南スーダン 世界で最も急速に深刻化する人道危機
難民220万人 暴力に引き裂かれる家族と深刻な飢餓

「銃の撃ち合いが始まったとき、私は学校で英語の授業を受けていました。聞いたこともないような恐ろしい音でした。先生が『走って逃げろ!』と叫びました」そう話すサンドラさん(14歳)は、2日間水も食べ物もないまま歩き、国境を越えウガンダで保護されました。今も家族とは連絡が取れないままです。見知らぬ土地でたった一人になってしまった彼女。「もう二度とお父さんにもお母さんにも会えないのでは、と不安でたまりません」頬に涙が何度もこぼれおちます。南スーダン危機は、世界で最も急速に深刻化している人道危機の一つです。民家の略奪や放火、子どもの誘拐、性的暴力などエスカレートする市民への暴力に加え、深刻な食糧不足で人々は食べるものすらなく、国民の4人に1人が避難を強いられているのです。

南スーダン国内で避難している人160万人以上 食料支援を必要としている人770万人 保護者と離ればなれになった子ども2万6184人 急性栄養失調を患う人190万人以上

紛争、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、飢餓、そして気候変動による自然災害で窮地に陥る避難民

長い紛争の末、2011年に独立し「世界で一番新しい国」と呼ばれた南スーダン。しかし、2013年に再び内戦状態になり、アフリカ最大規模の難民危機に発展。長引く紛争のみならず、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、食料不足による飢餓のため、国内外に避難する人々は更なる窮地に陥っています。また、2021年10月には、約8週間もの豪雨に襲われ、数十年で最悪の洪水により70万人以上が被災。気候非常事態の影響はあらゆる大陸や地域で感じられていますが、アフリカ東部での影響は特に深刻です。すでに苦境に陥っているコミュニティは、予期せぬ洪水、嵐、不安定な雨量、悪化する猛暑と乾燥により貧苦に直面し、水、食料、生計、土地、そして健全な環境といった基本的ニーズと権利が大きな打撃を受けています。

2021年10月、洪水被害に遭った南スーダンのジョングレイ州。水位の上昇にも関わらず多くの家族が洪水被害に遭った家に住み続け、間に合わせの足場の上で食料など腐りやすいものを保管している

UNHCRの援助活動

UNHCRの支援チームはパートナー団体、地元コミュニティと連携して、命を守る援助を提供するため、家を追われた人々を保護するため、現地で以下のような緊急援助活動を実施しています。

レジーナさん
20年のスーダンでの避難生活を経て、南スーダンに戻った帰還民のレジーナさん(42歳)
  • 逃れて来た人々の保護
  • 食料、水、緊急用シェルターといった救援物資の提供
  • 衛生用品の提供等、新型コロナウイルス感染予防の保健対策
  • 学校に行けなくなってしまった子どものための教育支援
  • 家族を失い社会的・経済的弱者となってしまった女性、故郷に戻れず生計を立てられなくなった人々への女性支援・自立支援
  • 安全で尊厳のある帰還のための条件を確保した上での難民の自発的な帰還の支援

動画:より良い未来を望む南スーダン難民の姉妹

UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)は、 難民の命を守り、保護する機関です。
ルワンダ難民を訪問する緒方元高等弁務官
ルワンダ難民を訪問する緒方元高等弁務官
UNHCRは、シリア・アフガニスタン・南スーダンなど世界中で家を追われた難民・国内避難民を支援・保護し、水や食料毛布などの物資の配布や、難民キャンプなど避難場所の提供、保護者を失った子供の心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。1991年から10年間、緒方貞子さんが日本人として初めてUNHCRのトップである国連難民高等弁務官を務めました。 
※紛争や迫害などのため命の危険があり、国外へ逃れた人を「難民」、国内で避難している人を「国内避難民」と呼びます。

あなたのご支援でできること

※1ドル=106円換算

毎月2,000円のご寄付

医薬品23人分

毎月4,000円のご寄付

小規模な浄水システムの設置

毎月5,000円のご寄付

テント1張

  • 当協会へのご寄付は、税控除(税制優遇)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
  • ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、そしてUNHCRの活動を報告させていただきます。
  • Webでご寄付いただく際の皆様の個人情報はSSL暗号化通信により守られております

*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。

皆様からのご寄付によって 多くの命が助かります。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
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