物語の背景・南スーダンで起こっていること

スーダンの首都ハルツームから南スーダンへ避難
長い紛争の末、2011年7月9日に独立し「世界で一番新しい国」となった南スーダン。新生国家としての体裁づくりに着手しましたが、国造りで目に見えた成果が見られる前に、与党スーダン人民解放運動(SPLM)内の派閥抗争(キール大統領派対マシャール前副大統領派)が激化。2013年12月、首都ジュバにおいて、大統領警護隊同士の衝突が発生し、再び内戦状態に発展。ジュバの治安はすぐに回復しましたが、その後各地で衝突が続き、多くの難民が発生しました。2016年7月に政府と反政府勢力との間で新たな衝突が発生してから、緊張状態が続いています。(外務省HPより)
長引く紛争のみならず、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)やウクライナの戦争による世界的な不況、食料不足による飢餓のため、国内外に避難する人々は更なる窮地に陥っています。また、2021年10月には、約8週間もの豪雨に襲われ、数十年で最悪の洪水により70万人以上が被災。気候変動の影響はあらゆる大陸や地域に及んでいますが、アフリカ東部での被害は特に深刻です。すでに苦境に陥っているコミュニティは、予期せぬ洪水、嵐、不安定な雨量、悪化する猛暑と乾燥により貧苦に直面し、水、食料、生計、土地、そして健全な環境といった基本的ニーズと権利が大きな打撃を受けています。
南スーダンからの難民は、周辺国のウガンダをはじめ、エチオピア、スーダン、ケニア、コンゴ民主共和国、中央アフリカ共和国といったコミュニティが受け入れてきました。2023年4月15日にスーダンで軍事聖徳が起きた結果、南スーダンでは、UNHCRのチームがパートナーとともに国境通過地点に立ち、新たに到着した人々(主に難民としてスーダンに滞在し、戻ってくる南スーダン人)を支援しています。
UNHCRの援助活動
UNHCRの支援チームはパートナー団体、地元コミュニティと連携して、命を守る援助を提供し、家を追われた人々を保護するため、現地で以下のような緊急援助活動を実施しています。
難民に寄り添い、支援する毎月のご寄付をどうぞお願いいたします
1億人以上の人々が紛争や迫害等により故郷を追われている中、今ほど人道的な支援が必要とされる時代はありません。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、この状況に対し、世界各地で救援活動を実施していますが、資金が圧倒的に足りない状況が続いています。皆様からのご寄付によって多くの命が助かります。彼らを守り、支えるため、ぜひ毎月のご支援をお願いいたします。
皆様のご支援でできること

1年で、緊急時に配布しすぐに食べられるフードパック 43人分


※1ドル=144円換算
- 当協会へのご寄付は、税控除(税制優遇)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
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*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。