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支援の現場から

バングラデシュで新しい生活を縫うロヒンギャ難民女性
裁縫プロジェクトが、女性達の生計を手助けし、新たな誇りを与えます

ナシマ・アクター(19歳)は、自分のミシンを買うために貯金をし、今では個人受注も受けています

ナヤパラ難民キャンプにある満杯の部屋では、ミシンの音に囲まれながら、高い集中力が発揮されています。

 
ナヤパラ難民キャンプ(バングラデシュ)2018年3月7日 ― 40人の若い女性達が一生懸命働き、数種類の女性用衛生用品を作っています。これはUNHCRが1年に2回、生殖可能年齢の難民女性に配布されるもので、下着や洗える布製生理用ナプキンといったものが含まれます。

 
彼女達は、自らが使うアイテムを作るだけではなく、新たに仕立ての技術も学んでいます。多くの女性達は、何とかして自分のミシンを買うために貯金をし、このプロジェクトから巣立ったら自宅で仕事をします。

 
「このプロジェクトは、彼女達に仕事と訓練を提供します」と、UNHCRのサポートでこのプログラムを運営するテクニカル・アシスタンス社(TAI)でコミュニティへの働きかけを担当しているライラ・アユマン・バヌは言います。

 
6か月前にラカイン州北部マウンドー地域で暴力行為が勃発、軍隊や群衆が住民を殺害し、彼らの住む村々に火を放ったと報道されて以来、68万8,000人以上の難民がバングラデシュへ逃れています。

 
2011年の開始以来、参加者に3か月の訓練と3か月の職業体験を提供するこのプログラムで600人以上の女性が利益を得ています。

「この仕事によって、私はお金を稼ぎ、自分の面倒を見ることができるようになります」

「どうやって裁縫するのか、以前は全く分かりませんでした」と、1990年代初頭にミャンマーの暴力から逃れたシングルマザーのアンワーラ・ベーグム(30歳)は言います。「夫は私の元からいなくなり、私は自分一人で幼い女の子の赤ん坊を育てました。このプロジェクトは私の大きな助けとなっています。」

 
「私は自分のミシンを買うために貯金をし、今では個人受注も受けています。最も素晴らしいことは、技術を学び、かつお金を得ていることです。その後、自分でお金を稼げるのです。」

 
職業体験の中で、自分達の制作物によって、女性達は6,000タカ(72米ドル)を稼ぐことができます。これは自分で商売を始めるのに十分なお金です。

 
「この仕事によって、私はお金を稼ぎ、自分の面倒を見ることができるようになります」と、ナヤパラ難民キャンプで生まれたナシマ・アクター(19歳)は語りました。

「私はとても良い気分ですし、ここで働くことに誇りを持っています。私は自分のミシンを買い、自宅から注文を取っています。また、妹にも裁縫の訓練をさせています。私の夢は、もし十分なお金を貯めることができたら、自分の店を持つことです。」

 
UNHCRは世界中で、女性達がきちんとした仕事を通して経済状況を改善し、生活を再び自分で管理できるようになるための手助けをするため、TAIのようなパートナー団体とともに尽力しています。経済的な力をつけることは、男女平等を促すためにUNHCRが担う難民や避難を強いられた女性への5つの公約のうちの1つです。

「彼女達は自分で学習し、他の人々が学ぶのを手助けします」

このバングラデシュ・プログラムは、1990年代にミャンマーの迫害から逃れた女性達へ働きかけるために、最初は開発されました。昨年8月以来、多数のロヒンギャ難民流入によって衛生用品の需要が大きくなり、プログラムも拡大されています。

 
より多くの女性を雇用できるようにもっと広いスペースを提供するため、建物も拡張中です。クトゥパロン難民キャンプでも、同様のプログラムが広がっています。その計画では、今年中に約1,200人の若い女性達を訓練することになっています。

 
TAIが運営するナヤパラ難民キャンプの洋品店では、訓練を受けた女性も働いています。そこでは、販売用となる特注の衣服を作っています。

 
収入創出と技術訓練が重要であるだけではなく、このプログラムは女性が自信を持ち、自らの生活をもっときちんと管理する手助けになる、とTAIのライラ・アユマン・バヌは語ります。

 
「かつて、女性達にはこのような機会は全くありませんでした」と彼女は言いました。「今、女性達はずっと家にいる必要はなく、技術訓練を受けて収入を得ることができるのです。」

 
「これはとても重要なことです。コミュニティの中で、自らの地位を向上させる手助けとなるのです。彼女達は、自分自身に誇りを持ちます。自分で学習し、他の人々が学ぶのを手助けします」と彼女は付け加えました。

 
Caroline Gluck

 
原文はこちら(英文)
Rohingya refugee women stitch new lives in Bangladesh

ロヒンギャの人々へ、支援が必要です

長年差別と迫害に苦しみ、国外へ避難してなお、命の危険にさらされているロヒンギャの人々。1990年代からロヒンギャの保護に取り組んできたUNHCRは、彼らにとって最後の砦です。
避難してくる人々を支援するために、援助資金が緊急に必要です。現地では懸命な支援が続いています。どうぞ今すぐ、皆さまの力をUNHCRにお貸しください。

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