忘れられた難民危機
今、支援を待っている人々がいます

今、ウクライナの人道危機に世界中から高い関心と支援が寄せられている一方で、それ以外の難民危機への関心が薄れつつあり、世界各地のUNHCRの活動現場では、支援が少なく活動に支障をきたしていることへの懸念や不安が広がっています。 UNHCRは、アフリカや中東をはじめ世界約135か国で活動していますが、家を追われた人々は1億人を突破し、報道されることもほとんどない「忘れられた」難民危機が数多く存在しています。

今、世界の片隅で起こっている、6つの物語。

家族全員を失った12歳の少女 「息子は一生父親に会えません」 家を焼かれ、10人の家族を支えながら生きる 三つ子を出産した直後の悲劇 命の危険を逃れ、見出した夢 「子どもたちのために、食事を抜いています」

「難民問題は、世界中で起こっています。
どうか、アフリカを忘れないでください」

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所) 准保護官 進藤ブラーテン美生

進藤UNHCR職員と国内避難民
ボコ・ハラムに襲撃された跡地にて、国内避難民と共に

皆様は、ナイジェリアというとどんなイメージをお持ちでしょうか。ナイジェリアは西アフリカに位置し、日本の約2.5倍の広大な大地に多様な民族が暮らしています。ダンスが大好きで音楽がかかると踊りだすなど、人々はとても陽気で楽観的です。やさしくてあいさつを重んじるところもあります。一方、大変なことは治安が悪いことです。身代金目的の誘拐は頻繁にあり、私がナイジェリアに滞在中、人道支援の拠点が襲撃されたり、国連職員が誘拐され監禁されたり、国連職員寮のスタッフが殺害されたこともありました。

残念ながら、私が勤務したこの約3年半の間に、ナイジェリアの状況はより悪化しています。北東部での過激派組織ボコ・ハラム等による攻撃、政府軍との戦闘は今も続き、また、部族間、宗教間での戦闘は中西部など各地に広がり、避難を強いられる人は増える一方です。

進藤UNHCR職員と子ども
イキョゲン難民居住地で、近づいてきた子どもと握手

そして今、最も深刻な問題は「食料危機」です。 ナイジェリア北東部を含め4か国にまたがるチャド湖は、地球温暖化の影響等で、この60年で大幅に縮小し水位が95%も下がっています。水量も魚も減り、農業や漁業で生計を立てている人々が資源や収入を得る手段を失い、食料危機につながっています。

UNHCRは、北東部の国内避難民に対して他の国連機関やNGOと連携して支援を行っています。しかし、南部では難民支援を行っている国連機関はUNHCRだけです。資金は変わらないのに難民が大幅に増えたため、たとえば、同じシングルマザーでも、難民居住地に住む難民には現金給付をできても、難民居住地外に住んでいる場合には給付できません。例えどちらも子どもが3人いて、戦闘で夫を亡くしていてもです。

日本では、ウクライナ危機がきっかけで多くの方に難民問題に関心をもっていただき、ありがたく思っています。しかし、難民問題はウクライナに限ったことではありません。「今日逃れてきた」「今日レイプされた」「今日爆撃された」というのは世界中で起こっていることです。

ウクライナ危機が長引くにつれ、ナイジェリアからは一層関心が遠のき取り残されていく状況に、現場では強い危機感を覚えています。皆様、様々な事情で平和が続かない国や、平和が失われ母国から逃れるほかない難民のために、どうか日本から平和のおすそわけをいただけないでしょうか。皆様の貴重なご寄付は、UNHCRを通して、心の拠り所を失った難民・国内避難民の安心や安全となります。ぜひご支援いただきますよう、心よりお願い申し上げます。

アフリカの難民支援の現場から ~ UNHCRナイジェリア 進藤ブラーテン美生

UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)は、 難民の命を守り、保護する機関です。
ルワンダ難民を訪問する緒方元高等弁務官
ルワンダ難民を訪問する緒方元高等弁務官
UNHCRは、シリア・アフガニスタン・南スーダンなど世界中で家を追われた難民・国内避難民を支援・保護し、水や食料、毛布などの物資の配布や、難民キャンプなど避難場所の提供、保護者を失った子どもの心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。1991年から10年間、緒方貞子さんが日本人として初めてUNHCRのトップである国連難民高等弁務官を務めました。 
※紛争や迫害などのため命の危険があり、国外へ逃れた人を「難民」、国内で避難している人を「国内避難民」と呼びます。

