分の子どもたちは、住んでいた村が襲撃されたときに誘拐され、おそらく殺されたと話す

オーガスティンはこの1年、6歳の娘に会っていません。彼女は最悪の事態を受け入れる覚悟をしました。「希望はありません」と彼女は言います。「もう二度と娘に会うことはないでしょう。」

 
カレミ(コンゴ民主共和国)2018年7月4日 ― コンゴ民主共和国タンガニーカ州での戦闘で避難を余儀なくされ、オーガスティンは今、州都カレミにある国内避難民のための施設で暮らしています。彼女は、ここで不安と悲しみに暮れる多くの親の一人です。

 
「反政府勢力が私たちの村にやって来て、子どもたちを連れて、そのままいなくなるのです」と彼女は言います。「女の子たちに性的暴行を加え、鉈(なた)で彼女たちの身体を切り刻みます。」

 
52歳のンディバ・カイテは、自分を数少ない幸運な人間の一人だと思っています。5人の十代の娘たちは2016年12月に誘拐され、5か月間、茂みの中に監禁され、お腹をすかせ、殴られ、虐待されていました。

「子どもたちを見つけた日は、とても幸せでした。なぜなら、誘拐された子どものほとんどは二度と戻ってこなかったからです」

ンディバは先頭に立って、行方不明の子どもたちを必死に探しました。そしてついに、支援グループの助けを得て、子どもたちの解放に向けた話し合いをすることができました。しかし、娘たちが耐えた、身体と心に受けた重い傷は、今も彼女たちを苦しめています。

 
「彼女たちを見つけたとき、それはひどい状態でした」と彼女は言いました。「やせ細り、足をけがしていました。肌の色が変わっていました。彼女たちの目は悲しみでいっぱいでした。でも、子どもたちを見つけた日は、とても幸せでした。なぜなら、誘拐された子どものほとんどは二度と戻ってこなかったからです。」

タンガニーカ州(スイスの3倍の面積をもつ)での戦闘で命からがら逃げ出した人たちは、UNHCRのパートナー機関で働く保護監視スタッフに数々の恐ろしい暴力について話しました。村が襲撃されたときに行われた殺害行為や誘拐、性的暴行などの話です。

 
強制避難の危機が深まる中で行方不明になる子どもたちが増えているという報告を受けています。その数は不明ですが、人道支援活動の従事者によれば、数千件に及ぶといいます。

 
UNHCRと事業実施パートナーは定期的に避難民施設を訪れ、保護者がいなかったり保護者とはぐれたりした子どもたちを見つけ出し、彼らがきちんと保護されて、最終的に保護者と再会できるよう手助けしています。

ファイザ(中央、真紅色のスカートを履いている)は「反政府勢力が子どもたちを誘拐するなんて思ってもいませんでした」と話した。周りに座っているのは同じ悲しみを持つ母親たち。「子どもたちはもう、死んでいるに違いありません」

Vania Turner

 
原文はこちら(英文)
Mothers of Congo’s lost children break silence

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