日本でも報道されているように、2021年2月以降、ミャンマーでの混乱が激しさを増し、ミャンマー全土での市民に対する無差別な暴力、国境地域でのミャンマー軍と少数民族武装勢力の争いが再度ぼっ発。チン州等のミャンマー北西部では空爆が続く等、状況の改善が見られない中、2022年12月現在、推定7万2000人以上が難民となり隣国等へ逃れ、推定147万人以上が国内で避難を強いられています。


事態の悪化により、多くの命が奪われ、保健や通信といった重要な公共サービスが停止され、そして多くの家族が、着の身着のままで避難を強いられています。ミャンマー南部のカレン州等は2021年夏、モンスーン豪雨に襲われ、また国内では新型コロナウイルス感染症による不況が今も懸念される中、情勢不安による食料難も深刻化し、避難を強いられている多くの人々に迅速な支援が急務です。
UNHCRはパートナー団体、地元コミュニティと協力し、現地で救援活動に日夜尽力しています。支援を必要とする家族を守り、支えるため、今すぐ、ご支援ください。
ミャンマー国内/国外で避難を強いられる人々

- 147万3000人
2022年12月5日時点での、ミャンマー国内避難民(internally displaced persons: IDPs)の推定人数 - 114万3000人
2021年2月1日以降、ミャンマー国内で避難をする人々の推定人数 - 7万2000人
2021年2月1日以降、ミャンマーから隣国へ逃れた難民の推定人数 - 108万6000人
2022年6月30日時点での、ミャンマーから隣国へ逃れている難民・庇護希望者の人数
UNHCRの救援活動

UNHCRの緊急援助チームはパートナー団体、地元コミュニティと連携して、命を守る援助を提供するため、家を追われた人々を保護するため、現地で以下のような緊急援助活動を実施しています。
- 避難を強いられる人々への保護体制の強化、インタビューの実施
- 蚊帳、石けん、寝袋といった緊急援助物資の提供
- テント、防水ビニールシート、竹製のポールといった生活に必要なシェルター用品の提供
- 現状と緊急のニーズを把握するための、避難民や受入コミュニティとのコミュニケーション
- インド、タイといった隣国における難民への人道支援の手配
ミャンマー近隣の国々はこの何十年にもわたって、難民に保護と支援を行ってきたという長い歴史があります。ミャンマーの状況の悪化に伴い、故郷を追われたすべての人の命を守るための人道的支援の継続をUNHCRは各国に呼び掛けます。
UNHCRとパートナー団体は、域内全土で難民が必要な保護を確実に受けられるよう、現地当局にさらなるサポートを提供する準備を進めています。
ジリアン・トリッグスUNHCR高等弁務官補(法務)
動画:ミャンマーの現地UNHCRスタッフから、ご支援のお願い
混乱が一層広がり、さらに多くの人々が避難を強いられる事態に備え、UNHCRは援助活動を迅速に進めています。 また、この混乱はすでに避難を強いられ、長期に及び故郷ミャンマーへの帰還を望んでいる100万人以上の難民にも大きな衝撃を与えました。
しかし、UNHCRは2022年のミャンマーでの支援活動として5680万米ドル(約63億6160万円)を必要としていますが、ミャンマーと隣国における援助資金は著しく不足しており、厳しい状況に置かれています。
皆様のご支援によって、UNHCRはミャンマーの国内外で避難を強いられている人々の命を守る支援活動が可能となります。どうぞ、今すぐ、ご支援ください。

皆様のご支援でできること
※1年ご支援を続けていただく場合。1ドル=112円換算

女性の尊厳を守る衛生キット15人分

暗くなっても安心して出歩ける携帯用ソーラーランプ15個

緊急用シェルターと救援物資3家族分
- 当協会へのご寄付は、税控除(税制優遇)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
- ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、そしてUNHCRの活動を報告させていただきます。
- Webでご寄付いただく際の皆様の個人情報はSSL暗号化通信により守られております。
*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。

