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IOCが、難民キャンプに明かりを届けるキャンペーン開始
国際オリンピック委員会とUNHCRは、十分な明かりのない難民キャンプのために “Become the Light(明かりになろう)” キャンペーンを共同で行います

ルワンダの東部州のマハマキャンプで、シェルターに薪を持ち帰る女性。夜になるとこのキャンプは闇に包まれる

ジュネーブ(スイス)2017年11月20日 ― 現在、世界では230か所以上の難民キャンプで難民400万人が十分な明かりのない生活を送っています。つまり、夜が来ると彼らはほとんど何もできなくなるのです。この状況はとても深刻です。

 
家族やコミュニティーの集いや活動をなすすべがありません。仕事、スポーツ、文化、教育や音楽を楽しむこともできないのです。

 
お手洗いに歩いていったり、友達に会いに行ったりするようなごく日常の活動さえ、難民にとっては危険なのです。特に、性的暴力のリスクのある女性や少女たちにとってはさらに危険を伴います。

 
この“Become the Light”キャンペーンを通して、国際オリンピック委員会(IOC)はUNHCRと力を合わせて、隣国のブルンジでの暴力から逃れてきた難民5万5,000人以上が暮らしているルワンダ北部にあるマハマ難民キャンプの住人に、明かりを届けることになりました。

 
午後6時に日が沈むと、キャンプの住人は大急ぎで家に帰り、集団生活の活動は終わります。とても悲しいことに、キャンプにいる難民の生徒たちは宿題や勉強、読書などができなくなってしまいます。これは、フランス語圏から英語圏の教育システムへの移行に時間をかけて適応しなければならない彼らにとっては、とても困難な状況であるといえます。

 
国際オリンピック委員会はすでにこのキャンプで大掛かりなスポーツプロジェクトを運営しています。マハマに明かりを届けることは、選手たちが日没後も競技を続けることや、コミュニティーの中での交流の提供につながります。

マハマ難民キャンプでボールを蹴る少年たち。明かりがないということは、日中しか社会活動ができないことを意味する

「スポーツは、紛争や暴力に苦しめられ、故郷やコミュニティー、そして家族さえも置き去りにしてこなければならなかった若い難民にとっての生きる希望となります」とフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は述べました。「スポーツは彼らの子ども時代を取り戻してくれるのです。スポーツは彼らを癒し、普通の感覚を思い出させ、子ども達が安全に学び成長する場を提供します。難民キャンプに持続可能な太陽光発電の明かりを提供することで、若い難民にスポーツや教育の機会を作ることができるのです。」

 
このキャンペーンを通してマハマキャンプに明かりを届けるには、たくさんの支援が必要です。olympicchannel.com/light(※英語サイト)にアクセスし、fitness tracking deviceに登録することで、この活動に寄付をすることができます。登録されたデータはすべて記録され、一定の数に達すると、IOCによってマハマキャンプの一部が明かりで照らされます。

 
「スポーツとは架け橋であり、人々を友情や尊敬の精神でつなげることができます」とトーマス・バッハIOC会長は言います。「この不安定な世の中では、人類の絆がそれを引き裂こうとする力よりも強いというメッセージは、これまでよりはるかに意味のあるものなのです。アスリートたちは明かりをかかげ、よりよい世界を築くことは可能であるという希望を与えてくれます。私たちはぜひこれからもUNHCRとの密接な協力関係を維持し、このキャンペーンの一環として難民をサポートしていきたいです。」

 
このキャンペーンは2018年に韓国で開催される平昌オリンピックまで続けられます。

 
Stephen Pattison

 
原文はこちら(英文)
IOC launches campaign to bring light to refugee camps

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