UNHCRの教育支援にご協力をお願いいたします。

長期にわたって続く紛争、新たに勃発している戦争の影響により、いま多くの難民の子どもたちが学ぶ機会を奪われています。子どもたちを一日も早く学びの場に戻れるようにする支援は必要不可欠であり、子どもたちは学校という安全な場所で心の安定も取り戻していきます。しかし学齢期の難民の子どもの約半数は学校に通えておらず、児童労働、児童婚、武装集団への徴用などのリスクの増加につながっています。UNHCRはこうした状況を根本的に変えていくべく、教育支援に取り組んでいます。

学齢期の難民の子ども 1480万
その約半数は、学校に通えていません

難民の子どもたちの教育事情

UNHCRの2023年難民教育報告書*によると、学齢期の難民の数は1年前の1000万人から50%近く急増。推定51%、700万人以上の子どもたちが学校に通っていません。加えて、今も激しい攻撃に耐えるウクライナからヨーロッパに逃れている難民は約600万人にのぼり、 推定40%、 約250万人が子どもです。(2023年6月時点)

*UNLOCKING POTENTIAL THE RIGHT TO EDUCATION AND OPPORTUNITY

教育へのアクセスで格差が明白。

世界の子どもと難民の子どもの就学率

難民の子どもの就学率、世界の子どもと難民の子どもの初等教育、中等教育総就学率のグラフ

出典:UNLOCKING POTENTIAL THE RIGHT TO EDUCATION AND OPPORTUNITY

世界の平均初等教育総就学率は、男子が103%、女子が101%であるのに対し、難民の初等教育総就学率はそれぞれ63%と61%に留まっています。中等教育でもこうした差は明らかで、男女ともに難民の就学率は世界平均の半分以下です。

*就学率が100%を超えているのは、留年している学生や就学できなかった年数の遅れを取り戻す学生など、本来の年齢より上の学習者がいるため

「教育を受けることができなければ、誰も前に進めません。生徒は心の中で、何かになるという夢を大切にしています」
ミャンマーから避難を強いられ、バングラデシュの難民キャンプでティーチング・アシスタントになったシャーさん

避難先で学び続けようとする子どもたち、一緒に奮闘する大人たちのストーリーをお届けいたします

ウクライナの子どもたち
ウクライナ

避難した先で母を失い、祖母に見守られながら机に向かう日々

避難先のハルキウの集合センターでオンライン授業を受けるボグダンくん(10歳)とビクトリアちゃん(7歳)。それを見守るのは祖母のタマラさんです。2人の母親のタチアナさんは、紛争下でハルキウへ逃れた後、新型コロナウイルスが重症化し亡くなりました。その時タマラさんはすぐに荷物をまとめてハルキウへ向かい、2人と再会。「もう2度と離れないと約束したわ」。タマラさんは当時を振り返ります。

パキスタンの子どもたち
パキスタン

洪水で被害を受けた学校に通う子どもたち

子どもたちのまっすぐな目。その気持ちが伝わってくるかのようです。2022年パキスタンは国土の3分の1が浸水する大洪水で約790万人が避難を余儀なくされ、国民も難民も大変な困難に直面しました。シンド州の村に住むアリさんは、学校に戻りたくて水が引くのを心待ちにしていたといいます。同国では、多くの子どもたちが洪水で被害を受けた学校で学んでおり、清潔な水へのアクセスも限られた厳しい状況におかれています。

エチオピアの臨時的な学校
エチオピア

ある日突然避難を強いられ、今日も青空の下で教え学ぶ

ソマリア難民の子どもたちが朝のコーランの授業を受けるのは、一次的にしつらえられた学校です。教えるのは、同じく難民のイシハクさん。彼の存在は、エチオピアの学校が難民の生徒を入学させることができない場合などに教育格差を埋める一助になっています。母国で授業中に戦闘に巻き込まれたイシハクさんは、子どもたちとともに避難。その日から自身の家族の消息はわかりません。いつか再会できることを願いながら、この場所で自分の役割を果たすと決意しています。

