アフリカ コンゴ民主共和国・ブルンジ
「世界から忘れ去られた難民危機」

「難民」と聞くと、まずシリアのことを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、実はアフリカ中部に、世界から忘れ去られている深刻な難民危機があるのです。

「世界から忘れ去られた難民危機」世界の関心が向けられず、孤立し追いつめられる難民
タンザニア国境沿いのタンガニーカ湖に押し寄せたブルンジ難民。数日後、難民キャンプへ移送されたが、過密状態となったためコレラが発生するなど劣悪な環境となった

 

アフリカ コンゴ民主共和国・ブルンジ共和国の地図

コンゴ民主共和国では1996年に紛争が始まってすでに20年。周辺国と武装勢力が複雑に関与し、第二次大戦後最多の500万人以上が死亡しました。2015年には世界で6番目に多く難民が流出、2020年4月現在、94万8000人以上が国境を越え、避難しています。

ブルンジ共和国は、80%以上の人が貧困ライン※以下の生活をしている最貧国の一つです。2015年に政情不安が高まり、政府による市民への激しい弾圧と暴力が拡大。2021年4月現在、29万1000人以上が国外へ逃れています。※1日当たり1.9ドル未満で生活する人々の層


ブルンジの自宅に武装した男らが押し入り、性的暴力を受けた女性。彼らが去った後、5歳の息子が殺害されているのを見つけた

「今日も誰かが殺されています」
両国に共通するのは、民間人への無差別な拷問や殺戮、性的暴力など残忍な行為が行われ、幼い子どもを含む普通の市民が癒しがたい傷を負っていることです。しかしこの難民危機に対し国際社会の関心は薄く、支援が集まっていません。UNHCRは懸命に援助活動にあたっていますが、深刻な資金不足(達成率:17%)により活動は制限され、必要な支援の多くを断念せざるを得ない状況です。
※2021年5月現在

【動画】コンゴ民主共和国:不安な未来に直面する避難民

「夫は行方不明、赤ん坊だった娘は病気で亡くなりました」
(ノエラさん/45歳 コンゴ難民)

「今から十数年以上前に夫は武装勢力に連れ去られ行方不明になりました。当時妊娠中だった私はコンゴから急いで避難し、タンザニアで保護されました。その後長女は病気で亡くなりました。今は3人の子を抱え、UNHCRの支援に頼るほかありません。“お金がない時には食事をしない”という生活です。毎日どうやって家族を食べさせようか、そればかり考えています。」

「お父さんもお母さんも、生きているのか分からないままです」

(アレックスさん/17歳 ブルンジ難民)

「僕は今、兄一家と難民キャンプで暮らしています。ブルンジからタンザニアまで歩いて逃げてきました。両親は高齢で歩けず、バスの費用もなかったので僕だけ先に避難させたのです。今も連絡が取れず、生きているかどうかも分かりません。姉ともう一人の兄も行方不明のままです。今必要なものですか? 服、靴、ペン、教科書、マットレス…僕は何も持たずに逃げてきたのです。」

不足分83%

活動資金が大幅に不足しています

2021年、UNHCRがコンゴ民主共和国での援助活動のために必要な資金:2億480万ドル(約217億880万円)
集まった割合:17%(*5月現在)

深刻な資金不足のため、現地ではまず人命救助のために必要な最低限の活動に資金が当てられています。
教育や難民の心のケアなどの活動を行うことは難しく、危機的な状況です。

「あなたは見捨てられていません」今こそ、伝えるときです

避難先で初めての夜を迎えようとしているブルンジ難民の子どもたち

どうか、忘れないでほしいのです。この瞬間にも、コンゴやブルンジで、多くの人々が暴力によって家を追われていることを。劣悪な環境に置かれながら、助けを求める術もない人々がいることを。そして、あなたの力を今まさに必要としていることを。

「あなたの支援は、難民の人生を変え、希望を灯します。あなたには、誰かの人生を変える力があるのです」リディヤ・ヤキシンバ職員(UNHCRタンザニア・カスル事務所)

彼らをさらに追いつめているのは、国際社会の無関心です。UNHCRは今、世界から忘れられ孤立を深めている難民への支援を呼びかけます。「あなたは見捨てられていません」。今こそ、UNHCRと一緒にそのメッセージを伝えてください。

UNHCRの援助活動

  • 厳しい難民キャンプでの生活に不可欠な物資の供給(水、毛布、衛生用品、調理器具など)
  • 難民キャンプの設備の整備や改修、運営(トイレ、給水設備、教室など)
  • 難民の子どもたちへの初等教育の機会や教科書、文房具などの提供
  • 性的暴力の被害者など、心に傷を持つ人へのカウンセリングなど精神的サポート
UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)は、 難民の命を守り、保護する機関です。
ルワンダ難民を訪問する緒方元高等弁務官
ルワンダ難民を訪問する緒方元高等弁務官
UNHCRは、シリア・アフガニスタン・南スーダンなど世界中で家を追われた難民・国内避難民を支援・保護し、水や食料毛布などの物資の配布や、難民キャンプなど避難場所の提供、保護者を失った子供の心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。1991年から10年間、緒方貞子さんが日本人として初めてUNHCRのトップである国連難民高等弁務官を務めました。 
※紛争や迫害などのため命の危険があり、国外へ逃れた人を「難民」、国内で避難している人を「国内避難民」と呼びます。

あなたのご支援でできること

※1ドル=106円換算

毎月3,000円のご寄付

医薬品34人分

 

 

毎月5,000円のご寄付

メンタルケア17人分

 

 

毎月11,00円のご寄付

簡易浄水システムの設置3台

  • 当協会へのご寄付は、税控除(税制優遇)の対象になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
  • ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、そしてUNHCRの活動を報告させていただきます。
  • Webでご寄付いただく際の皆様の個人情報はSSL暗号化通信により守られております

*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。

皆様からのご寄付によって 多くの命が助かります。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
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