アフガニスタンでは情勢不安による貧困の拡大、地震、洪水や干ばつなどの自然災害、そしてウクライナでの戦争による物価高と不況のため、国連機関の発表によると国民の約半数に値する2920万人が人道支援を必要としており、15300万人が食料不安に苦しんでいます。人々は食料を買うことができずに、子どもを働かせたり結婚させざるを得ない事例も多数報告されています。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、アフガニスタンの人々の命を守るため、パートナー団体と共に救援物資を届けるなど多岐にわたる支援に尽力しています。

そして2023年10月、アフガニスタン西部のヘラート地域にて、大規模な地震が発生。さらに多くの人々が避難を強いられています。

前例のない人道危機に多くのアフガニスタンの人々が苦しみ、人道支援を必要としています。

2023年10月、アフガニスタン西部ヘラート地域にて大規模な地震発生
UNHCRは緊急支援を実施しています

被災者にテント等の救援物資を配布するUNHCR職員

2023年10月7日、アフガニスタン西部のヘラート地域でマグニチュード6.3の大規模な地震が発生。11日、15日にも余震が発生しており、17万5000人以上が被災、約1万世帯が全壊、2万430世帯が深刻な被害を受けた他、学校や保健施設、水道といったインフラも破壊される等、現地は壊滅的な状況となっています。
UNHCRは他国連機関やパートナー団体と連携して約2000世帯のニーズに応え、11月17日現在、被災地に緊急用シェルター1921張、毛布1万8656枚、給水容器1万616個、調理用器具5138セット、ビニールシート1万603枚、石けん2万5886個、生理用ナプキン9962枚、ソーラーランプ1万点以上等を提供し、現地で救援活動を実施しています。 また、約1万人に心理社会的カウンセリングも行いました。

アフガニスタンでは前年2022年6月にも南東部で大規模な地震が発生しており、UNHCRは被災者の命と生活を守るための救援活動を展開しました。UNHCRは現場において被災状況や必要な人道支援をさらに調査。被災者のニーズに応え、救援活動を継続しています。

動画:被災地ヘラートからのレポート

アフガニスタンの人道危機
改めて、知ってください ― アフガニスタンが置かれた厳しい状況を

約530万人が、難民・庇護希望者に
長期に渡る情勢不安等により数百万人が国外へ避難

約325万人が、国内避難民に
紛争によって多くの人々が避難を強いられました

約63万1000人が強制送還
隣国パキスタン、イランから強制送還されたアフガン人

※2023年12月現在

「アフガニスタンの人々は、今」

ビニール袋を売って歩く兄妹 強制結婚と夫の死、身に迫る危険 迫る飢餓 ― 増える栄養不良の赤ちゃん 助けられなかった命 破壊された故郷へ戻って 「障がい者は学校に通えない」と言われて

「どうやったら人々が死なずにすむのか」を毎日考えながら活動しています

UNHCRアフガニスタン・カブール事務所 保護官 宮内博史

宮内UNHCR職員
カブールにて任務にあたる宮内職員

昨年8月15日、タリバンがカブールに入った日、私は現地にいました。強い不安と緊張が走ったこと、そしてその時の同僚たちの表情が忘れられません。事務所で同僚に別れを告げた際、「もう会えないのでは」という思いがよぎり、一人ひとりと熱い握手を交わしました。しばらくしてから私は一時退避をしましたが、多くの人々が空港に詰めかけ、見つめる中、国連車両で空港内に入っていたときのことを昨日のように鮮明に思い出します。早く現場に戻って貢献したいと思っていた私は、9月にカブールに戻りました。同僚たちと再会した時には、「よく生きていてくれた」と感極まり、思わず抱きついたことを覚えています。

UNHCRは現在、アフガニスタンの34州すべてにアクセスでき、特に国内避難民や帰還民の多い55の地域を強化地域として支援を拡大し、緊急時の短期的な支援から人々が生活を再建するための支援まで行っています。

過酷な自然環境の中、家族や人々との絆を大事にしつつ、豊かな文化を築いてきたアフガニスタン人には日本人と共通する点が多いと感じます。辛抱強く、物腰が柔らかで、いつも最大限のもてなしをしてくれる彼らの温かさとやさしさに日々救われています。彼らはとにかく「レジリエント」(立ち直る強さを持つこと)です。