UNHCRの主な難民支援

紛争などの緊急時において、UNHCRは、いかなるとき、いかなる場所でも、高度に訓練された緊急支援チームを72時間以内に現地に派遣。逃れてきた人々の命を守るための保護・援助活動を開始します。最初に駆け付け、最後に去る。世界各地に平和が戻り、全ての難民・国内避難民等が「故郷」と呼べる場所で幸せに暮らせるようになるまで、故郷を追われた人々の避難生活を支えます。

ナイジェリア南部のカメルーン難民居住地で難民と話し合いを行う進藤職員
  • 緊急援助物資の提供
    水、毛布、就寝用マット、ソーラーランプから生理用品といった女性のための日用品まで、避難生活に不可欠な物資を提供します。
  • シェルター支援
    雨風を防ぎ、難民の安全を守る家族用テントや防水シートなどを提供します。
  • 子どもの保護
    保護者を失ったり、一人で紛争や迫害から逃れて来る子どもたちが人身売買等の危機にさらされないよう保護します。
  • 現金給付支援
    厳しい貧困に苦しむ難民の命と生活を守り、食料や医療など生きるために必要不可欠なニーズを満たすための現金の給付。
  • 自立支援
    避難先や帰還した故郷での生活を自ら支えていくための職業訓練等の自立支援、そして社会的・経済的弱者となってしまった女性への支援も実施します。
  • 教育支援
    学ぶ機会を失った子どもたちへ学用品や教科書を提供、学費の補助等も行います。また、紛争等で失われた学校の建設や修復も実施しています。
  • 性的暴力の予防、被害者支援
    被害者へのカウンセリングやメンタルケア、性的暴力の予防対策や通報窓口の設置を行います。
すべてを失った家族のために。あなたのご寄付で、以下のような支援を届けることができます 貧困に苦しむ家族への現金給付 厳しい気候から命と健康を守る家族用テント 戦闘や迫害等で傷ついた人々の心のケア 予防接種や新型コロナ対策など保健医療 温かい食事を作る調理器具 暗闇を照らすソーラーランプ 教育を受けていない子どもの支援
命を守る現金給付
食料、医療、家賃など家族により異なるあらゆるニーズに柔軟に対応でき、深刻な貧困の中で命を守るために不可欠な支援です
避難生活に欠かせない物資
着の身着のまま逃れてきた人々へ、テント、毛布、蚊帳、ソーラーランプなど、避難生活に欠かせない物資を迅速に提供します
飢えから家族を守る
調理器具の配布、難民の受入施設での温かい食事の提供、乳幼児などの栄養スクリーニングと治療、学校給食の提供などを行います

皆様のご支援でできること

毎月1,500円のご寄付

1年で、家族に温かく栄養ある食事を作るための調理器具セット:7家族分

企業の毎月のご寄付100,000円
毎月3,500円のご寄付

1年で、温かい毛布と夜でも安心して生活できるソーラーランプ:10セット分

毎月5,000円のご寄付

1年で、毛布やマットレス、ソーラーランプなどの援助物資セット:7家族分

※1ドル=112円換算

  • 当協会へのご寄付は、税控除(税制優遇)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
  • ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、そしてUNHCRの活動を報告させていただきます。
  • Webでご寄付いただく際の皆様の個人情報はSSL暗号化通信により守られております

*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。

世界の関心が向けられていない難民に、緊急に支援が必要です。
今すぐご支援ください

イエメン避難民の家族

「どうか、娘を助けて」
「病気の娘を助けてください。私はひとり親で、娘の薬が買えないのです。
家族は義理の兄以外、みな亡くなってしまいました」。
イエメンでUNHCRの職員にそう必死で訴えたのは、6人の子の母、ハナさん(39歳)。
今世界中で、ハナさんのように支援を待ち続ける人々がいます。
どうぞ、あなたの力をお貸しください。かけがえのない命を守るために。
「あなたたちは忘れられていません」と伝えるために。

皆様からのご寄付によって 多くの命が助かります。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
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