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支援の現場から

避難の危機が悪化し、低賃金での児童労働を強いられるコンゴ民主共和国の子どもたち
コンゴ民主共和国タンガニーカ州での暴力から逃れた人々にとって、生き延びることは困難で、その重荷は子どもたちに降りかかっています。学校へ行く代わりに、多くの子どもは家族を支えるために働くのです

フランソワーズ(14歳)は、タンガニーカ湖から建設現場へ砂を運び、賃金を得ています

14歳のフランソワーズは、タンガニーカ湖岸の砂を25キログラム用の袋に詰め、頭の上にのせて注意深くバランスを保っています。これが、痩せ細った10代の子どもがこの数か月で習得したことです。

 
カレミ(コンゴ民主共和国)2018年6月5日 ― 彼女だけではありません。明け方の朝いつも、子どもたちの集団 ― わずか5歳の子どももいます ― が、コンゴ民主共和国南東部タンガニーカ州の州都カレミ郊外の、誰も歩いていない通りに群がっています。フランソワーズのように、何年にも及ぶ戦闘で子どもたちは教室から追い出され、家族を養うために低賃金の児童労働を強いられています。

 

25キログラム用の袋に砂を詰め、避難民の女性と子どもたちはタンガニーカ州の州都カレミの建設現場へその砂袋を運びます

「私たちはみんな、かつて学校へ通っていました。今は食べるためのお金を稼ぐため、働いています」と、頭の砂粒を払いながら、フランソワーズは言います。「砂は重いし、疲れた、と子どもたちはみんな不平を言っています。私は体調が悪く、足は痛いし、いつも頭痛がしています。」

「1袋につき月500コンゴフラン(約30米セント)* の収入です。私たちは1日に3~4袋作ります。」セサミ(9歳)と彼女の母親のアデル(25歳)は石炭を運んでお金を稼いでいます。セサミの父親は、殺されました。

砂はこの地域で普及している、低コストの建築材料です。良い日には、フランソワーズは25キログラムを運ぶごとに30米セント* を稼ぐことができます。しかし、彼女と一緒に砂を運ぶ父親のフィリップ・キカ・マリサワ(58歳)は、それだけでは家族を養うには十分ではない、と言います。「私たちの両親は、このような仕事を決して私たちにはさせませんでした」と彼は回想します。「私たちはただ座っているだけで、父親が食べ物を持ってきてくれたものです。しかし、今、私たちは家を追われていて、途方もなく苦しんでいます。」(*約34円、1米ドル=113円換算)

 
何人もの民間人が、家を追われています。今、彼らはカレミ近辺/周辺やタンガニーカ州の他の地域にある、汚く混み合った場所に避難しています。さらに多くの人々が生計を維持しようと格闘し、子どもたちは労働を強いられています。

「砂運びを辞めて、学校へ戻りたいです」

タンガニーカ州の州都カレミで暮らすコンゴ避難民の子どもたちは、早朝の作業シフトで、タンガニーカ湖の砂を袋に詰める仕事をしています

UNHCRと他の人道団体は、カレミに避難している人々へ、シェルター資材や基本的な家庭用品を含む支援物資を提供しています。しかし、資金不足と紛争による新たな避難のため、彼らの最も基本的ニーズを満たすことも困難です。人々は今も生き延びるために苦心し、子どもたちは矢面に立たされています。

 
「私の人生の全ては、戦争からの避難です」と、額の汗をぬぐいながら、フランソワーズは言います。「砂運びを辞めて学校へ戻りたいです。」

 
Vania Turner and Andreas Kirchhof

 
原文はこちら(英文)
Congolese children forced into cheap labour as displacement crisis worsens

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