カブール川岸の様子
カブール川岸で、売るためのビニール袋を拾う子どもたち。今400万人以上の子どもが学校に通っていない

しかし今、そんなアフガニスタンの人々はかつてないほど追い詰められています。オフィスを出れば、いたるところでゴミを集めている子どもたちを目にします。先日車で市内を移動した際には、道路のハンプ(減速させるための突起物)のそばに幼い子どもを連れ赤ん坊を抱いた夫婦が、減速する車一台一台に物乞いをしている姿がありました。このような深刻なニーズを抱える人々が莫大に増えた状況を前に、「どうやったら人々が死なずにすむのか」「どうやったら生存できるのか」を毎日考えながら活動しています。今はまず「生存する」ための支援が急務なのです。

今、アフガニスタンの人々の生存そのものが危ぶまれている非常事態です。どうかお力をお貸しいただき、UNHCRと一緒にかけがえのない命をお守りくださいますよう、心よりお願い申し上げます。

アフガニスタンの人々の命を守るため、UNHCRは多岐にわたる支援活動を行っています

アフガニスタンの少女たち
  • 救援物資の提供:危機に直面した際に不可欠な毛布やマットレス、シェルターや給水容器、栄養補助食品など、命を守る様々な救援物資を届けています
  • 現金給付支援:食料や子どものミルク、医療費、家賃の支払いなど、個人の様々な特定のニーズに優先的に対応できる現金給付支援 を実施しています
  • 教育支援:学校の建設や文房具の購入費の給付などを通じて、子どもたちの教育環境改善や、女の子の教育へのアクセス改善に尽力しています
  • 保健・衛生:人々が安全な水を確保できるよう水道設備などのインフラ整備を行い、また病気になった際に必要な保健サービスを提供しています
UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)は、 難民の命を守り、保護する機関です。
緒方貞子さんとルワンダ難民
ルワンダ難民を訪問する緒方元高等弁務官
UNHCRは、シリア・アフガニスタン・ウクライナなど世界中で家を追われた難民・国内避難民を支援・保護し、水や食料、毛布などの物資の配布や、難民キャンプなど避難場所の提供、保護者を失った子どもの心のケアなど、最前線で援助活動に尽力しています。1991年から10年間、緒方貞子さんが日本人として初めてUNHCRのトップである国連難民高等弁務官を務めました。 
※紛争や迫害などのため命の危険があり、国外へ逃れた人を「難民」、国内で避難している人を「国内避難民」と呼びます。

何もかもが、足りない。あなたのご寄付で、以下のような支援を届けることができます 厳しい気候と危険から命を守る家族用テント 貧困に苦しむ家族への現金給付 暗闇を照らすソーラーランプ 戦闘や迫害等による被害者の心のケア 新型コロナ予防のための衛生キット 教育を受けていない子どもの支援

あなたのご寄付が、アフガニスタンの人々の命を守ります

毎月1,500円のご寄付で
石けんや下着等、アフガニスタンの被災者の尊厳を守るセット 約6セット分
毎月3,000円のご寄付で
毛布や水汲み容器等、アフガニスタンの被災者の生活を守る救援物資 約2セット分
毎月5,500円のご寄付で
被災した家族を雨風から守る家族用テント 約1張分

※1年続けていただいた場合、1ドル=144円換算

  • 当協会へのご寄付は、寄付金控除(税制上の優遇措置)になります。お送りする領収証は確定申告にご利用いただけます。
  • ご支援者の皆様にはメールニュース、活動報告等を送らせていただき、難民支援の「今」、そしてUNHCRの活動を報告させていただきます。
  • Webでご寄付いただく際の皆様の個人情報はSSL暗号化通信により守られております

*皆様のご支援は、UNHCRが最も必要性が高いと判断する援助活動に充当させていただきます。

どうぞ、アフガニスタンの人々を
支えてください

栄養不良に苦しむ赤ちゃん。
路上で働き学校に通えずにいる子どもたち。
そして、家族の命をつなぐために、犠牲を惜しまず精一杯生きる人々。
どうぞUNHCRと一緒に、彼らの命と希望を守ってください。

皆様からのご寄付によって 多くの命が助かります。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
水・食糧の供給から住居、医療、教育まで、長期的に難民を 支えるには、毎月のご支援が欠かせません。ぜひ、ご検討ください。
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