障がいを持つ子どもの通学の様子
ルワンダ

歩けるところは杖をつき、時には友達の背中に乗って

バハティさんは学校が大好きですが、足に障がいがあり通学は容易ではありません。それでも、学校までの道のりは随分楽になりました。Educate A Child(エデュケート・ア・チャイルド)*とUNHCRのパートナーシップにより、新たな通学路ができたからです。今では勉強と遊びの時間も増えたといいます。「友達が学校に行くのを助けてくれます」と、バハティさん。学んだことを活かして、障がいを抱える生徒のために世界を変えていく。そんなビジョンを持つ彼の夢は、大統領になること。

*「エデュケート・ア・チャイルド」は 、カタールのシャイハ・モーザ・ビント・ナーセル妃殿下が立ち上げたエデュケーション・アバブ・オール財団の世界規模のプログラム。1千万人以上の非就学児童が質の高い教育を受け続けられるようにすることを使命にしており、2012年以来UNHCRの活動を長期にわたって支援

南スーダン難民の女子学生たち
ウガンダ

学べることに感謝する日々に故郷を思う

「捧げることをいとわず教育を与えてくれる人々がいることは良いことで、愛されていると感じます。素晴らしい仕事をしてくれた人々に感謝しています」と、ソフィーさん。それでも、心にはいつも故郷があります。「南スーダンが恋しいのは、両親がそこにいるからです」。ソフィーさんの将来の夢は母国で医師になることで、好きな教科は生物。ウガンダに逃れてきたときに自然科学の本を持ってきたほどです。生物が好きな理由は、「自分の体について教えてくれるから」。

バングラデシュの学習センター
バングラデシュ

夢だった教え手としての道を歩みはじめ子どもたちと夢を育む

UNHCRの訓練を受け、ティーチング・アシスタントになったロヒンギャ難民のシャーさんとバングラデシュ人のミンハーさん。クトゥパロン難民キャンプの学習センターで、4歳から14歳までの子どもたちに読み書きや計算を教えています。シャーさんは言います。「ここを去るその日まで、勉強する子どもたちを軌道に乗せ続けたいです。教育を受けることができなければ、誰も前に進めません。生徒は心の中で、何かになるという夢を大切にしています」。

ウクライナと周辺国で、UNHCRは政府やパートナー団体と連携し、教育関連の支援を実施しています

ウクライナと周辺国の地図

ポーランド

UNHCRはウクライナの人々に就学率の改善を目的にしたキャンペーンへの参加を促した。就学率が低い要因としてウクライナとの頻繁な往来や言葉の壁などが考えられる。

スロバキア

2023年8月時点で、1000人以上が2023/2024年度の公立学校および幼稚園への登録支援を希望。UNHCRは登録とデータ収集で教育省を支援。

ハンガリー

UNHCRは教育サブワーキンググループによるBack to school( 学校に戻ろう)キャンペーンをオンラインで普及。教育制度へのアクセスに関する情報を保護者に提供。

学習する子どもたち
コースを終えた子どもたち

UNHCRとパートナー団体は、社会的交流を提供するクラスなどを通じて、逃れてきた人々が受け入れ先の社会に溶け込めるようサポート。ハンガリーのNGOは、ブダペストでロボティクスのコースを運営し、UNHCRは2つのクラスを支援

モルドバ

オンライン学習を続ける子どもたちに社会的な交流と安全な学習環境を提供するため、全国の学校に設置されているテックラボ。ラボは公用語の授業や精神衛生のためのセッション、デジタルスキルの訓練にも使用。UNHCRはラボの設置のため、南部の学校に机や椅子、パソコンなどを支援。

トレーニング・ハブの様子
ウクライナ難民のソフィアさん

ドニプロ出身のヴァレリアさんは、ブルガリアで難民の子どもを対象に教えている。トレーニング・ハブでは、ウクライナ難民が受け入れ国に早く溶け込めるよう、教師などを雇用

「新学期が来るのが楽しみ」と、ブルガリアで家族と暮らすソフィアさん(9歳)。地域の学校に入学し、ブル ガリア語も流暢に

ウクライナ

ウジホロドにあるUNHCRのパートナー団体が提供する集合シェルターでは、授業を実施している。

集合シェルターで学ぶ少女
集合シェルターでの授業の様子

UNHCRの教育支援

学校は、避難を強いられた子どもたちに学びと心の安定、安全な場所を提供します。 支援を受けて学び続けることで、子どもたちは自分の未来を切り拓く力を身に付けていきます。

