世界の人道危機と、私たち一人ひとりにできること
紛争や迫害で家を追われながらも力強く生き抜こうとする難民に思いをはせ
私たち #一人ひとりにできることを 考えてみませんか?

世界中で故郷を追われた人の数は2022年5月、1億人を超え、今この瞬間も増え続けています。

「世界難民の日」は、一人ひとりが難民問題に目を向け、紛争や迫害などによって故郷を追われながらも日々を生き抜く難民の強さに敬意を表する日です。 ある日突然全てを失い、故郷を追われてしまった難民のことを、ともに考えてみませんか?

 

世界難民の日 特別配信「UNHCR WILL2LIVE Music 2022」開催! 6月19日(日)17時から

※2022年9月末までアーカイブ配信をおこないます

 

多数のゲストを迎え、トークやライブなどを通じ難民支援について伝える配信型イベントが今年も開催されます。厳しい状況に直面しながらも、懸命に困難に立ち向かう人々へ思いをはせ、「WILL2LIVEムーブメント=難民の生き抜くチカラ」のメッセージを込めてお届けします。

■日時:2022年6月19日 17:00より配信開始
■配信:国連UNHCR協会公式YouTube ※無料でご視聴いただけます
■出演:MC:長野智子(国連UNHCR協会 報道ディレクター) 
             LIVE:MIYAVI(UNHCR親善大使) | Crystal Kay
             TALK:荻上チキ
             MESSAGE:AI | イブラヒム・アル・フセイン | 亀田誠治 | SKY-HI | SUGIZO | 廣瀬 俊朗 | Mummy-D(ライムスター)(五十音順)
主催:特定非営利活動法人 国連UNHCR協会 
協力:国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所
パートナー:独立行政法人 国際協力機構(JICA)

 

世界各地で難民は現在も様々な思いを抱えながら、避難生活を送っています

「願うのは、爆弾が止まること。殺戮が止まること。そして再び家に戻れること」ウクライナ

 

ヴィクトリアさん(26歳)はその日のことをこう話します。「私は雷雨かと思ったのです。でも軍隊にいた夫にはすぐ分かりました。「戦争が始まった」と。近所の建物にロシアのロケット2発が直撃し、住んでいたアパートの窓は全て吹き飛ばされました。

その後3月15日早朝、ヴィクトリアさんは母エレナさん(48歳)、妹カテリーナさん(19歳)、息子エフゲニーくん(6歳)、甥アリアナくん(7ヶ月)と共に、暮らしていた南部ニコラエフからモルドバのキシナウに向かいました。

成人男性は国外に出ることができないため、軍事訓練を受けている夫、兄、父は市内にとどまりました。

ウクライナと国境を接するモルドバの町パランカで、ヴィクトリアさんと親族を地元のボランティアが迎えました。
「彼らは私たちのところに来て、可能な限りの物資援助を申し出てくれました。とても温かく迎えられて驚きました」。

国境を越えてまもなく、一家は難民の滞在施設に案内され、すぐに部屋と子どもたちに必要なものを提供されました。

「最初はどこに行けばいいのか、何をすればいいのか分かりませんでした。でもモルドバでとても温かく迎えてもらったので、他の国には行かないでここに留まります」。

一家はUNHCRの現金給付支援を受けています。「息子のエフゲニーは父親が隣にいないとあまり食べないので、食欲が戻るようなおいしい食べ物を買ってあげています。支援のおかげで、子どもたちにシンプルだけど必要な楽しみを与えることができるんです」。

彼らの避難生活ははじまったばかり。先行きの見えない避難生活は、時には10数年にも及びます。一家が食べていけるかどうか、子どもたちが教育を受けられるのか・・・不安は募るばかりです。

シリア危機勃発から11年。
シリアの人々に、一番恐れていること、そして将来への希望について聞きました。

シリアで紛争がはじまり、人々が故郷を追われ避難生活をはじめてから11年がたちました。紛争の傷跡は今でも癒えていません。恐怖と闘いながら、希望を忘れずに歩み続けた11年。彼らの恐れていることと将来への夢や希望について聞きました。

 

