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実践例:小学6年生 道徳の授業(札幌)

2017年10月、札幌市立南の沢小学校6年生担任の小島由紀子先生によって考案された道徳の授業の国際理解の単元内で、当協会が考案した「あるものないものワークショップ」を応用した授業が行われました。

きっかけは『難民についての教材活用セミナー』

小島先生は、2017年8月に札幌で行われた当協会主催の『難民についての教材活用セミナー』に参加され、難民やUNHCR、そしてワークショップについて非常に熱心に学ばれていました。

~国連UNHCR協会の夏の研修会参加について(小島先生コメント)~

「難民」という言葉を最近よく耳にしますが、実際にはどんな様子なのか、どんな現状なのか知りませんでした。だからまずは私自身が知ることから始めたいと思いました。また、今後の国際理解の授業に、この研修が活かせるのではないかという思いもあり、今回のセミナーに参加しました。
セミナーで難民のことを知り、2つのワークショップも体験したり参加された他の先生方と話をしたりする中で、小学生の子どもたちに合わせてアレンジしながら「難民」をテーマに子どもたちと考えてみたいと思いました。
子どもたちも私と同じようにテレビなどで「難民」という言葉を耳にしています。でもそれが何を意味する言葉なのか、どんな人たちのことなのかはきっと考えたことがないと思います。だからこそ、同じ世界にいる人として「難民」を知り、関心をもってほしいと思い、今回の授業を行うことにしました。

授業展開

難民 授業1時間目は、まず難民について知らない状態の子どもたちが4枚の難民の写真を使ってグループごとに紙芝居を作り、ストーリーを発表することからはじまりました。
それぞれユニークに考えられた発表に盛り上がりましたが、さらに別の視点の難民の写真も提示されることにより、子ども達のなかに新たな気づきが生まれ、いろいろな角度から難民についての理解が深まっていきました。

 

難民 授業2時間目は、難民の状況についてのクイズから始まり、補足説明を加えて難民についてさらに学んだ後、グループになって『私たちにあって難民にないもの』、『私たちにも難民にもあるもの』、『私たちになくて難民にあるもの』を考えていきました。
(←「あるものないものワークショップより」)

 

この2時間の学びの中で、子ども達は、難民についての理解が深めるとともに、難民は自分たちと決して違う存在ではなく、同じ人間であることを感じ、自分たちにできることは何かを自分事として主体的に考えていきました。

 

難民 授業 天沼3時間目は、「国連UNHCR難民映画祭」の業務でたまたま札幌を訪れていた当協会職員の天沼が出張授業を行いました。

同職員が2017年5月に滞在したエチオピアにある難民キャンプなどの話を聞くことにより、難民の現状を知り、1~2時間目の学びをさらに深めました。

~授業作りにあたって(小島先生コメント)~

「難民」と聞いたとき、子どもたちはネガティブなイメージをもつのではないかと思います。今回の学習では、そのネガティブな面が強く出てくると思いました。また難民に対して「かわいそう」だけで終わってほしくなかったので、あえてポジティブな面にも目を向けられるような活動を設定しました。

また、今回の授業では、活動を通して子どもたち自身が気付き考えることができるように、できるだけ難民やその状況についての説明・解説を避け、必要最低限にしました。その分、国連UNHCR協会HPのベストフォト集の豊富な写真を活用させていただき、子どもたちが気付けるような写真の選択や活動、写真の提示の順序などを大事にしました。

 

※小島先生作成の学習指導案はこちら

最後に

難民についての教材を深く学ばれ、誰よりもクラスのみなさんのことをよく知る先生によって工夫を重ねられた授業によって、非常にポジティブな学びが生まれたことをご報告から強く感じました。

 

現在も、全国各地でワークショップを応用した実践が行われております。ご報告いただき次第、随時こちらで公開させていただきます。

 

最後に、授業を行うだけでなく、お忙しいなか本記事作成にご協力いただいた小島先生に心より御礼申し上げます。

 

 

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