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池田有輝:「かわいそうだから」だけではなく

本日の勤務で私は30日間のインターンを修了します。

 

国連UNHCR協会、インターン生、そして何よりもたくさんの支援者の皆さまに大変お世話になりました。至らないところだらけの私も、この30日から多くのことを学ばせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

私は、ドイツ留学中に難民問題に関心を持ち、他NGOに参加しての難民キャンプでの支援活動を経て、難民支援のWebサイトを運営しながら、国連機関の難民支援の実情を知るために国連UNHCR協会の広報インターンに応募しました。

 

難民キャンプでの経験を踏まえて、広報の業務で考えさせられたことは、難民支援は「かわいそうだから」することなのだろうか、ということでした。確かに、難民支援のための寄付を訴求する際に、難民の方々の窮状を伝え、共感していただくことは効果的でした。勿論これはとても素晴らしいことで、記事へのコメントやシェアから、支援者様の共感する力に心打たれることが多々ありました。しかし、私は難民支援は「自分のため」にすることなのではないか、と思うことがあります。

 

「僕はみんなのために何かしたい、だから働くんだ」

難民キャンプでの私の同僚で、通訳ボランティアをしていたのは、そこで暮らす難民で、両親を避難中に亡くした、難民キャンプで弟二人の面倒を見る、まだ15歳の少年でした。

 

それまで、私は「難民の方々は可哀想だから、助けてあげたい」といった姿勢で支援に携わっていました。しかし、彼からこの言葉がきっかけとなって、私の中には「自分のため」に難民支援をやっているという認識が徐々にできてきました。

 

そして、インターンでその思いは深まっていきました。

写真や文字だけでは過酷な状況にある難民の方々の思いを完全に伝えることや共感していただくことはできません。また、私たちが記事を書く時点で既にその情報は間接的なものとなってしまっています。だからこそ、支援者様には得た情報に基づく共感だけでなく、「自分のために」支援する、という気持ちを持っていただくことが大切なのではないかと思いました。

 

自分ではどうすることもできない紛争や迫害によって、自らの意思にかかわらず難民となってしまった人々が、人としての尊厳も持てず、教育も受けられないような困難な状況のなかで、少しでも良い未来を信じて、懸命に生きている。こんな状況を目の当たりにして、その状況を、不条理を許せないから、「自分のために」少しでも支援したいと思ってくださる方がいれば幸いです。そんな支援者様に向けて、沢山の記事を書かせていただきました。

 

私は、今後またいつか難民支援の現場に戻った時、より貢献できる人になるために、これからのキャリアを構築していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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