難民の生き抜くチカラを支える、UNHCRの難民支援活動

UNHCR( 国連難民高等弁務官事務所)は、アフガニスタンやウクライナなどを含む世界約135か国で発生した様々な人道危機において、多岐にわたる支援を行っております。時には10年以上にも及ぶ避難生活を難民が乗り越えられるよう、皆様からの継続的なご支援が難民を支える大きな力となります。
緊急支援
フダイダのザビード地区で行われたUNHCRの援助物資の配布で、マットレスやその他の基本的な生活用品を受け取るイエメンの国内避難民の家族です。

UNHCRは緊急事態が発生した場合、72時間以内にチャーター機を手配し緊急チームを派遣。緊急用テントをはじめ必要不可欠な支援物資を速やかに用意し、難民に届けています。また、長雨の影響でキャンプが水害の影響を受けるなどの悪条件の下でも、清潔な水の供給や衛生状況の改善、保健サービスの提供など援助活動に尽力しています。
現金給付支援
難民が必要な物を自身の判断で優先的に入手できるよう、現金による支援を実施しています。
ヨルダンで避難生活を送るシリア難民のユースフさんは、現金給付支援の重要性を語りました。「7年間、自力で家族を養ってきました。自分で仕事を見つけ、地元には助けてくれるチャリティ団体もありますから。でもこのコロナ禍の影響で、この4か月は収入がありません。私たちを助けてくれていたヨルダンの人でさえ苦労しているのですから。タイミングよく緊急の現金給付を受けられて、本当によかったです。もしもこの支援がなければ、私たちは立ち退きにあい、路上で暮らさなければならなかったでしょう」。
教育支援
紛争・迫害で故郷を追われた人々の約半数(42%)は18歳未満の子どもです。その中でも避難先で初等教育を受けている難民は68%にすぎず、高等教育を受けている難民となると、その割合はわずか5%まで下がります*。
「国連難民サポーター」の皆様からの毎月のご支援は、戦闘の被害によって利用できなくなった学校の再建から、就学が途絶えたり遅れてしまった子どもたちのための速習教育、10代の子どものための識字教育といった様々な教育支援で就学状況を改善するのみならず、難民の若者の職業訓練や女性の自立支援等、難民・国内避難民等の未来を担う大きな力となります。(* 出典:UNHCR Education Report 2021)
 
自立支援
コミュニティセンターで民族衣装の縫製やデザインを学ぶロヒンギャ難民の女性たち。彼女たちは定期的にトレーニングを受け、技術を高めています。そして、その技術を生計を立てるために役立てます。

すべての人と同様に、難民にも「労働の権利」があります。

難民が働く機会を得られるように、UNHCRは多様なパートナーと協働し、難民が避難生活の間や故郷に帰還した後に、自身で生計を立てられるよう、就労訓練などの自立支援を実施しています。
 

毎月のご支援、「国連難民サポーター」をはじめてくださった方の声

 

動画:難民を守り、支える国連難民サポーターになっていただけませんか?

  

 

UNHCRユーエヌエイチシーアール(国連難民高等弁務官事務所)とは?

国連UNHCR協会ロゴ

1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援し、水や食料・毛布などの物資の配布や、難民キャンプなどの避難場所の提供、保護者を失った子どもの保護や心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。1991~2000年の間、緒方貞子さんが第8代国連難民高等弁務官を務めました。
この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う日本の公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。

 

難民に寄り添い、支援する毎月のご寄付をどうぞお願いいたします

多くの人々が故郷を追われている中、今ほど人道的な支援が必要とされる時代はありません。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、この状況に対し、世界各地で救援活動を行っていますが、資金が圧倒的に足りない状況が続いています。皆様からのご寄付によって多くの命が助かります。彼らを支えるため、ぜひ毎月のご支援をお願いいたします。

 

皆様のご支援でできること

毎月1,500円(1日50円)
 

 

毎月3,000円(1日100円)
毎月4,500円(1日200円)

※1ドル=112円換算

  • 当協会へのご寄付は、税控除(税制優遇)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
  • ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、そしてUNHCRの活動を報告させていただきます。
  • Webでご寄付いただく際の皆様の個人情報はSSL暗号化通信により守られております

*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。

皆様からのご寄付によって 多くの命が助かります。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
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