アフガニスタンのレフュジー・ハウジング・ユニット

学校や教育施設の建設

子どもたちの学びと心の成長をサポートするために不可欠な教室や学校施設を建設。誰もが教育を受けられるような環境を確実なものにしていきます。

【アフガニスタン・バダフシャン州の村】十分な学習スペースを提供するため、通常住まいなどに使われるレフュジー・ハウジング・ユニットを学校に設置

タンザニアのインスタント・ネットワーク・スクール

質の高い教育を提供するための革新的な支援

テクノロジーを活用し、難民の子どもたちがどこにいても質の高い教育を受けることができるよう支援しています。モバイルネットワークとデジタルリソースを使って、遠隔地にいる難民にも教育を提供。

【タンザニア】インスタント・ネットワーク・スクールは、デジタルコンテンツやインターネットへのアクセスを提供し、もっとも周縁化されたコミュニティで教育の質の改善に貢献

ケニアのカクマ難民キャンプの中学校

教師のためのトレーニングなどを支援

UNHCRは教育支援の一環として、教師のためのトレーニングや給料を提供。とりわけ生徒の心の健康をサポートするうえで重要な役割を担う女性教師を支援しています。

【ケニア】「当時は教科書が1冊しかなく、20人で使わなければなりませんでした」と、学生だった頃を振り返る南スーダン難民のアヤクさん。自身が育ったカクマ難民キャンプの中学校でインセンティブ教員に

※実施している支援の一例です

難民の子どもたちの学びの場をつくるために、どうぞ皆様のお力をお貸しください

いつの日か困難な状況を乗り越え、 自身の力で歩んでいけるように、 難民の子どもたちも教え手も日々奮闘しています。子どもたちに学びの場を用意しその未来を守るために、UNHCRとともに難民の子どもたちを支えていただけますよう、よろしくお願いいたします。

制服を着た少女たち
毎月10,000円のご寄付
難民の子どもたちが毎日通学するための制服 約36人分
難民キャンプの学習センター
毎月5,000円のご寄付

臨時の教室の修理やメンテナンス費 約1教室分

UNHCRのバッグを背負う少女たち
毎月2,500円のご寄付

すべてを失った難民の子どもたちが再び学ぶための学用品や鞄 約16人分

※1年続けていただいた場合、1ドル=149円換算
※支援を行う国・地域や情勢により物価は変動するため、上記の金額は目安です。
皆様からのご支援は、教育支援を含む資金を最も必要とするプロジェクトに活用させていただきます。

UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)は、 難民の命を守り、保護する機関です。
緒方貞子さんとルワンダ難民
ルワンダ難民を訪問する緒方元高等弁務官
UNHCRは、シリア・アフガニスタン・ウクライナなど世界中で家を追われた難民・国内避難民を支援・保護し、水や食料、毛布などの物資の配布や、難民キャンプなど避難場所の提供、保護者を失った子どもの心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。1991年から10年間、緒方貞子さんが日本人として初めてUNHCRのトップである国連難民高等弁務官を務めました。 
※紛争や迫害などのため命の危険があり、国外へ逃れた人を「難民」、国内で避難している人を「国内避難民」と呼びます。

よくあるご質問

Q 寄付は、寄附金控除の対象になりますか?
A はい、ご寄付は寄付金控除(税制上の優遇措置)の対象となります。お送りする領収証は、確定申告にご利用いただけます。
Q UNHCR駐日事務所と国連UNHCR協会はどのような関係にあるのですか?
A UNHCR駐日事務所は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が、現在世界約130か国に置く事務所のひとつであり、主に日本政府との窓口を務めています。国連UNHCR協会は、スイス・ジュネーブのUNHCR本部やUNHCR駐日事務所と連携して、日本における公式支援窓口として活動しています。
Q 毎月の寄付の金額は自由に決められますか?
A はい、月々1,000円以上であれば、500円単位で任意の金額をお選びいただけます。
Q 寄付はどのように使われますか?
A ご寄付は世界中で支えを待つ難民のために大切に使わせていただきます。難民支援のための予算は、重大性・緊急性などを考慮して配分されます。
Q 支援を停止する場合はどうすればいいですか?
A ご支援金額の変更や停止はいつでも可能です。0120-540-732(通話料無料)または、「毎月寄付の金額・寄付方法の変更、解約」ページよりお手続きをしていただけます。
難民の子どもたちの教育支援にご協力をお願いいたします
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
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