1979年ソ連侵攻以来紛争が絶えず、子どもを含む多くの民間人が戦闘やテロに巻き込まれ、 世界で最も長く続く難民危機となったアフガニスタン 。2021年1月以降、戦闘が急速に拡大、 気温40度を超える 過酷な環境の中、 約60万人*のアフガン人が政情不安と暴力により国内で今年新たに避難を強いられる 緊急事態となっています。そのうち、 約80%は人権侵害へのリスクが懸念されている女性と子ども です。 (* 2021年9月9日現在)

情勢悪化により避難を強いられる避難民

2021年7月、国内避難民キャンプに逃れる子どもたち

避難を強いられた家族は避難の主な原因として、悪化する治安状況を挙げています。武装グループによる強奪事件や主要道路における即席爆発装置(IEDs)の存在についてUNHCRに語った避難民もいました。アフガニスタンにおける和平合意や暴力行為の阻止に失敗したことが、国内のみならず近隣諸国等へのさらなる避難をもたらしています。

新型コロナウイルスの発生件数も増加傾向にある中、気候変動による干ばつ等の自然災害・食料難もアフガニスタンの人々に大きな苦難を強いています。自然災害にさらされやすいアフガニスタンでは2018年に歴史的な干ばつに襲われ、今年もさらなる干ばつが発生しています。そしてこれらの要因で拡大する貧困によってこの国の人口の約45%が栄養失調 に陥っています*。(* 世界銀行調べ)

「なんて人生でしょう。太陽で子どもの顔がどうなったか、見てください」
13歳で結婚を強いられ、戦争未亡人として4人の子どもと共に紛争から逃れた24歳のアフガン避難民の女性の言葉。水ぶくれになった末息子の顔を見せながら。

動画:キャロライン・ヴァン・ブレンUNHCRアフガニスタン事務所長による現地からのメッセージ

UNHCRのアフガニスタン救援活動

目前に迫る人道危機の中、UNHCRは現地アフガニスタンに残り、人々を守るため、以下のような救援活動を続行しています。

  • 新たに避難してきた家族を保護するための家族用テントといった緊急用シェルターの提供
  • 避難民の暮らしを守る毛布、就寝用マット、調理用器具といった生活用品の提供
  • 新型コロナウイルス感染予防のための衛生用品の提供、避難民が清潔な水を確保するための手洗い所の設置、水汲み用バケツの提供
  • パンデミックによる経済的影響を抑えるための現金給付
娘に新型コロナウイルス予防のためのフェイスマスクをつけようとするアフガン難民の父親
2020年11月、UNHCRがアフガニスタン国内に設置した、太陽エネルギーによる水道設備
「アフガニスタンは重要な歴史的岐路に立たされています。平和を見出し、救援活動を進めるための努力を拡大させる必要があります」

ラウル・マンゾーUNHCR運用担当高等弁務官補

紛争から逃れる避難民の命を守り、未来を支えるために

2021年、避難先のパキスタンにて、初めて学校へ通うアフガン難民の少女

アフガニスタンの人口約3500万人の約65%が子どもまたは若者です。数十年に渡る紛争と貧困の中で不安定な日々を送る子どもたちは、今さらに拡大しつつある人道危機で満足に食事も摂れず、教育機会のみならず、すべての子どもたちが持つべき未来も失おうとしています。

UNHCRは今回の緊急支援のみならず、アフガン難民の帰還事業にも長年尽力し、隣国のイランやパキスタンと連携して緊急支援から自立生計支援に至るまで、様々な支援にあたってきました。そして流動的かつ不確定な状況の中、現地で支援活動を続けていくと共に、女性と女子を含むすべての人々の人権を守ることを改めて訴えていきます。
新型コロナウイルスのワクチン接種率が4%未満のこの国で、ひとりでも多くの人を守り、支えるため、UNHCRは現地で支援活動を拡大する必要がありますが、その活動資金は著しく不足しており 、援助活動を継続していくためには皆様のご支援が不可欠です。どうぞ、今すぐご支援ください。

UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)は、 難民の命を守り、保護する機関です。
ルワンダ難民を訪問する緒方元高等弁務官
ルワンダ難民を訪問する緒方元高等弁務官
UNHCRは、シリア・アフガニスタン・南スーダンなど世界中で家を追われた難民・国内避難民を支援・保護し、水や食料毛布などの物資の配布や、難民キャンプなど避難場所の提供、保護者を失った子供の心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。1991年から10年間、緒方貞子さんが日本人として初めてUNHCRのトップである国連難民高等弁務官を務めました。 
※紛争や迫害などのため命の危険があり、国外へ逃れた人を「難民」、国内で避難している人を「国内避難民」と呼びます。

あなたのご支援でできること

毎月1,500円のご寄付
1年で、石けん等の衛生キット17家族分
毎月3,000円のご寄付
1年で、マットや調理器具といった救援用品セット4家族分
毎月7,500円のご寄付
1年で、家族用テントやビニールシートといった緊急用シェルターセット2家族分

※1ドル=106円換算

  • <当協会へのご寄付は、税控除(税制優遇)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
  • ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、そしてUNHCRの活動を報告させていただきます。
  • Webでご寄付いただく際の皆様の個人情報はSSL暗号化通信により守られております

*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。

皆様からのご寄付によって 多くの命が助かります。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
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